「BLUE GIANT EXPLORER」3巻のジャズと宮本大の成長物語~サンフランシスコに移動→ジェイソンが専属エージェントに!?中国系ドラマー・アレックス、覚醒~

前回までのあらすじ

シェリルは全てを音楽に捧げているに、自身とはだいぶ違うのだと感じます。次の店ではオレは放漫で強欲で誰かの役に立ちたいと言います

シェリルとの別れを惜しみ、いつかまた会いたいと握手します…

ジェイソンがエージェントに!

吹き出しなしの回では、再びジェイソンがヒッチハイクしており、は乗せ、途中運転を代わりながら様々な音楽を流し心を通わせます。ジェイソンはポートランドでのライブの取り分が50ドルだと聞き、収支はマイナスではないかと嘆き、のエージェントになってやると言います

サンフランシスコに着いた二人は早速ジャズスポットに交渉に行きます。のやり方では承諾を得られないと悟ったジェイソンは、次の店の2店承諾を得られればステーキを奢れと言います。まずの実績を聞き出し、中の上くらいの店から攻めて行き、突破口を見出すと豪語します

ジェイソンは言葉巧みに交渉し、無名のプロジェクトだと嘘まで付き話をまとめます。ジェイソンがストイック過ぎると言い、自分の過去を誇っていけと勇気づけます。ジェイソンはライブ開始48時間前、からバンドメンバーの希望を聞き出しています

42時間前、メンバーは店が集め、は相変わらず練習を繰り返します。32時間前、メンバーとミーティングします。24時間前、はメンバーに6時間以上の厳しい音合わせの指揮をします。20時間前、ジェイソンは電話で店側にのライブのクオリティーを保証すると答えます

5時間半前、3分前、1分前とはある程度緊張しながらもシリアスに楽しみ、本番ではバンドで最高の音楽を届けます!ジェイソンは自身のライフスタイルと異なるを認め、成功を確信します。ジェイソンはエージェントとして暗躍し、はブッキングを任せ、心置きなくプレーに集中出来ます

中国系ドラマー・アレックス

次のライブでは中国系のドラマー・アレックスの事が気になる、何か怒っているかのようなプレーなのです。アレックスのヨーロッパでの活躍を知っており、がアメリカで成功するのは難しいだろうと言います。翌日アレックスを訪ね、アレックスは父の店のバックヤードで値札貼りを黙々とこなしています

一緒にチャイナタウンでランチをし、アレックスアメリカのジャズにはヒエラルキーがあり、アジア人は不利だと言います。は明後日のライブにも参加しろ、下手くそなんだからグダグダ言ってないで練習しろと発破を掛けます。その夜アレックスは必死に練習します

は言い過ぎたと感じつつ、人種等関係ない、技量が大事だと練習に励み、リハーサルでもアレックスに厳しく指摘します。ジェイソンはチケットの売れ行きが40%なので、アレックスの中華コミュニティを活用出来ないかと持ち掛けます。の必死さをひしひし感じたアレックスは友人に声を掛けます

アレックス、覚醒!

友人たちも現れ、それなりの集客となった会場、開演前地元紙からインタビューを依頼され、はこの無謀な挑戦を自身満々に語り、世界一になる過程だと言い切ります。ライブではアレックスは必死にプレーし、観客を魅了します。は各楽器の歴史を語り、各国で生まれた楽器の様にジャズにボーダーはなく、誰が演ってもジャズはジャズだと言います

アレックスは煽られ、ドラムソロを気張り、にも認められ涙します。ライブは盛況に終わり、アレックスはジャズがこんなにエモーショナルな音楽だったのか…と感じます。インタビュアーは再度に声を掛け、のこのスタイルを続けるべきではない、ベストなメンバーと継続的にライブをすべきだと言います

は持論を展開し、インタビュアーの言葉は課題として受け止めると答えます。ジェイソンもまだついてくるという事で、サンフランシスコを後にしようとすると、車の調子が悪くなり、ボンネットを開け話していると、人が集まって来て、親切に車を見てくれるのです!

迷い猫が車に入り込み、いつしか人だかりが出来る中、車も直り、お礼もいらないと知り、がアメリカという国の自由さ・寛大さに驚くところでこの巻は終わります

まとめ

再びヒッチハイクをしていたジェイソンを乗せて旅を続ける、サンフランシスコではジェイソンがエージェントとなり、店と巧みに交渉・話をまとめてくれます。は正攻法で下手な英語で今まで交渉して来ましたが、アメリカ人のジェイソンが間に入った事で、話が上手くまとまります

ライブも盛況に終わる中、中国系ドラマー・アレックスの怒ったようなプレーが気になったは、敢えてアレックスに吹っ掛け、煽り、彼の良さを引き出します。の勇名を知っていたアレックスはジャズのヒエラルキー気にしていましたが、の結局は技量次第だという言葉に感化され、練習に励みます

結果アレックスは実力以上のものを発揮出来、の凄まじさを実感します。インタビュアーはの挑戦に興味を持ちつつ、の実力が飛び抜けており、もっとレベルの高いメンバーで腰を据えてライブをしては?と話します。は今後の課題としてその事を胸に止めます

のアメリカでの冒険は続きます…4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

2023年2月17日~公開のBLUE GIANTのアニメ映画をご紹介します。映像化不可能と思われた内容を脚本:NUMBER8、監督:立川譲、音楽:上原ひろみという豪華布陣で制作、声優陣も豪華キャストです。是非ご覧頂きたい作品です

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