前回までのあらすじ
幽助魔界出発当日の夜4人は幻海の寺に集まり、3人は強くなる為当然妖怪の所に行く気で桑原は骸工大付属高校を受ける気です。幽助は汗一つかいておらず国王の待つ塔の最上階に行き、当然ケンカになります。あと一年の命だと言われ今死ねと霊丸ですが雷禅は生きています
筋と度胸を気に入った雷禅は逃げ帰るのもここで修行するのも自由だとし、幽助になんで人間食うのやめたんだ?と問われオシメが取れたら教えてやると凄みます…

それぞれの一年~飛影・蔵馬
<飛影>
忌み子として生まれ捨てられる夢を何度も見て飛影は軀の元修行し、雪菜から母の形見だと氷泪石を託されます。飛影の前に魔界整体師=時雨が現れ彼の邪眼の手術を施した者で、妹のいる氷河の国・母の形見の氷泪石が飛影の探し物で手術代は妹を見つけても名乗らない事でした
燐火円礫刀を持つ時雨、軀は彼が7対3で分があるとし、飛影は敢えて剣のみの勝負に臨みます。円礫刀をモロに受けた飛影は左手を捨て逆に時雨の左手を斬り捨てます!浅い勝ち上げに時雨は勝ったと腹を斬りますが飛影に頭を斬られ相打ちです。軀はお前の氷泪石だと褒美を取らせます
飛影が邪眼を手にする経緯が描かれ、瀕死の飛影は生きながらえこれより半年後雷禅の死が魔界中に知れ渡り飛影は軀の筆頭戦士の地位を固めるのです…
<蔵馬>
七月某日蔵馬の母が再婚し八月一杯かけて海外旅行をプレゼントした蔵馬は夏休みの間黄泉の参謀として戦列に加わります。三国の軍事力を数値化し雷禅は早くに死ぬと予期され、蔵馬はNo.2が半年以内に全て入れ替わると予想します。黄泉は組織のカギは副将が握るとは蔵馬の持論だなとします
黄泉は光りを奪った者を蔵馬に合わせ、主犯は実は蔵馬でした。かつて彼等は新興勢力の頭と副総長で袂を分かち蔵馬は人間界に消えたのです。両親の命を脅された蔵馬は黄泉に今のお前なりにオレを助けて欲しいと請われます。海藤に成績トップを譲った蔵馬は弟に乗り移った空から情報を聞き出します
半年以内に妖力値100000P以上の者を六人連れて来る計画で半分はクリアしています。幻海の元で修行しているのは酎達で宣言通り数値クリア、鯱は焦り蔵馬を襲いますが切り札は先に見せるな、見せるなら更に奥の手を持てと瞬殺し蔵馬は黄泉の軍事参謀総長となります…
雷禅の死
幽助は北神相手に圧倒し一年足らずで立場逆転、雷禅の元へ向かい極限の飢餓で我忘れて手加減なしでこの程度の力なのかよと失望します。幽助の母について語り、軀と黄泉を忠告し雷禅は逝き、幽助は黄泉の元へ向かいます。黄泉は相手の出方次第で処刑命令を出すと蔵馬を隣室に待機させます
移動要塞百足に乗る2人、幽助について語り進路を癌陀羅に変更します。幽助は黄泉と会い手土産の国宝石瑠璃丸を寄越し、ただのケンカしようぜ国なんか抜きでと持ち掛け、ひと悶着ありわずか半日で雷禅の死と軀・黄泉の国家解散の報せが魔界全土に知れ渡り、トーナメント開催が決定します
様々な思惑が入り乱れる中大会当日まであと93日、参加者人数は107名です。黄泉は子の修羅を妖力値500000P以上に育て上げる気です。幽助の元に雷禅のケンカ友達が大勢現れ手向をし死んだ事を後悔するくらい派手な大会にしようぜとし、黄泉も感化されます
魔界統一トーナメント開幕
魔界統一トーナメントは最終的に参加者数6272人にもなり、組み合わせ抽選はカードを使うくじ形式です。参加者を49人ずつのブロックに分けて予選をやり、本選には各ブロック一人だけしか進めません。軀・黄泉が相次いでカードを引く瞬間の魔界不死TVの視聴率は最高95%を越えます
同じブロックに黄泉と修羅がぶつかる波乱が起こり、抽選が終わると同時に辞退者も続出します。軀・黄泉・幽助・修羅・蔵馬・飛影・北神・奇淋等主だったものが割り振られ、一ブロック44名の出場者から最後の一人になるまで億年樹の上で戦い続けます
出場者の首にはリングがつけられこれを奪い合うのです。修羅の魔円咬を黄泉は魔古忌流煉破反衝壁で防ぎ修羅もギブアップ、34ブロックは黄泉に決定します。注目の選手は順当に勝ち上がり、106ブロック幽助の出番です。ラッシュで絶好調の幽助は全員場外で代表に決定します
本選出場128名が決まり主催者代表として幽助が挨拶、正直言って死人は出したくないとし、誰が勝ってもスッキリ出来る気がする、んじゃおっ始めよーぜと宣言するところでこの巻は終わります
まとめ
前半のそれぞれの一年では人気投票上位2人のエピソードが描かれ、これは完全な読者サービスですね。近巻が幽助中心の活躍が目立った為、人気キャラの個別エピソードでファンは歓喜した事でしょう。最近だとヒロアカもそうですが、主人公より他キャラが人気だとこのような配慮も必要です
3つ巴だった魔界も幽助の父=雷禅の死により均衡が破れ、王となった幽助はそれでも公平にトーナメントで決着をつけたいと漢気を見せ、同調者が多く実現に漕ぎつけます。今まで数々の死闘を演じて来た幽☆遊☆白書、次巻最終巻なのでいよいよフィナーレが近づきます
魔界一を決めるトーナメント、参加者の数も半端ないですが、主だった者が順当に勝ち進み今の所波乱は少ないです。主催者として幽助はあくまでフェアな試合にこだわり、これはDBにも通じるジャンプ漫画お約束の展開です。19巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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