前回までのあらすじ
レオはタツヒコの命には代えられないと兄ー紋舞会舎弟頭の天野大河に会います。優秀な紋舞会の後継者として凛とした大河は、レオにそんな輩と付き合うなと非情です。天野修善の背中だけ見ていろ、そしてすべてを学べと豪胆です
「横浜に何しに行くんだ？」と問うレオに、大河が「宝来会雛乃一家総長荒井睦夫に会いにいく」と答えます…
天野とタツヒコの邂逅
大河は荒井に希崎を殺すことを雛乃一家に目を瞑ってもらうために参上します。幹部を殺された恨み…三浦は暴琉徒を皆殺しにし、それでも止められないと言います。大河は交渉に成功し、天野に報告します。明日から香港に飛ぶと言います
天野はタツヒコ達に会います！あの件以来の早乙女ですが、天野に殺したいかと問われても、とても無理だとヒヨります。タツヒコと二人になり、10年近く用意周到に計画し実行する精神力・風化することのない復讐心に尊敬すら覚えると言う天野、真虎を殺したくないと言います
タツヒコの面構えを気に入った天野は、一緒に香港に来いと言います。代わりに早乙女を解放して貰います。卯月と繋がっている天野は、真虎の情報を仕入れます。ますますイイ女になってきたなあと言う天野に、卯月はあなたのためにやっているのよと答えます
かつて病院で出逢っていた二人、愛人関係となり、天野の指令で真虎に近づくよう仕向けられていたのです！
カスミに感謝しろと言うタツヒコですが、早乙女は素っ気ないです。天野にビビった早乙女は、真虎のことを頼むとタツヒコに言います。早乙女は真虎にこの件から降りるとメールで伝えます。早乙女はカスミとどこかへ逃亡します
パスポート取得に四苦八苦しているタツヒコですが、手際がいい馬頭が既に申請してくれていて、無事ゲットします。タツヒコは天野の懐に飛び込みます
大河はレオに俺の仕事を見て学べと言います。遠くで見つめる真虎はキングをとるには邪魔だなと感じています
天野の一芝居
大阪に到着したタツヒコ、迎えの車に揺られてどこかへ向かいます
柚木組総本部では、現在跡目相続問題の真っただ中です。幹部のみ呼び寄せた井和丸は、薬で散らさず切らなあかんと天野に言い、ガンになるような輩は切り取らなあかんと堀田を黙らせます。日下田だけ少し残るよう言います
タツヒコも柚木組総本部に到着し、外で待つよう言われます。監視が厳しい中、中に入りたくなってしまいます
７：３で堀田に分があると見る下里に、金の力で堀田派を懐柔しようとする天野は、歌舞伎町を捨てようと判断します
中に侵入し出られなくなったタツヒコは大物と知らずに井和丸に会います。井和丸に出口を教えて貰います
天野はワザと先に帰ろうとして、堀田を怒らせ、殴られます！ボコボコに殴られ、天野はご指導ありがとうございますと膝をつきます。堀田は灰沢と出て行きます
灰沢は車で建物を出る際タツヒコを見かけます。タツヒコの面構えを見て、おいしそうな顔になった、あの時殺さなくて良かったとにやつきます
天野は下里に抱えられ、勝負あったなと満足気です。堀田はあのまま先に帰らせても天野の方が上だと認める事になり、止めた事で堀田側の連中が寝返る口実を作ったと言います。勝てない喧嘩を買ってしまったのです
堀田は天野は香港に大きな口座を持っていると言います。柚木組組長就任を目論む天野を香港で始末するよう灰沢に仕向けます。桜井と鬼瓦は柚木組の前で張っていて、タツヒコに会いに行きます。そこへ天野を乗せた車が来て、タツヒコを乗せます
桜井は天野に傷の事を話しますが、適当にはぐらかされます。車を関空まで走らせ、桜井達が跡を追うところでこの巻は終わります
まとめ
34巻まで来たところで、やっとタツヒコと天野が会うこととなります！今まで散々痛い目を見て来たタツヒコですが、人間的にも成長し、天野にヒヨることなく対面出来るようになりました。しかし天野の存在感は圧倒的です
タツヒコを気に入った天野は、香港に一緒に来いと言います。その前に跡目問題で揺れている柚木組に顔を出す訳ですが…
卯月は天野と愛人関係にあり、真虎からの情報も仕入れて天野に伝えています。真虎と天野の情報戦、どちらが有利なのでしょうか？
柚木組の跡目問題で、井和丸は天野を後継者にしたいようです。天野はワザと先に帰ろうとして堀田の鉄拳制裁を食らいますが、これは天野の計算勝ち。喧嘩っ早い堀田に悪い印象を持たせ、他の組員の票を自分に入れさせるための一芝居だったのです！
メンツが揃い、いよいよ舞台は香港に移ろうとしています！果たして香港ではどんな展開がまっているのでしょうか？これは実際コミックスを読まないと味わえない醍醐味です！次巻も誌面を読みましょう！！
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