前回までのあらすじ
巻原を倒せたら桑原を返すと言い、蔵馬達の思惑も室田の’’盗聴’’で読まれており、蔵馬が対します
巻原を瞬殺しますが、彼が実は戸愚呂(兄)だと見抜いており、巻原に食われ逆に乗っ取ってしまったのです。蔵馬はケムリを充満させ邪念樹で「エサ」に幻覚を見せ(兄)を捕らえ、永遠にオレの幻影と戦い続けろ、「死」すら値しないと蔵馬が言ってのけます…

仙水は七つの多重人格者
約束通り桑原は解放されますが、裏男の巨大な口に引き込まれ幽助は仙水と対峙、他の4人は亜空間に引き込まれ樹は仙水との経緯を語り2人を見守る気です。霊界探偵同士の悲哀を語り幽助は殴り臨戦態勢です。幽助が勝てない理由その1:攻撃がなんとなく読めると言い、事実内臓殺しでも生きています
無数の球を烈蹴紫炎弾で蹴り飛ばし散弾で避けるのは難しく併せて蹴りをモロに食らいます。理由その2:多角的な攻撃にひどく弱いとし、一対一に慣れ過ぎてる幽助との違いを語り、その3:霊力値の差だ、10倍の開きがあると畳み掛けます
避けられないならガマンするだけと切り替えの早い幽助らしい戦法からラッシュで、更に何故か泳ぎ(笑)次の行動は読めまいと凄みます。これはブラフで鉄拳攻撃で濡れたTシャツを仙水の腕に巻きつけ更にラッシュ、形勢大逆転です!しかし仕込み銃を腹に撃たれ気功銃を使えるのは「カズヤ」の人格です
仙水には七人の別人格が住んでおり、その4:「カズヤ」が出て来たからだと全身撃ちまくり、トドメというところでコエンマが現れます
霊界に存在する防御系呪文の最大最強=魔封環
幽助は最後っ屁の特大霊丸を放つ気で、気付いた仙水が蹴り飛ばします。コエンマは忍と話したいとし、手遅れだ、穴は安定期を越えたと言われコエンマはおしゃぶりを取りそれは魔封環で強力な結界を張る事が出来ると諭すとゲーム続行だと銃を向けるので幽助は魔封環を横取りしキレています
幽助はラッシュで攻め立て一番強い奴出しやがれと凄み、ついに忍が現れ主人格で圧倒的強さです。黄金に包まれた忍は聖光気で幻海すら持ち得なかった究極の闘気です。幽助を痛めつけ魔封環を奪おうとすると幽助は巧みに盗り返します。限界が近い幽助はあとちょっとで何か掴めそうだとコエンマを制します
飛影は凄い汗で忍の気はS級クラスだと慄き、蔵馬も同調します。全力で暴れてみろと煽る幽助にそれは傲慢だと魔封環を奪う忍、コエンマは好都合だと発動し一緒に魔界ヘ行こうと霊界に存在する防御系呪文の最大最強に位置します。ぼたんは地震を合図にエンマ大王の元へ向かい、幻海は幽助達が気がかりです
それでも忍は霊界の技に共鳴こそすれ封じる事等出来ないと不死身で、諦めかけたコエンマを幽助が諭し、蔵馬は桑原が戸愚呂の時にやった事を今度は幽助が…と彼は皆に託す気です
人間界の危機レベルがAⅡ、舞台は霊界へ
幽助の覚悟を悟った3人は幽助の傍に行かせてくれと樹に請い、桑原達が次元を切り裂き洞窟に出て来るとマンションの温子はプーちゃんが動かないと嘆き、幽助は心臓を貫かれ倒れます!本当のフィナーレはこれからだと第一の扉から妖怪が溢れ、3人が飛び出し邪王炎殺黒龍波で妖怪は消し飛びます
亜空間(人間界と魔界のはざま)で仙水が結界を越えており、聖光気のせいです。この結界を切る事が出来るのは次元刀だけで、桑原は切り浦飯への土産にてめェの腕一本くらいは持って行くと凄みます。霊界ではエンマ大王が特別特防隊の出動を要請し、人間界の危機レベルがAⅡに達します
魔界に行き着いた3人は愚者の森近くで蔵馬は浮葉科の魔界植物で飛び、仙水は勝負を断首台の丘とします。仙水は気鋼闘衣で明らかにレベルが違い、飛影は黒龍波二発目と後先考えていません。樹霊妖斬剣に次元刀と畳み掛けますが烈波風陣拳で蔵馬がやられます
飛影の邪王炎殺剣も効かず、ハンパに強いと無残だ、無意識でも防ごうとする、気の毒だが楽には死ねないよと仙水余裕です。プーちゃんは光り飛んでいきコエンマは幽助の霊体が上がって来ない事を不審がります。霊界特防隊が現れ、幽助を抹消しようとします
魔族の子孫で「魔族大隔世」だと悟ったコエンマはこの状況で桑原達を仙水諸共魔界に置き去り一度蘇らせた幽助を抹殺する等許せんと怒りますが、隊長が制し覚醒が始まる…と撃つと霊界獣が現れ、プーちゃんに包まれ生まれ変わった幽助は全て悟り魔王だと凄みます
ところが幽助は生き返ろうが生まれ変わろうが他の何でもねェと正気で、プーに乗りコエンマと共に霊界に急ぐところでこの巻は終わります
まとめ
仙水は多重人格者で中でも「カズヤ」時は圧倒的強さと無慈悲さを誇りあの幽助も敵いません。読めない幽助のブラフで鉄拳攻撃で濡れたTシャツを仙水の腕に巻きつけ更にラッシュには驚きましたが逆に主人格:忍で圧倒され、コエンマが対抗し霊界に存在する防御系呪文の最大最強=魔封環で対します
それでも仙水は不死身で第一の扉の穴が開き妖怪が出入りし、飛影の邪王炎殺黒龍波で消し炭にし、桑原の次元刀で結界を破り霊界入りします。幽助は死んだと思われましたが実は生きており、魔族の子孫で「魔族大隔世」だとしますが、本人は至って通常営業です(笑)
今までも幽助の稀有な才能が描かれて来ましたので、ここに来て例え魔族の子孫であっても何ら不思議はなく、魔界に入った3人を救うべく復活した幽助がプーに乗りコエンマと共に魔界へ乗り込む姿が鮮烈です…やはり幽☆遊☆白書は4人揃わないと始まりませんね!17巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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