「BLUE GIANT EXPLORER」8巻のジャズと宮本大の成長物語~デレクの客演ソロで大、暴走!フロリダでスランプの大、天才アル中ベーシスト・ジョーに感化され…シェリルとデートも?~

前回までのあらすじ

は結婚話をしたアントニオが音大入学の期限が迫っている事を見抜いており、お前がいなくても勝てるが、お前とならもっと勝てるんだと言い、アントニオも受け入れます。アントニオが好みの店員にデートは諦めた、勉強頑張ってと告げます…

大にソロをやらせるって事は…

ピアノのデレク・マーティン中心のカルテットにがゲストミュージシャンとして招かれ、打ち合わせをし、は得意のソロの持ち時間の件で若干揉めます。お互いのプロモーションの意味でも、失敗は許されません。チケットはソールドアウト、客として来ていたアントニオはサインを求められます

洗練されたトップクラスの演奏に、真逆のスタイルのが合わせられるかゾッドは懸念します。流石のも敬意を表し自分を出し過ぎず合わせた演奏をしますが、ソロ後半でシャツのボタンを外すと暴走し、自我を開放します!予定の3倍は吹き、観客の反応は上々です

終演後デレクの仕打ちに怒り、2度と暴走するなと釘を刺し、アンコールで再びもステージに上がります。しかしはソロでまた暴走、デレクはキレますが、は「ジャズじゃないすか」と悪びれた様子もありません

ミッチ達とバスケをします。経験者のでしたがコテンパンにやられ、去り際カンパして買ったリードを渡され、は涙ぐみます

ニューオーリンズを発つためアントニオは先日の揉め事の仲裁をしてくれた店主に礼を言い、またスペシャルなピアニストだと言われます。メンバー各々この街で出逢った人達と別れを告げ、18回のライブと動画再生10万回の飛躍のきっかけを作ってくれたMr.ペイトンに礼を言います

Mr.ペイトンはジャズの起源からジャズは永遠に新しくなると断言し、達を送り出します。今度の舞台はフロリダで、マイアミ・タンバ・オーランドを周ります。マイアミのビーチで泳ぎに行くアントニオと対照的に、は暑い中練習と相変わらずです

天才アル中ベーシスト・ジョー

街に繰り出し、アントニオゾッドはドラムとカジノのバランスが良い中、はサックス一筋でストイック過ぎると話しますが、ゾッドを認めているようです。大金を払い川を船で進み、そこでもサックスを吹こうとするに、ゾッドは今を楽しめと諭します

フロリダのライブではは目一杯吹いても観客の反応が今一つです。アントニオはある程度ウケましたが、は全く受け入れられず、が周りが見えていないからだと酷評します。2回目のライブもイマイチのリアクションで、変わるチャンスだと新しいメンバーを入れようとゾッドは提案します

マイアミ在住のベーシスト(ジョー)はベースが身体の一部のようなプレーをすると言うのです。早速訪ねてみると、アル中で非常にだらしなく、ずっと酒を飲んでいます。こんな状態で組める訳ないと感じますが、音だけ聴いてみると、全てが心地良く聴こえる抜群のベースを弾くのです!

組む条件は「酒を飲むなと言うな」というジョーは自身と真逆のスタイルのジョーに惹かれます。酒禁止と決めていたバンドの約束を変えてまで組むべきか悩みますが、酒で音やリズムを外さない(後付けでステージを飛ばさない)という条件付きで一度ライブで合わせてみる事にします

ジョーとの初ライブ当日、唐突にオレゴンで会ったシェリルから電話が掛かって来ます!の活躍を知り、フロリダまで行くので会わないかと言われ、いつものだとそんな事している場合ではないと断るところですが、思い直し保留にします

大分酒は入っているジョーですが、は背中を押されるような分厚いグルーブに圧倒されます。のソロではベースに誘導される中、振りほどいて逃げ切ります。逆にジョーのソロでは圧巻の演奏を見せ、本当にいるんだな、天才ってやつが…と感じます

シェリルとの再会

ライブは成功し、フロリダに来て初めて喝采を浴びます。ジョーは「客が無意識に欲しがっている音」を届けられたらベストだと言います。は今まで真っ直ぐに、ひた向きにサックスに没頭して進んで来ましたが、ここが転機なのかもしれないとシェリルに会おうと連絡します

シェリルは飛行機の中での事を想います。は容姿をビシっと決め、珍しくサックスをアントニオに預け車で出掛けます。シェリルと再会したは、経験も少ない中デートを企画、なりに頑張ります

は正直に今悩んでいると告げ、ベーシスト加入でどう変化が起こるか…と相談します。天才に嫉妬し、変化より足す事にしたと言いますが、シェリルの変化を敏感に感じ取り、十分変わっていると言います

はメンバー3人の部屋にサックスを取りに戻り、夜中だけど音を聴かせたい人がいると再度出掛けるところでこの巻は終わります

まとめ

今巻ではあのの転機となる2人の人物が登場します

まずはフロリダで出逢った天才アル中ベーシスト・ジョーです。ストイックで真面目なにとって大酒飲みのジョーは丸っきり真逆のスタイルですが、あのが嫉妬する程の天才的なベーシストなのです!バンドの約束事として禁酒を決めていたも、考えを改めざるを得ません

は努力型の天才ですが、天性の生まれ持った才能を持つジョーの加入がバンドに劇的な変化をもたらし、ライブは成功に終わります

そんな中唐突に以前知り合ったシェリルから連絡があり、いつものなら断っていたでしょうが、思い直し会う事にします。は無意識に自身が変わるべきだと感じ、特に女性と関わる事で自身の殻を破ろうとしています…今までほとんど浮いた話のなかったですから、この変化が良い方に転ぶ事を祈りたいですね

転機が訪れた、9巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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