前回までのあらすじ
第三試合は戸愚呂(兄)VS桑原で(兄)は’’試しの剣’’で斬られますがそれは生き人形の擬態です
桑原は後ろから貫かれここで初めて幻海が死んだ事を悟ります。人形劇で幻海の惨劇を見せる(兄)は悪趣味で、完全にキレた桑原には攻撃もヒフで止まっており、てめェは許さねェー!くたばりやがれァー‼と怒りの鉄拳を喰らわします…

第四試合が事実上の優勝決定戦に
桑原は剣から発する霊気を手裏剣のように飛ばし(兄)を分断しますが、修復されてしまいます。何をするか分からないからと桑原を地面に貼り付け、10カウント負けを期待するな、首を掻っ切って殺すと腕を刃にします。ところが桑原は’’試しの剣’’を地中の遠隔操作し切り刻みカウント8で(兄)が逆にダウンです
桑原は’’試しの剣’’を巨大な団扇のように変形させ全部ぶっ潰すと粉微塵にし逆転勝利、2勝1敗です。桑原は幽助に幻海の死を黙ってた事を怒り、幽助は本音を吐露、桑原も納得し勝てよと託します。ここで左京がマイクを持ち第四試合を始める前にこの試合を事実上の優勝決定戦とし五試合目の分も含めて2勝とすると…
コエンマも同調し本部運営委員会が会議を行い、左京は自身の過去について語り(ここで石版から腕が出て来ます)、運営は意向を認め勝った方に2勝を与え同時にそのTが優勝と決まります。すると実は(兄)は生きており悪態をつきますが、(弟)に品性まで売った覚えはないと瞬殺され2人のタイマンです
戸愚呂はいきなり80%の凄まじい妖気で観客が溶け螢子達をぷーちゃんが’’壁’’で守ります。幽助は冷静で仕掛け、(弟)の剛腕をキックの反動を利用してピンチを脱します。(弟)はこの角度で攻撃するのはフェアじゃないとフェミニストぶりを見せ、お互いまだ底が知れません
戸愚呂(弟)の100%
いよいよ幽助が霊丸を放つか?と見せて限度は4発なので一発も外せない為慎重で、連撃が軽いと言う(弟)は石版を割り隠れ蓑を作ってやり、幽助は逆さからの霊丸がクリーンヒットです!(弟)は場外の外まで吹っ飛び闘場も跡形もなく、飛影曰く場外など無意味=倒すか倒されるかです
それでも(弟)は無傷で気を放出しただけで幽助の霊気のガードを突き破り、100%を出すまでもない、80%のままで十分だと強気です。幽助はリストバンドを外し実は呪霊錠でハンデをつけており、外すぜばーさんと開で解放、どちらもまだ温存していたのです
幽助はラッシュで素手で(弟)を吹っ飛ばし、拳の弾幕で反撃する間を全く与えませんが、(弟)と目が合っただけで殺される気がしたと寒気がします。(弟)は萎み100%は筋肉の超蠕動で醜く肥大化し、本性を現します。指弾の連打を防ぐだけで幽助は手一杯で、攻めた際左手を負傷します
ラストチャンスだと煽られ至近距離で霊丸ですが(弟)は喝の気合だけで揉み消し、幽助には危機感が足りないとします
幽助に本気を出させる為に桑原が犠牲に…
(弟)は幽助をパンチ一閃し自分が死なないとでも思ってるのか?と強気です。お前には今持てる力を最大限に使い尽くしオレと戦う義務があると完全な戦闘狂で、100%は酷く腹が減ると妖気で死んだ奴らの死体が吸い込まれ養分とし、逃げる観客を閉じ込め粉微塵にします
幽助は一緒にすんじゃねえとパンチもやはり憤怒かと(弟)は見切っており、拳を握られ殴打されます。以前のオレとは’’別物’’、お前の強さを引き出す為なら何でもすると螢子達をけん制です。キレた幽助も怒りだけでは不足だと(弟)は圧倒的です
するとぷーちゃんに幻海が乗り移り、非情にも幽助の本当の底力が見たいなら仲間を殺す事だと提案、これが幽助の首つっこんだ世界なんだよと諭し、ターゲットを桑原とし(弟)は幽助は無力だと沈めてから桑原の心臓を射抜き幽助は覚醒、寒気がする程で今までの気の比ではないのです
オレの境地まで来いと煽る(弟)に幽助は皆がいたからここまで来れたと凄み、その強さに憧れたものの(弟)が捨てた重みを理解しオレは捨てねー‼しがみついてでも守ると渾身の顔面パンチから霊丸で吹っ飛ばし、あんたの全てを壊してオレが勝つとします
いよいよお互い全力を出しての際の際の勝負となるところでこの巻は終わります
まとめ
割とあっさり桑原が勝ち意外でしたが、これは次の第四試合がメインイベントで優勝決定戦となる前振りだったのです。実は生きていた(兄)をも瞬殺する(弟)の異常さ・凶暴さが際立ち最早戦闘狂です。幽助も確実に腕が上がっていますが、この段階ではその潜在能力を発揮出来ていません
(弟)は幽助を本気にさせ自身も100%で完全な勝負をする為に非情にも幽助の身内を脅かす策に出ます。バトルものでは味方がやられ怒りから覚醒するパターンが常套句ですが、幽☆遊☆白書もその例に漏れず、桑原が犠牲になります…幽助との関係性や今までの立ち位置からこれは必然です
キャラ人気投票で上位2人を殺す訳にもいかなかったのでしょう。幻海も語っていた通り幽助の首つっこんだ世界は無情なもので、本気を出させる為には手段を選ばない展開は緊迫感漂います。今までの敵・味方主演が気張るラスト、果たしてどういった結末が待っているのでしょうか?13巻に続きます…
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