前回までのあらすじ
魔族の子孫で「魔族大隔世」だと悟ったコエンマはこの状況で桑原達を仙水諸共魔界に置き去り一度蘇らせた幽助を抹殺する等許せんと怒りますが、隊長が制し覚醒が始まる…と撃つと霊界獣が現れ、プーちゃんに包まれ生まれ変わった幽助は全て悟り魔王だと凄みます
ところが幽助は生き返ろうが生まれ変わろうが他の何でもねェと正気で、プーに乗りコエンマと共に霊界に急ぎます…

幽助VS仙水=S級クラスの闘い
特防隊が封鎖を怠らない中幽助達が侵入して来て、浦飯はS級妖怪の子孫で仙水も⁉と取り乱す隊員を隊長が喝を入れ48時間で穴を完全封鎖するとします。ボロボロの3人の元に幽助達が現れ、心臓は止まってるが「核」が働いてるのです。コエンマは浦飯が戻った事で3人に力が戻ったと感じます
幽助は単身仙水と異次元の攻防となり渾身の霊丸はハズレますが気鋼闘衣を貫く程です。あと一発の中仙水は闘衣をほどき攻撃主体に切り替え、際の際のやり合いの末場所を変えコエンマ達は近づけずこれがS級クラスの闘いです。幽助がまだ上手く力を使いこなせない点を差し引いてもまだ少し仙水が上です
すると幽助は覚醒し先祖の闘神のようで完全に圧倒し、ぶん投げ霊丸を放つと仙水避けろォ‼とメチャクチャです。地平の果てまで跡が続いており、幽助はやり直しだ、撃った時はオレだけどオレじゃねーんだと仙水回復を願いますが、樹があと半月の命、そのまま死なせてやれとします
魔界に未練のある幽助、初代霊界探偵の元へ
幽助は無意識だったからノーカンにしたく無茶を言い、魔界の穴にこだわる仙水は魔界に来てみたかった、本当にそれだけだと目的は魔界で死ぬ事で幽助に感謝し次こそ魔族に生まれますようにと逝きます。樹は忍の遺言から魂は渡さないと2人で静かに時を過ごす、もう飽きたとまるで勝ち逃げで去ります
幽助は仙水戦で自身を操ったヤツを探しに行くと聞かず、コエンマが40時間やるから魔界に残るか人間界に戻るか決めよと諭すと幽助は即決で人間界に戻るとします。戻った幽助は特防隊を一喝し彼らは去り、この戦いは終わり羽霧はメシ食って学校に行くとそれぞれの明日です
決着がついて一週間、天沼は私立中学に入学→通常の学校生活を送り、神谷は顔を変え後能力を利用し「奇跡の手道場」を設立、羽霧は高校卒業後失踪、母への仕送りは5年程続きます。御手洗は志望校に合格し環境問題・国際ボランティアに従事します。仙水と樹はどうなったか誰も知りません
城戸達とも別れ、幽助は髪を切り体の妙な模様は寝て起きたら消えており、普通の生活に戻りますが本音は魔界に残るか迷っていたのです。退屈さを感じる幽助はコエンマに幻海を訪ねろと言われ、初代霊界探偵の真田黒呼の住所を渡されます。ガキ2人が待ち受け双龍砲というところで黒呼が現れます
夫は作家で占いもやり、迷ってる時は動かない事だ、危険はどこからか君に近づくとし、3つの影がピンポーンと言い当てます
3つ巴の魔界に降り立つ幽助
妖気を尾行ましたと言う3人は霊界がA級S級妖怪の人間界侵入を恐れ巨大な結界を張り、ならば妖力を抑えれば良いと有機装置で出入りしていました。幽助の「本当の父親」から戻って来て欲しいと頼まれた旨伝え、魔界には三者の力が拮抗し既に五百年、その均衡が崩れつつあり死の淵にいるのが「闘神」雷禅です
僧は本当に強い事を証明する為D級になっても能力はなくなってないと凄み、この木の葉が全て落ちるまでに勝負を決めると強気です。遅いものの魔界一柔軟な体であべこべにチェックメイトです。一緒に魔界に来るよう諭す僧に幽助は真相を突く図星で、国王と対立してる強い妖怪二匹について合点がいきます
結局国王がそいつらを嫌いだからという分かり易い理由で一週間後また会いに来ると去ります。黒呼は幽助に魔界に行った方がいい、最早力になれないとし、晶吾は血を伴った戦友との別れを言いそびれていたとし、事実2人の元にも来客があり言玉を預かります
蔵馬の言玉は黄泉から、飛影のは軀からで魔界の均衡が崩れようとしており引き抜きで、軀に会いに行くという飛影に蔵馬は生まれてなかったからその恐ろしさを知らないと感じます。幽助は事情を螢子に伝え黄昏、雪村食堂で3年したら戻って来ると約束し、結婚しようと節操ありません(笑)
幽助魔界出発当日の夜4人は幻海の寺に集まり、3人は強くなる為当然妖怪の所に行く気で桑原は骸工大付属高校を受ける気です。幽助は汗一つかいておらず国王の待つ塔の最上階に行き、当然ケンカになります。あと一年の命だと言われ今死ねと霊丸ですが雷禅は生きています
筋と度胸を気に入った雷禅は逃げ帰るのもここで修行するのも自由だとし、幽助になんで人間食うのやめたんだ?と問われオシメが取れたら教えてやると凄んだところでこの巻は終わります
まとめ
仙水との白熱の攻防=S級クラスの闘いは幽助の覚醒で別次元の強さとなり勝負ありです。ぶん投げ霊丸を放つと仙水避けろォ‼とメチャクチャで、この際誰かから話しかけられますが、後述する雷禅だったのです。結局仙水を樹に託し仙水編は終幕、それぞれの道が描かれます
DBもそうですが、大きな戦いの後は必ず次への伏線と更にスケールアップした内容が求められインフレが止まらず、富樫先生も大分消耗されたようです。事実幽☆遊☆白書は全19巻ですから、DB(全42巻)とはまた違った結末へと向かうのです…
魔界に未練のある幽助、3人は強さへの探求が抑えられず3つ巴の魔界に向かい対照的に桑原は骸工大付属高校を受けると現実的です。螢子にプロポーズした幽助は期限を決め雷禅の元へ向かい、生い先短いものの強い雷禅の元で修行する流れです。終わりも見えて来た中、新たな展開もあり目が離せない幽☆遊☆白書、18巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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