「七つの大罪」22巻の数々の激戦と成長譚~初めから<十戒>二人の隙を伺っていたメリオダスの大攻勢…その殺気から全<十戒>が集結してしまい大波乱!ブリタニアの勢力図に異変~

前回までのあらすじ

ゴウセルは双弓ハーリット自動追尾モード’’大停電の矢ブラックアウト・アロー’’で対し、逆にエスカノールを貫きます。ジェリコエスカノールお前ゴウセルに対して示した「心」だ‼とし、’’心を弄んだ大罪をーその身を以て贖いなさい…‼’’という言葉と共に<十戒>側が瀕死状態になっています…

単身抗い続けるメリオダスの殺気に<十戒>全集結

完全に油断していた<十戒>に「始めようぜ 祭りの本番を」と目にも止まらぬ連撃で圧倒し、この機会チャンスを待っていたのです。メリオダスは仲間と祭りを楽しむ参加者として振る舞い、<十戒>を油断させました。ドロールは一対一では苦戦すると踏み、’’巨神の抱擁ギガント・エンブレス’’で参加者を人質にしてしまいます

メリオダスドロールの腕を斬り殴り倒しますが、グロキシニアが第五形態「神樹の鎧ユグドラ・アーマー」で逆転しようとすると、鎧は崩れ、黒い紋様の浮かんだメリオダスがお前らに勝機はないと凄みます。かつて魔神王を倒すため共に戦った三人が今や敵同士…運命の皮肉を嘆きつつ、そっちに行ったらお終いなんだよ‼とメリオダスが特攻します

グロキシニアは第一形態「霊槍バスキアス」でメリオダスを吹っ飛ばします。この異次元の戦いに他のメンバーはとても付け入る隙がありません。すると囚われている一行をギルフロストが瞬間移動させます。ドロールの回復をしようとするグロキシニアメリオダスを’’呪蔓樹ジュマンジュ’’で止めようとしてもメリオダスは止まりません

その拳はグロキシニアに届き、息の根を止めようとするとドロールは’’砕破ギガ・クラッシュ’’→’’落山ギガ・フォール’’の連撃で畳み掛けます。リオネス城に瞬間移動した一行、天変地異とも言える<十戒>の二人ですが、メリオダスにその上を行く戦慄の強さを感じます

’’神千斬り’’に’’重金属ヘビー・メタル’’で対し、’’生命いのちの雫’’で回復しようとしてもメリオダスは止まりません。’’大地の鎚頭ギガ・ビック’’も華麗にかわし、伝説の<十戒>二人を相手に一方を戦闘不能に追い込む事で互角以上に渡り合っています。殺気をまきすぎた事により、最悪の展開:<十戒>が集結しゼルドリスたちがメリオダスに迫ります

大逆転’’リベンジ・カウンター‘’すら止めるエスタロッサ

メリオダスは一閃しますがゼルドリスに腕ごと斬り取られてしまいます。メリオダスが反撃し、腕を修復しようとするのでゼルドリスが阻み、’’呪縛怨鎖じゅばくえんさ’’で絡めると、メリオダスは腕を再生して煙幕を放ち脱出したかに見えましたが、’’呪縛怨鎖じゅばくえんさ’’の呪いで逃げられません

デリエリの「連撃星コンボスター」は威力がどんどん上昇する超攻撃特化魔力で、54発もの攻撃に耐えたのは二人目だとモンスピートが掴むと「全反撃フルカウンター」は不可能だと’’獄炎鳥ごくえんちょう’’を放ちますが、メリオダスは剣を口で嚙み咥えモンスピートの首を斬ってしまいます

遠くから状況を見守る一行は何とか助けられないか思案しますが出て行っても無駄死にするだけです。満身創痍のメリオダスドレファスフラウドリンに語り掛け、ドレファスは一瞬心揺らぎますが’’天漢破獄刃てんかんはごくじん’’、更にグロキシニアの第一形態「霊槍バスキアス」の連撃でメリオダスはボロボロです

ゼルドリスはお前一人の裏切りが我ら魔神族を戦の敗者にしたてたと蔑むと、メリオダスはわざと一方的に押されたフリをして王都決戦時の30倍にも及ぶ’’リベンジ・カウンター’’を放とうとしますが、エスタロッサに片手で止められ、倒れたメリオダスを踏み絵にします

ブリタニアの勢力図に異変が…

<十戒>側はメリオダス一行の動向も筒抜けで、<十戒>の統率者だったお前が今度はいつ裏切るんだと迫ります。メリオダスの裏切りで<十戒>二人が入れ替わり、魔神族と女神族の均衡は崩れー三千年前の戦争はお前が始めたと言うのです

’’招来魂しょうらいこん’’でメリオダスの魂が抜かれる隙にバンは’’絶気配ゼロサイン’’で近づき首をへし折り、’’獲物狩りフォックスハント’’でメラスキュラを屠ります。エスタロッサメリオダスの心臓を一串にし、’’反逆剣リベリオン’’から上位魔神族には心臓が七つあると潰そうとするので、バンが’’狩りの祭典ハンターフェス’’で止めますがエスタロッサは止まらず、バンもろとも消し炭にします

事が終わった後、エリザベスはあの場所へ転移してと願い、串刺しにされたメリオダスを抱きしめ泣き叫びます

<七つの大罪>メリオダスの敗北から一カ月、<十戒>の侵攻は続き、ブリタニアの勢力図は暗黒の波に浸食されつつあります。人々は生贄として魔神族に魂を食され、<不気味な牙ウィアード・ファング>の二人もドレファスと勘違いしフラウドリンに魂を食われます

キャメロットよりやや南西の地ではアーサーたちが抗っています。ななし・・・の活躍もあり、キャスがいる限りお前は死なないと言われアーサーは奮闘します。白夢の森南東側ではある男が彷徨い黒い影ホークママに死を覚悟し、気づくとそこは移動酒場でエリザベス給仕ウェイトレスしているところでこの巻は終わります

まとめ

メリオダスの意図は初めから<十戒>の隙を伺い、エスカノールの機転から一挙攻勢を仕掛け、その強さは際立ち<十戒>の二人を追い詰めます。ところが殺気をまきすぎたことにより他の<十戒>全集結という最悪の状況を作り出してしまいます

どんなに強くても単身のメリオダスには限界があり、起死回生に見えた’’リベンジ・カウンター’’もエスタロッサに軽く止められ、上位魔神族には心臓が七つあると全て貫かれてしまいます…その昔仲間同士だった<十戒>を裏切ったメリオダス三千年前の戦争はお前が始めた事だと言われてしまいます

<十戒>に続き<七つの大罪>まで失ってしまったかに見えたメリオダスエリザベスに抱きかかえられながら、その生存は現時点では不明です。ブリタニアが<十戒>の脅威にさらされる中、アーサーや移動酒場の存在が唯一の光です…23巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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