「ハイキュー!!」17巻の数々の熱戦と成長譚~因縁の城西撃破で烏野・念願の決勝進出!王者:白鳥沢の皇帝・牛島の異次元の力で烏野絶望…西谷、牛島の’’左’’に苦戦も光明あり!?~

前回までのあらすじ

22-23の場面で及川の鬼サーブとピンチです。無情にも誰も触れず、城西マッチポイントとなり烏野はTOタイムアウトを取ります

澤村は根性でレシーブを上げ、が加点し及川のサーブを切ります。際の際でローテの関係で頼みの西谷日向、サーブの月島菅原と入れ替わります…

烏野、ついに城西撃破!

全員物凄いプレッシャーを感じながら、菅原岩泉にサーブを拾わせ牽制、及川京谷を使い影山ブロックに日向が勢い良く重なり、日向の手に当たり何とか追いつきます。菅原の狡猾なサーブから更に根性のレシーブで上げ、影山の意表を突くツーで逆にマッチポイントとします

流石に城西は2回目のTOタイムアウトを使わざるを得ず、及川才能開花のチャンスが無いと思ったら多分一生無いんだと変化を見せます。田中根性の顔面トスから菅原同時多発位置差シンクロ攻撃となり、渾身の一打を花巻が拾い、及川がコート外からタイミングの早い超ロングセットアップです

岩泉のドンピシャのアタックは澤村が肩で上げ、田中がミラクルレシーブ、が強引にスパイクし、レシーブはネットに跳ね返ります。京谷が意地で上げ、影山のアタックはブロックされますが、菅原が顔面で上げ、影山最強の武器・日向の速攻で勝負です

日向は3枚ブロックに対し、瞬時に隙間と及川のラインを読み取り強打、及川のレシーブは逸れ加点、26‐24としセットカウント2‐1で烏野決勝進出です。最後の3枚ブロックを敢えて日向の手でぶち破らせる事がベストだと影山が選びます…及川日向がどこに打って来るか読んでいたようですが、軌道が変わったのです

牛島率いる最強:白鳥沢

これで1勝1敗だ、チョーシ乗んじゃねーぞと及川影山に言い、監督は城西メンバーを労います。城西メンバーは応援席に礼を言います。牛島及川に白鳥沢に入るべきだった、俺の居る場所チームが最強の場所チームだろと語り、逆に及川取るに足らない・・・・・・・このプライド、絶対に覚えておけよと返します

日向は思い出し怒り、コンクリート育ちの力見せてやると気張り、春高決勝は烏野VS白鳥沢です。2連戦でぐったりとバスに揺れる中、烏養武田の功績音駒との繋がりを取り戻した事を讃えます。澤村は夢で1年時の事を振り返ります。実質的指導者がいない中練習に励みますが、IHインターハイ予選は2回戦敗退し、3年生は引退します

この象徴的な夢を見た澤村は学校に着くと狙うは全国大会優勝・・・・・・だと宣言、皆同調します。烏養完成された城西に対し県内で最も未完成なチームが白鳥沢だと評します。10月27日決勝戦当日、道宮はなけなしの勇気で澤村にお守りを渡せます。日向も中学のチームメイトが激励に来ます

烏野ありったけの応援団を擁しますが、白鳥沢の圧倒的な応援には霞ます。皇帝:牛島登場で、烏養烏野が’’かけ算’’なら白鳥沢は’’足し算’’で、牛島にトスを集めるのが一番点が獲れるからというシンプルなものだと語ります。一本の最強の矛でただ単純にブッ壊すのが白鳥沢なのです

鬼神が如し牛島の脅威

コート練習から圧倒される中、逆に日向‐影山超速攻真下打ちを決め雰囲気が変わり、試合開始です。白鳥沢陣営のやり取りも見られ、両チームスターティング選手プレイヤーの紹介、烏野初めてのセンターコートで5セットマッチです。ローテも牛島対策で前衛は高身長で揃えます

澤村は攻めたサーブですが五色は良く見てアウトです。更にお見合いで0‐2、そして牛島のスパイクを捉えた西谷も弾かれ、左利きの為回転が異なり、西谷は3本下さい、必ず慣れてみせると自信気です。牛島は’’オポジットセッターの対角’’で常に攻撃できる体制で備えており、所謂’’スーパーエース’’です

’’左’’搭載の上更に火力は最強クラスで3‐8でテクニカルTO8・16点になった時入るを迎えます。烏養は策としてトータルディフェンスで西谷リベロのところに打たせる腹積もりです。案の定西谷はレシーブしますがあの威力をなすのは容易ではないのです。牛島は圧倒的な存在感で5‐13とします

牛島を警戒すると他も空き自在です。月島の兄は月島がガッカリするくらい冷静だと評し、事実牛島のブロックを掠めますがワンタッチです。テクニカルTOタイムアウト月島は指の治療をし、烏野は態勢を整えようとしますが、今度は牛島の鬼サーブと正に鬼神が如しで10点差です

このセット勝利は絶望的な中、西谷は自身に呼び込み、あの鬼サーブをついに上手くレシーブするところでこの巻は終わります

まとめ

因縁の城西戦は非常に競った試合となりましたが、執念が実り烏野の勝利で決勝進出となります。IHインターハイ予選で苦渋を舐めた烏野は遂にリベンジを決め、大王:及川も散ります。IHインターハイ決勝のリベンジを喫していた及川は白鳥沢戦は叶わず、牛島と両雄で牽制し合う姿は正に宮城の2大巨人です

今巻でついに正体を現した化け物:牛島は非常にシンプルな攻撃ながら左利きという利点も活かし異次元のスパイク・サーブを連発、烏野はかつてない恐怖に陥ります。ここまで分かり易い強敵に、どう抗おうとも潰される恐怖感は独特かつ絶望的です

唯一の救いはあの西谷が宣言通り3本目で上手くレシーブを上げた事くらいです。牛島のスパイクが現状止められない以上、コースを絞り西谷のレシーブに賭けるしかないのですが、烏野唯一の高身長:月島の挽回はあるのでしょうか?この圧倒的絶望感の中、18巻に続きます…

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