前回のあらすじ
ジンは自分と一緒にいることで田中が危険にさらされることを恐れ、別れを切り出します。しかし田中はジンと一緒にいれることが幸せで、ジンは田中を守ると約束し、二人は抱き合い、至福の一夜を過ごします…
ジンが小葉の家に!?
高雅は小葉の記憶は一部消さず惨劇の件やプレイヤーの存在を知っておくことを望み、逆にそのことが小葉を追い詰めるとも感じています。小葉の笑顔に母と同じ影を感じます
ジンは田中に改めて家族になろうと言い、将来的なことを考え始めます。ジンは一旦別々に住み、ごたごたが片付いたら一緒に住もうと言い、田中と別れます(田中の名前が花子と判明します)
唐突にジンが小葉の家に住むことになり、家の案内をするように言われた小葉は動揺します
花子にちゃんと家に帰ったか電話するジン、花子の母は一応心配していたと喚きますが、家出の間一度も携帯の着信はなかったのです。電話を終えるとやっと着替えをした小葉が現れ、ジンは日が暮れると笑います
花子は両親と話し合いますが、両親は世間体や形だけ花子の将来の心配をしており、花子はこのすれ違いに憤ります
ジンは小葉がどの程度まで事情を知っているか詮索した上で、何故この家に来たのか知りたがるので真実を話そうとしますが、高雅が無理を言ってそうしたと勘違いしているため、そうだと嘘を付き、高雅が命を救ってくれたのだから感謝しなければと諭します
3人組のメガネは講釈を垂れながら、新しい発明を高雅に見せます。今度はエアブースターといい、空気圧で人体を飛ばす装置なのです。仮想空間で早速飛行の練習をしますが、やはり訓練が必要です。早見は3人組の天才的な頭脳に舌を巻きつつ、いつまで高雅の正義ごっこに付き合えば良いかと思案します
アルファス・ZETをデザインした男
天プロ(アニメスタジオ)の木下というキャラデザイナーが出て来ます。8年続いたアルファスシリーズは終了するようです
木下は太陽テレビのプロデューサーと飲み会をします。そこでアルファスやZETのデザインを見せ、光鎧の指示で昔木下がデザインしていたことが判明します。プロデューサーが帰り、木下も帰ろうとすると男に銃で脅され、路地裏に連れて行かれます
男は裏返り醜い姿を晒し、陰禅という人物が木下にデザインの依頼をして来ます。当然木下は逃亡し、飛び降りますが、プレイヤーに捕まったところをアルファスに救われます
高雅はたまたまテスト飛行をしていた際、プレイヤーの存在の連絡を受け、現場に急行していたのです。木下を助けた高雅は木下を逃がしますが、G3の陰禅に襲われ気を失います。この模様は本来なら早見も観れているはずなのですが、高雅の無意識化の意志で映像化を遮断されてしまっています
病院にいる高雅は、早見に小言を言われつつも前を向きます。3人組は高雅との会話から、映像化されないのは高雅の心の闇・二郎事件の影響ではないかと感じます
高雅はコックがいるにもかかわらず料理を振る舞い、その腕にコックも舌を巻きます。家族を作るために金が必要なジンは職探しをしたいようです。そこに光鎧が現れ、物置の隠し部屋に案内されます。階段を下っていくと、以前の研究施設に通じる乗り物があります
ZET出生の秘密
研究施設に案内されたジンは中で黒服A・Bと芝木というジン出生に立ち会った元神崎の助手、そしてメイというアナザージェネレーションの女と出逢います。メイは身体が安定していなく、3時間おきに命の薬を飲まないとならないようです
エボルのカリスマにする為にZETに覚醒することが目的なのだろうとジンは言いますが、その方法を知っている芝木と意見が別れます。芝木はプレイヤー達が徐々に人間を排除していくと言い、灰谷等幹部クラスが計画を練っていると言います
17年前7月NETの研究を進めていた神崎博士はエラーからZETという生物を生み出します。話を聞いていたジンは察しが良く、メイが何か関係があると勘づきます
そこにメイド服姿の女(原田早苗)が現れます。ブレインスキャナーを開発した岸本博士の婚約者で、岸本姓になりたいようです。極秘プロジェクトに関わっていた早苗、光鎧は万が一に備えバックアップのために早苗に仕事をさせていました
ZETになる気満々だったジンは愛を覚え、慎重になっています。詳しい話を聞こうとジンは退室した芝木のところに向かいますが、芝木が部屋で首を括ってしまったところでこの巻は終わります
まとめ
ジンは守るべきものが見つかり、花子と家族として暮らすためにも一旦別れ、各々ごたごたを解決しておこうと提案します。花子は家出をしてきており、両親との仲も最悪です。ジンはZET覚醒という名目もあり、何と小葉の家に居候することになります
小葉は惨劇の記憶を消されずにいますが気丈に振舞っています。傷跡も事件を思い起こさせるでしょうが、今は何より想い人のジンが同居するということに心ときめいています。ジンは花子との三角関係も、あまり意識していないようです
この巻ではアルファスやZETのデザインをした木下、そして神崎博士の助手をしていた芝木という人物が出て来ます。ZET誕生のあらましや、プレイヤーとの関係性・そして殲滅のための光鎧の計画等徐々にではありますが明かされてきており、少しずつ伏線が回収されていきます
花子の存在が今まで無鉄砲だったジンを慎重にさせます。芝木に詳しい事情を聞こうとすると、その芝木は首を括ってしまうのです!気になる続きもコミックスで是非!!
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