ためになる!「あかね噺」10巻の奥深い落語の世界~ちょう朝=天遊博徒で“陽”の芸とスター性抜群!らくご動物園で朱音=たぬ権大好評…阿良川新風会で”掘り起こし”のこぐま、爪痕残す~

  1. 前回までのあらすじ
  2. ちょう朝=天遊博徒で“陽”の芸
  3. らくご動物園と阿良川新風会
  4. 兄弟子・朱音の切磋琢磨で相乗効果
  5. まとめ
前回までのあらすじ

阿良川四天王からの推薦がネックで二ツ目昇進がムズい朱音、唯一の可能性は泰全朝がおは古いチラシに志ん太もおり今日のトリ=今昔亭ちょう朝しるべに成り得る男です。八正のキャリーバックから現れたちょう朝は人気者でみんな好きで集まってくるようなーと朱音は感じます

朱音挨拶すると察しのいいちょう朝はちょぼいちを提案、しかし時間が来て高座の後となりゴゾロの丁でデカく張り怒号みたいな歓声に手拍子で締め大人気、スター性があります。おっ父と真逆?と感じる朱音八正は君と同じタイプの落語家だよとちょう朝の高座が始まります…

ちょう朝=天遊博徒で“陽”の芸

ネット番組の麻雀企画で絶賛されたちょう朝八正はカラっと明るく歯切れのいい口跡にせっかちでのいい彼の”仁”=”言行一致”とし落語家なら誰もが羨む素養だと…演目は「看板のピン」でトリ向きじゃない軽い演目も彼の”悪癖”で出番前にサイコロでネタを決めていたのです!

少し凪いでいた空気が一変客は前のめりになりもはやこの寄席は巨大な賭場、ただ博打と違うのは彼の高座は外さないのです。天遊博徒で“陽”の芸で魅了しご祝儀沢山で弟子を打ち上げに連れて行きます。店の勘定全部ツケてくれと気前良く金なんて回してナンボだとカッコいいです

朝がおからしに勉強会を開きたいと昇進披露目に向け武者修行する気です。2人朱音・からしちょう朝に稽古つけて欲しいと請いガツガツしてるヤツは嫌いじゃない、俺の流儀で決めると”丁半”です。ぐりこ志ぐま上方大阪に修行に行くと話します

”丁半”は5回勝負でもっとも手札の多かった者が勝利、雲うん幸先良いです。2巡目も丁で全員外れ、朱音はここもパスです。4巡目で勝負に出た雲うん、半で外し沈黙していた朱音5巡目で動きます!全賭けで丁としからしも気付きコレは度胸試しのイカサマ博打で試していたのです

2人は認められ稽古つけて貰える事になりちょう朝誰か・・なしつけてくるわと意味深です

らくご動物園と阿良川新風会

ちょう朝は勉強会50人満員札止めを条件とし、朝がおのチラシには2人の名前付きです。通常前座が寄席で演れるのは前座噺のみですがこの会は大ネタ以外何を演ってもいいのでチャンスです。ところが宣伝にSNSでの告知はNGで客4人と寂しく、それでも2人はこの会場を札止めにすると気張ります

阿良川四天王の一角=泰全に取材したい樫尾、ここでちょう朝が現れ8年ぶりの再会です。保守派落語連盟革新派阿良川一門穏健派志ぐまで理念は正反対、両陣営の幹部クラスが顔を合わせる事も7~8年なかった事ですが泰全面会拒絶します!志の字志ん太んトコの嬢ちゃん朱音と会ったぜと言うと泰全ドアを開きます

ちょう朝は志の字の破門自分のせいだと思ってんのか?と泰の字泰全に吹っ掛けます。前座の会は宣伝NGで朱音志ぐまの心の褌締めて来いという言葉を思い出します。朱音の秘策は着ぐるみ=たぬごんでらくご動物園で身を削り、四人会とは大違いです

阿良川新風会は満員札止め・配信売上2000枚と好調、メディアの注目度も高くトリを巡り遊全荒れこぐまは静かです。開口一番ひかるより圧倒的にウケておりこぐまは乗らず根に持つタイプだと根暗から別人となりオンオフが極端です。誰も演目が分からず、現代の古典の演目は二百席程です

文献として残されている物は八百席を超え、こぐまは”掘り起こし”をし唯一無二の古典の語り手として主役の座を奪う気です

兄弟子・朱音の切磋琢磨で相乗効果

学問は演目が「擬宝珠ぎぼし」と気付き一剣は時が経てば常識は変わると淘汰された演目がこの時代にウケるとは限らないと手厳しいです。勉強熱心なこぐま志ん太に褒められ役に立つまで極めればいいと不器用です。大学にも居場所のなかったこぐまは落語に目覚め今があり積み重ねた知識が武器だと気張ります

遊全よりウケており、腰の据わった強者の目で学問は彼の調査・考察・実験・検証は最早研究の領域でその異才が花開く時と感じます。ひかる朱音に少し似ていると評し彼女のがむしゃらな様に感化されていたこぐま、新風会は盛況のうち幕を閉じ最も喝采を浴びたのはー?

喜福亭鶴花に師事する上方のぐりこ、”ハメモノ”を一から習い彼も朱音に感化されています。新風会から一か月、禄郎はらくご動物園を観に行きたぬ権大人気です(笑)若い層にウケが良く朱音の「狸札たぬきさつ」は女性の声がよく映えてガンガン覚えてネタ下ろししてます

よく”化ける”と評された朱音、兄弟子に刺激を受け禄郎朝がおの二ツ目披露目のブッキングを愁いあの香盤が実現すれば落語会の注目を一身に集める会になるとします。開口一番を誰に頼むか思案する朝がお、ここで単身赴任から東京に戻るちょう朝から電話がある所でこの巻は終わります

まとめ

ちょう朝の規格外のスター性に圧倒されましたが、落語家にはそれぞれ色があり個性豊かなそれが差別化を図り人気の違いに繋がる事が分かります。博打性のあるちょう朝に気に入られた朱音朝がおの勉強会に前座としてらくご動物園は可愛らしく彼女にピッタリです

前座はSNS禁止等昔ながらのしきたりもある中、朱音は今出来る事に一生懸命でそんな彼女に感化され兄弟子も頑張ります。上方に行ったぐりこも奮闘、こぐまは新風会で”掘り起こし”という自身の強みからここでも個性を発揮、爪痕を残します

阿良川四天王の一角=泰全も現れまだ見ぬ高座はともかく大物がゴロゴロいる中、志ん太がここでも影響している事が分かります。それだけ彼の破門は当時物議を醸したのかもしれません…単身赴任から東京に戻るちょう朝電話とはまた何か動きありそうです。11巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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