『プレイボール』5巻のあらすじとみどころ|新入生に加藤や島田ら墨谷二中の後輩、さらにはピッチャー松川を迎える

プレイボール5巻(集英社文庫)の表紙

東京の下町の家の光景とそのそばをランニングする墨谷高校ナインたちの姿が下にあり、上には谷口君が投球する姿が描かれています


目次

墨谷の和乱れる!の巻

フォークボールはいつ!?の巻

速球かねばりか!?の巻

アンダースロー攻略!の巻

1点でも返せ!の巻

執念対メンツ!の巻

がんばらなくっちゃ!の巻

集まれ後輩!の巻

硬球への恐怖!の巻

新人群台頭す!の巻


10話収録されています


プレイボール第5巻のあらすじ

プレイボール第5巻は墨高野球部が甲子園にもちょくちょく足を運ぶ強豪川北高と練習試合をするところから始まります

先攻の墨高は1回表の攻撃で二者連続三振の後に3番山口が打席に入りますが、山口も三振を喫してしまいます

1回裏の川北高の攻撃に対する先発は中山です

キャプテン谷口は中山に東実戦の時のようにインコース低めをついて引っかけさせる作戦でいきます

しかし川北打線にはこの作戦が全く通じずに1番から3番まで連打されます

そして4番打者を迎えてからは川北校をよく知っているキャッチャー倉橋のリードで中山が投げていきます

しかしそれでも連打を食らうのですが、谷口は倉橋のリードで投げるようになってから打球が詰まってきていると言います

中山は倉橋に「中山さんの遅い球では工夫のしようがない」と言われたことに腹を立て、投手は谷口に交代します

谷口も連打を食らうのですが、それは相手の川北の打力を考えて深めの守備位置を敷いていたためであり、定位置であればアウトにできる打球なのでした

それに気づいた倉橋は定位置の守備位置を指示して、川北の攻撃を抑えるのですが1回の裏に9点取られてしまいました

川北の先発小野田に対する2回表の墨高は倉橋がショートフライ、谷口がセカンドフライに打ち取られます

続く中山は谷口のアドバイスもあってアンダースロー小野田の球にくらいつきますが、三振にとられます

ただ川北のバッテリーは墨高が思ったよりやると警戒感を持つのでした

谷口は川北打線を0点に抑え、墨高打線は回を追うごとに川北をおびやかすものの0点のままで9対0で最終回を迎えます

9回表の墨高の攻撃は先頭の2番太田が三振、3番山口がサードゴロを打ちますがサードのエラーで出塁します

続く4番は倉橋ですが、倉橋は相手ピッチャーの小野田がかなりカッカしている様子から思い切ったバントエンドランを敢行します

バントは小野田の前に転がりますが、小野田の1塁への送球がエラーになって1死2,3塁で谷口を迎えました

谷口は小野田の球威に押されていて、このままでは前進守備の内野すら越せないと考えてツーストライクからですがスクイズをするのでした

これが見事に決まって墨高はついに1点を返すのでした

この1点で動揺した小野田は続く中山に死球を与え、続く横井はセンターへのポテンヒットで2点目を取ります

次の戸室も左中間へのいい当たりを放ちますが、センターのファインプレーで試合終了になるのでした

キャプテン谷口の家では素振りをする谷口に対して、母親が成績が下がったから野球は勉強に差し支えないようにしなさいと言われています

そんな谷口家にOBで現在は電気屋の田所が訪ねてきます

そして田所は谷口の母を相手に電気製品の売り込みの練習をするのでした

墨高野球部には新入部員を迎える時期に来ていました

新入部員は隅田中の倉橋の後輩でピッチャーの松川、墨谷2中時代の谷口の後輩である加藤、島田、野球で名の通った中川1中のキャプテン、大島中で4番サードだった男の合計5人の新入部員を迎えました

ただ墨谷2中のキャプテンで加藤、島田の同級生の丸井は墨高の入試に落ちてしまったらしいのですが、編入試験を受けてでも墨高野球部に来たいようでした

レベルの高い新入部員の影響で上級生たちもさらにいいプレーをしていますが、ライトを守る半田だけは相変わらずです

そして谷口は新入部員の松川の投球を受けるのですが、松川の球は速くて重い球でありました

その松川の球に対して上級生たちはもちろん、新入部員たちもかなりくらいついていくのでした


プレイボール第5巻のみどころ

このプレイボール第5巻の見どころですが、まずは川北校との練習試合です

川北は甲子園出場経験もあるとのことなのでかなり強いのですが、それに対する墨高野球部もかなり食い下がったという感じで今後が楽しみになりました

それから谷口の家での光景が見られたのですが、典型的な東京の下町っぽい素朴さがあっていいです

あと倉橋の後輩松川は準決勝で墨谷2中に投げたということですので、時間軸で考えると谷口キャプテン時代の墨谷2中が江田川中学、金成中学に勝った後の準決勝戦ということになります

「キャプテン」では金成中学に勝った後は決勝戦の青葉学院戦しか描いていなかったので、この隅田中学対墨谷2中の試合も見てみたいという気持ちになりました

それから墨高野球部の新入部員の5人はかなりレベルが高そうなので今度の試合展開がとても楽しみになりました


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