「新宿スワン」2巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~家賃滞納で寮生活!?幹部昇進を目指し挫折…モンスターへの仕事斡旋とヒデヨシの裏の顔~

前回までのあらすじ

葉山松方以外すべての幹部の意向でバーストの傘下に入ると言います。真虎タツヒコを救います。タツヒコ山城に苦言を呈し、真虎と退室し真虎にお礼を言います…

家賃滞納で一転寮生活!?

タツヒコは路上で寝ています。裕香タツヒコをファミレスに連れて行きご馳走し、訳を聞くと、家賃滞納で追い出されてしまったと言うのです。スカウトバックが入っているはずだと問うと、タツヒコは事情があると言います。以前おさわりを紹介したマイに50万貸して、トんだ(ばっくれた)というのです。マイの自宅に行くと隣の住人は3日前に引っ越したと言います

裕香は管理を怠ったからだと言います。優しさだけでなく、時には厳しさも持って接してあげないとダメだと…帰る家がないタツヒコに、裕香はなんと一晩泊めてあげると言うのです!まがまがしいオーラを感じながら、裕香タツヒコを自宅に招き入れます

いい匂いのする乙女の部屋に上がると、いきなりヤクザの看板が目の前に現れます。クミチョにこのマンションを買ってもらったと言うのです!なんでか犬の着ぐるみに着替えることになったタツヒコ、するとクミチョが入って来ます!もしや美人局?するとクミチョはタツヒコに名刺を渡し、裕香に甘え始めます。裕香クミチョの愛人ですが、男が部屋にいたことくらいで騒がないのです

クミチョは帰り、事情を聞いたタツヒコはHすることばかり考えていた自分を恥じ、「器のデッカイ男になってまた来ます、そん時は男として抱かせてください」と言いつつ、前借りで一発と付け加え、裕香に追い出されます(笑)

会社の前で寝ているタツヒコの事情を聞いた真虎はバーストの寮に入ればいいと言います。悪の巣窟のような(笑)ビルの3Fに行くと、男がしゃがみ込んでいます。タツヒコは自己紹介し、部屋に入るとが女とヤっています!タツヒコに啖呵を切りますが、お咎めなし!一目置かれます

達が出て行った部屋の中は悪烈な環境です。男は洋介と言い、ハーレムから移って来たと言います。同い年ということでタツヒコは嬉しがります。最近のバーストの実情を知らないタツヒコは今回のハーレム吸収は失敗だったと聞かされます

すると、もう一人の住人が寮に帰って来ます。タツヒコの顔を見るなり蹴りつけます!ヒデヨシタツヒコのことを知っているようです(タツヒコは知らないようです)。喧嘩が始まります。一通り暴れ終えて、ヒデヨシは謝って出ていきます

幹部昇進を目指しビギナーズラック発動も…


洋介とラーメンを食べながら、タツヒコは業界最大手のミネルバの存在を知ります。500人規模のミネルバに比べ、30人くらいのバースト、規模拡大のために試行錯誤している訳です。葉山についていきたいという洋介に、タツヒコは「この仕事が生きがいだ」と言った真虎のようになりたいと話します

翌日街なかに召集されたバースト社員に真虎は会社存続の危機と、一番早く20人分のスカウトバックを発生させたヤツは無条件で幹部に昇格という話をします。4つの段階を通らないとなれない幹部にいきなりなれるということで、社員皆やる気を出します!

幹部昇進という目標を前にやる気になった先輩が先に全ての女を持っていってしまう中、ヒデヨシは先輩を押しのけて5人アポったと息巻きます。真虎にヒントを貰ったタツヒコは、裏道を目指します。人通りが少ないながら、声が掛けやすく、穴場を発見したと喜びます。裏通りを通る女は歌舞伎町のプロの女達…タツヒコはビギナーズラックのように、アポを獲りまくります!

山城に苦言を呈します。ポッと出のヒヨコに場を荒らされたらたまらないと…12人アポったタツヒコは寮で自慢します。夜ヒデヨシタツヒコの携帯からデータを奪います。翌朝ヘルス嬢早朝出待ちを行う(笑)タツヒコですが、店員に見つかり叱られ、気づくと携帯のメモリーが消えています!

寮に帰り二人に聞いてみると、ヒデヨシは電波の影響で消えたりするらしいと嘘を付きます。やる気を無くしたタツヒコですが、パチンコ店でルーマニア人の美女の大量アポに成功、バーストに連れて来ると、外人は契約出来ないと一蹴されます(笑)そこに飛び込み客が来ますが、デブスでなんとタツヒコが以前誤って声を掛けてしまった女なのです!

ヒデヨシ幹部に昇進!と思いきや…

麻矢というモンスターとタツヒコ土浦に向かいます。声を掛けてしまった手前、風俗を紹介せざるを得なくなったタツヒコは、土浦のソープに連れて行くことになります。当然どの店でも門前払いされ、タツヒコはなんと流れで麻矢とラブホに泊まることになります(笑)ブスと言ってしまいますが、麻矢の事情を知り、タツヒコは「明日…がんばろーな」と謝ります

タツヒコのデータを横取りし、ヒデヨシは22人のスカウトを成功したと山城に報告します

翌朝ソープに気合で入れ込み、なんとか麻矢の入店を決めたタツヒコ、流れで部屋探し、引っ越し、荷物整理と一週間を無駄に過ごします。ヒデヨシから紹介を受けたという麻矢タツヒコヒデヨシにデータを盗まれたと悟ります

幹部会ではヒデヨシが昇進することになります。が難癖を付ける中、葉山は部下のヒデヨシを褒め、ヒデヨシの幹部昇進が決まった…と思いきや、が秘密を暴露します!タイミング良くタツヒコが幹部会に乗り込みますが、既に揉めており、真虎は事情を察し納得します

タツヒコからデータをパクった上、5時間前にヒデヨシが女に薬を売っている現場をは目撃していたのです!その話が本当なら、ケツモチのヤクザが黙っていません。葉山は名演技でヒデヨシを庇います。と鉢合わせしていた現場から逃げたヒデヨシは、葉山に泣きついていたのです!葉山が「落ち着いて話せ…なんとかしてやる…」とヒデヨシに話した場面でこの巻は終わります

まとめ

家賃滞納で裕香の家に転がり込んだタツヒコですが、そんなに甘い展開はあるはずもなく(笑)、結局寮に入ることになります。ここで一方的にタツヒコを知るヒデヨシと出逢います。この二人の関係は初期新宿スワンを代表するエピソードに繋がるので覚えておきましょう!

幹部昇進の甘い話に躍起になるバースト社員の中、ヒデヨシの暗躍と、タツヒコのビギナーズラックが光ります!特に真虎のヒントから閃いたタツヒコは裏通りで風俗嬢の大量アポに成功、一躍幹部候補へ!?というところで、ヒデヨシにデータを盗まれてしまいます。汚い手を使ってまで幹部になりたいヒデヨシの真意は何なのでしょう?

流れで麻矢というモンスターの仕事の斡旋をするタツヒコ、最早笑い話ですが、タツヒコの誠実な人柄が滲み出るエピソードでした(笑)この誠実さがタツヒコの強みとして後々活きてきますので、こちらもチェックしておきましょう

幹部昇進となったかに見えたヒデヨシですが、シャブの密売現場を幹部のに見られるという失態を犯します。上司の葉山の庇い方は異様で、何か魂胆がありそうです

このようにジェットコースターに乗ったかのような様々な展開が次々舞い込んでくるのが新宿スワンの魅力です。次巻もご期待下さい!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました