「ルーキーズ」18巻の数々の熱戦と青春物語~完全アウェイの笹崎劇場開幕!スター活躍の笹崎に対し泥臭く対抗するニコガク…若菜負傷も全員の想いは一緒!!~

前回のあらすじ

ついに試合当日、会場は笹崎一色です。ネットでの誹謗中傷もあり、完全なアウェイでの試合、笹崎のシートノックの時間に、濱中がマウンドに向かい、スタンドに向かって唾を吐き、大ブーイングを食らいます…

笹崎劇場開幕!

濱中の愚行で場内は騒然とします!すぐにナインと川藤が謝りに行きますが、場内は大ブーイングの嵐です。濱中は舐められたくなかったから行ったようなのですが…逆効果でした。ニコガクのシートノックの時間も圧倒的な笹崎贔屓の応援、完全アウェイです

笹崎からの攻撃、安仁屋は得意の速球で一瞬応援を黙らせます。連続3振で安仁屋が圧倒?と思いきや、これはどうやら笹崎の常套手段・様子見だったのです!3番の当たりは鋭く、御子柴もこけてしまいヒットとなります

続くバッターは別所、大声援の中、軽々と場外2ランを放ちます!(高校通算68号)一気に笹崎に流れが傾くかに見えましたが、冷静な赤星はナインの堅さをほぐし(ただ嫌味を言いたかっただけかもしれません…)、さらにフェンス越しのファールを捕球するスーパープレイを見せます!

ニコガクの攻撃、いよいよエース・川上の登場です。川上は去年甲子園で一回に12失点という苦境から這い上がって来たという今があります。対する関川は消える魔球・フォークに戦慄します!連続3振で格の違いを見せつけます

泥臭いニコガク野球

3番は赤星、キャッチャーを挑発し、初球の様子見のスライダーをサード強襲の好打で塁に出ます!安仁屋のことをやっと思い出した川上安仁屋は闘志を燃やします。初球フォークを読んで赤星は盗塁を決めます!

川上の決め球はフォークだと読んでいる安仁屋、急激に落ちると見越してバットを振りますが、想像以上の落差で空振ります。しかしキャッチャーが後ろに反らし、振り逃げになりますが、安仁屋は走りません。アウトになってしまい、ベンチで責められます

安仁屋川藤に殴ってくれと言います!舞い上がっていた自分に喝を入れるためです。ベンチ裏でお互いを殴り気合を入れ、ニコガクの雰囲気が変わります。好守備を見せ、攻撃でも新庄のセーフティバントで塁に出ます

続く若菜は闘志剥き出しで、バスターもインコースにボールが来て、指に当てながらの絶妙なポテンヒットでランナー1・3塁とします!若菜は指から血を流しています。桧山はスクイズを狙いますが、読まれており、ボールに自ら当たりに行きますが、ストライクアウトを取られます

湯舟は外野フライを放ち、タッチアップでは巨漢の新庄がホームに突っ込み、キャッチャーを吹っ飛ばします!泥臭い野球でニコガクが1点返します。若菜は2塁上で怪我のことに頭が行き、牽制に刺されます!うんこが漏れると嘘をつき、濱中にだけ真実を打ち明けます

濱中に医務室から絆創膏を取りに行かせ、応急処置しますが、焼け石に水です。この状態でも若菜はマスクをかぶります。バッターは川上、怪我を恐れ投球に専念させるために完全に見送る作戦です。安仁屋は屈辱を感じながら3振に切って取ります

若菜の想いを背に…

続くバッターのセーフティバントの守備で若菜は暴投をしてしまいます。意識が遠くなりかけるくらいの激痛を感じながら、盗塁にも暴投してしまい、完全に様子がおかしいことが露呈されます。ベンチが慌ただしくなる中、若菜は決心し、どうしても甲子園に行きたいと奮起します

3塁への盗塁を根性で牽制で刺し、健在っぷりを見せつけます。しかし、捕球した新庄は、ボールに血が付いていることから若菜が負傷していることを見抜き、ベンチに下がらせます。新庄若菜一人の傷じゃない、チーム皆が痛いのだと諭します

若菜に代わって岡田が入り、守備的には岡田がライトへ、赤星がキャッチャーに周ります。若菜は治療で骨が折れている、今年の夏は諦めるしかないと言われますが、顔色一つ変えずそのままコーチャーに周ります

若菜の真意を知ったナインは若菜を連れて甲子園に行くぞと気合を入れます。関川は得意の脚を見せつけ、セーフティバントで出塁、更に続く御子柴の送りバントをなんと3盗にしてしまうところでこの巻は終わります

まとめ

笹崎のホームグラウンドということもあり、完全アウェイの中始まったゲーム、安仁屋の速球が光りますが、別所は軽々2ランにしてしまい、格の違いを見せつけます。この悪い流れを赤星が好守備で切ってしまいます

舞い上がるニコガクナインを他所に、赤星だけは冷静で、結果も出します。安仁屋は舞い上がっていた自分に喝を入れる意味で川藤にベンチ裏で殴って貰います(自分も殴り返します)。これで緊張も解けたのか、ニコガクの泥臭い野球が帰ってきます

若菜が身を削ってチャンスを広げ、犠牲フライから1点返しますが、若菜は指を負傷してしまいます。若菜の気持ちを考えると、非常に心苦しいところですが、ニコガク全員で甲子園に行くという夢のため、新庄は心を鬼にして若菜にベンチに下がるように指示します

若菜は指が折れ、この夏は諦める他ないと言われます。どんなに悔しいことか…しかし、そんな苦境を顔に出さずコーチャーで熱い声を挙げる若菜に心動かされないナインはいません。この全員野球・想いが一緒なところがルーキーズ熱い支持を受ける所以でしょう

別所・川上という投打の2枚看板を要する格上・笹崎相手にニコガクは泥臭い全員野球で対抗します。それぞれの持ち味を活かしたプレイで徐々に試合の流れを持って来ますが…この後の展開も気になりますね!続きもコミックスで是非!!

おまけ

森田まさのり先生の過去作として、誰もが知っている人気漫画としてろくでなしBLUESがあります。一世を風靡した不良・喧嘩・ボクシング漫画、今読み返しても熱い内容で非常に面白いです。音楽好きな方は超有名バンドの方も登場するのでそこもお楽しみ頂きたいです

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