前回までのあらすじ
堀田は天野は香港に大きな口座を持っていると言います。柚木組組長就任を目論む天野を香港で始末するよう灰沢に仕向けます。桜井と鬼瓦は柚木組の前で張っていて、タツヒコに会いに行きます。そこへ天野を乗せた車が来て、タツヒコを乗せます
桜井は天野に傷の事を話しますが、適当にはぐらかされます。車を関空まで走らせ、桜井達が跡を追います…
舞台は香港へ…
関空で自家用ジェットに乗り込む天野とタツヒコ、森長も羽田から香港に向かいます。香港では大河が天野達を迎えます。バブリーな街並み、豪華なホテルにはレオが待っています。ホテルには真虎の姿もあります
豪華な部屋に通されたタツヒコ、天野に連れて来た理由を問われ、真虎を止めろって事ですよねと答えます。これはゲームだという天野、同時にレオも守れと言います
灰沢と森長は同じ飛行機で鉢合わせします。灰沢は森長にお前のお蔭で日下田や堀田と繋がったと感謝しています。少なくとも殺す気はなくなったと言います
桜井と鬼瓦も香港に到着、香港警察に向かいます
レオの紹介で大河と引き合わされるタツヒコ、なんと部屋には裸の美女ばかりなのです!大河は成功者のみ許される光景だと自慢げです。大河はタツヒコに興味があると言います
灰沢は武器商人から銃を買います
香港警察では、天野の口座を凍結させることなど無理だと言われます。二人のお供までつけられ、桜井は首輪をつけられだけか…と呟きます。天野は大河に堀田派にばらまく300億で日本の極道の頂に立つぞ!と息巻きます
カジノ船が阿鼻叫喚の場に!
タキシードを仕立てられ、名目上はチャリティーパーティーに招待されるタツヒコ、桜井達も外で監視しています。豪勢なパーティーの裏では天野と大河が要人と金のやり取りをしています。チャイナドレスの美女に声を掛けられるタツヒコ、あなたのような人が来る場所じゃないと言われます
するとなんと真虎まで会場にいるのです!タツヒコに光が消えるのを見たくないという真虎ですが、タツヒコは自分の命を粗末にしていると忠告します。真虎は本当はお前のように生きたかったと言って去ります
レオは大河の待つクルーズ船に向かいます。タツヒコも忍び込みます。中ではギャンブルが行われています。それぞれの思惑が流れる中、先程の美女が忍び込んだタツヒコを見つけます
大河は劉という男に賭けを申し込みます。劉が勝ったら2億、大河が買ったら命を貰うと言います。ポーカー勝負で劉は4カード、勝ったと思いきや、大河はロイヤルストレートフラッシュを叩き出します!即座に劉を撃ち殺す大河、会場は阿鼻叫喚の場となります。マシンガンで殺しまくる大河、最後に王徳民という男が堀田の金に目がくらみ船に乗っていた連中を寝返らせて裏切者ということで、レオに殺させようとします
すんでのところで上のデッキにタツヒコと美女が見つかり、大河達が向かいます
外の車で様子を伺っていた桜井達の車に真虎が乗り込んできます!真虎は桜井に香港では何も出来ないと蔑みます
デッキに上がって来た大河達、美女は呼山リョーコと言い、ホストの借金でバースト経由で紋舞会の末端から王に紹介されてきたようです。その女は裏切者の女だという大河、こっちによこせと言われますが、リョーコの助けてという言葉から、なんとタツヒコはリョーコと抱き合って海に飛び込みます!
大河は船上から銃を撃ちますが、レオに止められ、王を仕留めます。タツヒコとリョーコを生きて日本に帰すなという大河、レオに日本の頂点に天野を立たせるために動けと言います
東京では、下里が柚木組総本部長の安永、若頭補佐筆頭の石井、舎弟頭の日下田と密会しています。金で井和丸の後釜に座ろうとする天野、下里は3人の納得のいく金額として、600億円を用意すると言ったところでこの巻は終わります
まとめ
役者が揃い、舞台が香港に移ります。潤沢な資金で繁栄を極める香港で、天野は関係者を金で取り込み、味方につけて一気に柚木組組長の座を頂こうとしています
利害関係等あるとは思いますが、やはり結局は人間金で動くということでしょうか…天野は潤沢な資金を投入してどんどん関係者を口説き落としていきます。香港の地では桜井も表立って身動き出来ず、タツヒコ・真虎も含め、様子を伺うことしか出来ません
カジノ船では、一見大判振る舞いを見せたかに見えた大河でしたが、賭けで劉を殺し、そこから殺戮が始まります!いくら裏切ったからとは言え、乗船した人間をマシンガンで殺していくのは流石に頂けません。悪事に手を染める大河、レオまでついに…というところでタツヒコとリョーコが見つかります
咄嗟の判断で船の甲板から飛び降りるという暴挙に出たタツヒコですが、ああするより打開策はありませんでした。果たしてタツヒコ達は生きているのでしょうか?
下里は東京に残り、柚木組の3人になんと600億という金を用意すると言います!それ程の潤沢な資金が天野にはあるのでしょうか?底が知れませんね!
いよいよ新宿スワンも佳境を迎えようとしています。最終章・歌舞伎町ピカレスク編LAST7DAYSが開幕します!文章だけでなく、コミックスを読むことでより一層新宿スワンの魅力が伝わるかと思います、是非手に取って読んで下さい!!
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