『進撃の巨人』9巻レビュー|獣の巨人登場!そして秘密を抱えるエレンの同期たち

「進撃の巨人」9巻のレビューに入っていきます

進撃の巨人 9巻

ウォール・ローゼ内地にて巨人が大発生しサシャ、コニーらがいる調査兵団が危機に陥ります

これまでのあらすじ

ストヘス区にて女型の巨人を討ち取ることができましたが、女型の巨人の正体であるアニ・レオンハートクリスタルのような物質に内包され何も情報を得ることができません

そして女型の巨人により崩れた壁から巨人が中にいることが分かります
そしてウォール・ローゼ内地にて巨人が大発生したという報がもたらされました

9巻の展開

女型の巨人を倒した調査兵団ですが今度は獣の巨人が立ちはだかります

そして巨人が暴れたのに人が食われた跡がない村

身動きができないのに家の中にいる巨人

見つからない巨人が侵入してきた壁の穴

などなどさらに巨人の謎が深まります

獣の巨人の登場

今回は獣の巨人が新たに登場しました

顔と胴体、手足以外は体毛に覆われた巨人で馬を人めがけて投げつける器用さがあります

さらに他の巨人に命令をして操ることもできました

さらに人語を話し立体機動装置を持ち帰る知性もあるため、間違いなく人間が変身しているのでしょう

一体誰がその正体なのかは今回は明かされません

またアニのようにエレンが知っている誰かなのでしょうか・・・?

壁の秘密を話せる資格を持つ人物

壁の中に支柱として埋まっている巨人たち

そして女型の巨人の変身が溶けても消えない硬質化した巨人の皮膚

これらを合わせて考えると人類を守る壁は巨人たちの高質化した皮膚でできてることが分かります

もしエレンにそれができたらよりスムーズに壁を修復することができるようになるという希望が生まれました

そしてその秘密を知るウォール教の司祭ニックですが、リヴァイ班に同行して来ました

それは秘密を守るべきかどうか自分の目で確かめるためです

巨人の出現により難民化した人々を見てニックはひとつだけ話すことにします

それはその秘密を知り語ることができる資格を持つ人物が、調査兵団にいるということです

その人物とはエレンたちの同期の意外な人物でした
最後に


個人的に見て欲しいところは


コニーを心配するライナー


クリスタを気遣うユミル


サシャの親父が語る世界の繋がり


サシャの奮闘


コニーの帰郷


ユミルを疑うライナー


というところです

今回はエレンの同期のサシャのバックボーンが語られました

森の狩人としての暮らしにこだわるサシャと生き方を変えて外の人間とともに生きることにした彼女の父親

サシャの父親が語った世界の繋がりを受け入れることはおそらくはこの物語のキーになっているのでしょう

森を出て他者と向き合うことを恐れ、しかしそれを克服して戦うサシャはこの物語における一種の模範的な人間像なのかもしれません

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