前回までのあらすじ
巨大ロボの外側に出てしまった桜井ですが、何と死んだはずの坂田が待っています…
幻覚を見た桜井の最後…
坂田と共に、死んだはずのトンコツも現れます。桜井はトンコツに縋り泣き叫びます
坂田は桜井に能力を教えるべきではなかったと言います。桜井はそんなことないと言い、もっと殺さなくてはと錯乱します
気づくと坂田もトンコツも消えてしまいます。幻覚を見ていたと悟る桜井は、頭の中の爆弾を能力で取り出し、さらに瞬間移動します
海まで進攻した地球軍ですが、大きな砲台から攻撃を受けてしまいます
地球軍の首脳陣は今の攻撃で全体の3%が消滅したと言います。逆に3分以内に施設の位置まで移動させ、ロボが10体集まったら自爆させるというのです!
ところが、ガンツがハッキングされたようで、首脳陣のいる部屋が先程西たちを襲った自爆型生物で埋め尽くされてしまいます
桜井は気づくとビルの上層階にいます。瞬間移動したようです。しかし、最早半身しかない桜井は、最後に坂田とトンコツに見守られて力尽きます
再度多恵と再会!西との決戦の行方は…!?
ララナと多恵を乗せた飛行船が玄野のロボの座標へ向かいます
動きを止めたロボから玄野は小型機で脱出します。多恵達の飛行船を発見しますが、すんでのところで飛行船は攻撃され、落下していきます
ララナは最後に「私たちを滅ぼさないで」という言葉を残して、多恵を救い上げます。玄野は多恵を空中でキャッチし、また再会出来ます
塔の下まで来た西は「チェックメイトだぜ!!」と凄みます
多恵は玄野にあの塔を破壊しないでと説きます。多くの人間が殺された、侵略してきたのは奴らだと主張する玄野に、救ってくれたララナのことや、自分たちのように普通に暮らしている宇宙人もいると多恵は言います
ララナの最後の言葉を告げた多恵に、玄野は渋々了承します
一旦ロボに戻った玄野はパワースーツを着ます。多恵にここで待っているように告げますが、もう離れたくないというので、同行させます
塔を破壊しようとしているパワースーツに玄野が攻撃を仕掛けます。中はなんと西でした
ここで西と玄野の父親の回想が挟みます。どちらも二人を産み落としたことを後悔しています
この戦争を止めたい玄野と、滅ぼしたい西が対立し、パワースーツ同士の壮絶な殴り合いになります
西は玄野を殺して最高権力者になると凄みます
西は玄野の弱点でもある多恵に光線を発射します。跡形もなくなり、多恵は消えてしまいます
玄野は激昂し、西を倒します。パワースーツが壊れた西は、多恵を生き返らせることが出来るから塔を壊せと言います
玄野は今までのことが走馬灯のように蘇ります。協力してくれたララナや、日常生活を送る平和な宇宙人を、そして多恵の言っていたことを思い出します
すると、多恵の声が聞こえるのです!なんと多恵は生きていました!玄野は西を残して多恵と共に小型機で飛び立ちます
残された西はガンツに転送するよう叫びますが、何も起こりません。首脳陣は破壊されてしまったのです
西は「ママ…死にたくない…」と本音を吐き出します
地球への帰還
玄野は状況を見て、戦争が終わったのかと呟きます。そのまま飛行していると出口のようなところがあり、宇宙空間に飛び出します。勢いで地球まで戻ってくることが出来るのです!
空の赤みがうっすら青っぽくなってきます
地球で人に見つかった玄野は例のテロリストだと騒がれます。すると、テレビが復旧し、レポーターが今までの放送は異星人が作った偽物で、ここからが本当の放送だと言います
異星人の侵略は人類によって阻まれた、人類の勝利は目前だと言うのです。また、黒のスーツの部隊はテロリストではなく、人類の頼みの綱、英雄なのだと言います
最終局面…宇宙人の母船へ
場面変わって加藤達はケータイ探しを始めます。履歴や登録リストから転送してくれる相手にたどり着くかもしれないと…
何個か携帯を見つけ、片っ端から掛けてみますが、繋がりません。取り合えず歩いて脱出しようとしていると、一つの携帯に電話が掛かってきます
電話の主は九州チームの斎藤と名乗ります。彼は戦争は終わりそうで、今敵の母船の中で、世界中のチームが集まっているというのです
母船は地球と月の間にあると言います。転送出来るということなので、加藤と風は一瞬守るべきもののことを想いますが、裸の一般人は全員地上の安全な場所に移動させ、スーツ組だけ母船に移動させてくれと頼みます
加藤達が母船に移動したところでこの巻は終わります
まとめ
能力者故に歪んだ感情に捕らわれた桜井は最早哀れでした。最後は坂田とトンコツに見守られ死んでいきますが、罪の念から死に場所を探していたのかもしれません
玄野と西の決戦では、西の本性が露わになりました。夢破れる訳ですが、あくまでニヒルな、ヒールを演じきった西、名脇役として、熱心なファンがおり、GANTZを語る上では外せない役柄でしょう
紆余曲折あったものの、玄野は多恵と地球に帰って来ることが出来ます。しかもテレビの報道ではついに最終局面に来ていることが告げられます
加藤達は宇宙人の母船に乗り込みます。いよいよクライマックスに向けて走り出したGANTZ。この壮大なSF漫画、最後まで読み切りましょう!!
おまけ
GANTZのもう一つのスピンオフ漫画として、GANTZ:Eがあります。こちらは時代設定が江戸時代ということで、GANTZの見どころの一つである剣術を十分に堪能出来ると思いますので、是非読んでください
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