前回までのあらすじ
タケミチはもうマイキーは別人だが、マイキーに勝ちたい、絶対勝って負けたまま終わらせない、’’オレたち’’のリベンジだと宣言します…
最終決戦勃発!
マイキーはじめ関東卍會の下に東京卍會から宣戦布告があり、マイキーは決戦は9月9日、旧湾岸貨物操車場にてと決めます。タケミチはヒナタに会い、強がっていましたが、正直になれと言われ、怖い、死にたくねぇと屋上で叫びます
スッキリしたタケミチは心を決め、決戦の場へ赴きます。関東卍會500人対東京卍會50人、圧倒的不利ですが、各々が誰を相手するか決め、三途が罵ってくる中、タケミチは気丈に’’トーマン’’の名を継ぐと吠えます!線路を挟んで抗争が始まります
タケミチは先頭に立ち、いきなり鶴蝶に殴られますが、過去の弱かった自分と決別し、決意新たに渾身の反撃を鶴蝶に決めます。これで確実に士気は上がり、東京卍會が勢いづきます。隊長クラスが桁違いの強さを見せ、数に任せた関東卍會の連中も怖気づきます
そんなものかとマイキーは鶴蝶を奮い立たせ、鶴蝶は千冬達を吹っ飛ばし、タケミチを攻撃しますがタケミチはガードします。鶴蝶は幼い頃のタケミチの顔を思い出し、戻って来たなヒーロー!と煽ります
幹部クラスの善戦
タケミチの善戦に鼓舞され、アッくんが班目と、千冬がモッチーと対峙します。高みの見物を決め込むマイキーを引きずり降ろすと、凄む三ツ谷の前には灰谷兄弟が立ち塞がります。そこに八戒も合流、五分の状態となります
三ツ谷は昔灰谷兄弟に憧れていたと言い、挑発された八戒は上手く灰谷兄弟におびき出されます。派手に50人程伸した千咒の下には鉄パイプを持った三途が現れます
八戒は見事に罠にハマり、追いかけていた三ツ谷も隠されていた兵隊に囲まれ絶体絶命です。イヌピーはしつこくココを追い回しますが、そこにワカが立ち塞がります。三ツ谷は囲まれましたが兵隊をなぎ倒し、復活した八戒と共に灰谷兄弟を引きずり出します
八戒は灰谷兄弟のコンビネーションに危機感を感じ、そうさせないために二人を引き離します。三ツ谷は剛腕をかまし、蘭にタイマンの張り方教えてやると凄みます
均衡を破るのはどっちだ!?
ついには副総長・千冬がモッチーをブッ倒してしまいます!更に弐番隊コンビが灰谷兄弟を屠り、より士気が上がります。しかし数の上で不利な東京卍會は幹部が一人でも抜かれると一気に崩れ落ちるのです。河田兄弟・千咒・アッくんも負けられません
アッくんは班目の卑怯な手口に嫌気が刺し、モブと煽られる中クロスカウンターを決めます!これで幹部クラスは東京卍會が全勝です。しかしイヌピーの下にワカのみならずベンケイまで現れ、形勢逆転、更に三途の鉄パイプが千咒を直撃します
三途は口元に傷のついたあの日何があったのか何も分かっていないと千咒を見下します。イヌピーはワカとベンケイ相手に奮戦し、アンタらのど真ん中は初代黒龍だろ?2代目東京卍會は初代黒龍と同じ魂持ってんだよと凄みます。ココはイヌピーに加勢しようとして、赤音さんを選んだのだと躊躇します
マイキーは戦況を見定め、後を半間に託し、半間は勝鬨を上げていた三ツ谷達の前に君臨します。二人相手に善戦していたイヌピーは、敵方のココに助けを呼び、赤音の声を聞いたココも加勢して反撃します
高みの見物は楽しいかよ?とマイキーに引導を渡しに来たとパーちんが凄むところでこの巻は終わります
まとめ
物語も最終局面、東京卍會VS関東卍會の最終決戦がド派手に展開される今巻ですが、特に幹部クラスのタイマン描写がカッコよく、数の上での劣勢を東京卍會勢が善戦し均衡を破ります
各々の強さは関東卍會の方が上かもしれませんが、タケミチが陣頭指揮し、決して強くなかったあのタケミチの漢気に感化された東京卍會勢は勢いを増し、幹部クラスのタイマンで圧倒してしまいます。喧嘩は体格やパワー、技術が重要ですが、折れない心と気概が大事な事を思い知らされます
ただ10分の1という数の差は厳しく、幹部クラスが負けてしまうと一気に崩れる脆さもある東京卍會、番狂わせも多々ありましたが、底の見えない関東卍會相手にどこまで食らいつけるかが肝となりそうです
特に玉・マイキーが静観しており、終わり際パーちんが挑みますがまだ余力が残っているのは確かです。パーちんとのタイマン勝負にマイキーは重い腰を上げるのでしょうか?29巻に続きます…
おまけ
公式パロディギャグ漫画として東大リベンジャーズという作品があります。東京大学卒でフリーターの井丁ミチタケがタイムリープをして東大の頂点を目指すストーリーで、スピンオフ作品ではないのですが、楽しい内容となっていますので、是非ご覧下さい
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