前回のあらすじ
バランは空に飛び立ち、ドルオーラで一掃しようとしますが、そこにダイ(ディーノ)が現れます…
ダイの記憶が戻る!
導かれるように再会するダイとバラン、バランは紋章の力を共鳴させ、自分達が親子なのだと諭します。傷ついたポップが二人を離そうとしますが、バランはどんどん近づいて来ます
ポップは最終手段を閃きます。メガンテなのです!ダイは微かに前もこんなことがあった(アバンとハドラー)と思い出します。ポップは最後の力を振り絞って呪文を唱えます。ダイは記憶が戻ります
しかしバランはポップが全生命エネルギーを指から敵に送り込み爆発させる瞬間の僅かな隙にポップを振りほどいてしまったのです。ポップへの止めを背中で受けたダイは、怒りに震え、バランの竜の紋章の共鳴にも動じず、一発殴ってしまいます
なんとダイの拳にも竜の紋章が浮かび上がっています。本来紋章は額にしか現れません。ダイは人間の血も流れており、額以外の部分に紋章を追いやり、自らの意志で100%竜の紋章の力を操っているのです
格闘戦になり、竜闘気をまとったバランですが、ダイはその上をいく強さなのです!バランは本気を出し、竜魔人化しているので今までのような手加減はせず、ダイと互角の格闘戦を繰り広げます
バランはドルオーラを放ちます!直撃を受けたかに見えたダイはルーラで回避します。ダイはトベルーラで空中にいるバランの元に向かいます。呪文の影響でこれ以上地表が傷つかないように配慮すると共に、バランの残りMPも僅かだろうと推察して一発受け切ろうというのです
一瞬の隙を狙う!
バランは再度ドルオーラを放ちますが、ダイは竜闘気を放つことでなんと受け切ってしまいます!ダイはレオナのナイフでアバンストラッシュを放ちますが、ナイフが壊れてしまいます。ダイの超パワーに武器が耐え切れなかったのです
バランは自身の武器・真魔剛竜剣だけが竜闘気に耐えうる地上ただ一つの剣だと言います。ダイに向かおうとするバランをクロコダインが足を掴み必死に抑えます。その隙にレオナはポップにザオラルを試みます。熟練した僧侶でも50%以下の確率でしか成功しない蘇生魔法です
クロコダインをライデインで潰し、空中戦を優位に進めるバラン、ヒュンケルはクロコダインに空中に投げ飛ばして欲しいと言います。ヒュンケルはまたしてもバランのライデインに沈みますが、魔槍の剣をダイに渡していました!これで互角に闘えます
ギガブレイクを放とうとするバランですが、最早MPはなく、ギガデインではなくライデインなのです。見破ったダイは、それなら自分の方が上だと一瞬の隙を捜しながら格闘します
レオナのザオラルはなかなか決まりません。ゴメちゃんが寄り添い、ポップの夢の意識下で言語を喋り、ポップを元気づけますが、ポップは最早諦めています
ポップ蘇生!
ゴメちゃんに責めたてられ、ポップは死んでもダイを見捨てたりしないと啖呵を切ります!事実ポップ本体から魔法でバランの背中に一撃加え、一瞬の隙が生じ、そこにダイがアバンストラッシュを決めます!
相打ちとなりましたが、ダイの攻撃の方が一瞬早く、ダイは無事です。しかし魔剣は崩れ、ポップは生き返りません。更にバランが立ち上がり(竜魔人化は解けています)、人の心に感銘を受けたバランはポップに掌から雫を垂らし、なんとポップは蘇生します
バランは再戦を喫し、魔王軍には去らず、我が道を行こうとします。竜が去り、キルバーンとミストバーンが次は僕らの出番だと言っているところでこの巻は終わります
まとめ
バランとの壮絶な闘いの果てで、ポップの捨て身のメガンテからアバンの時の記憶を想起させられ、ダイは記憶が戻ります。残念ながらポップのメガンテは失敗に終わり、ポップは死んでしまいます
ダイは怒りに震え、バランとまるでドラゴンボールのような空中・肉弾戦を繰り広げます。竜の紋章を拳に宿したダイは、完全に自分でコントロールし、バランの共鳴からも逃れてしまいます
竜の紋章の力では並みの武具では耐えられないことが分かり、ヒュンケルの気転で魔剣を手にしたダイは、死んだはずのポップからの攻撃でバランに一瞬生じた隙を見逃さず、アバンストラッシュを決めます
今回も例に漏れず、バランは人間の心に感銘を受け、味方になるまでにはいたりませんでしたが、魔軍には去らず、我が道を行くと言って去っていきます。再戦はあるのでしょうか?実の親子ということで、闘うには複雑な心境もあったことでしょう。一旦この闘いも終止符を打ちます
ポップも無事蘇生し、激闘後の爽やかな風が吹く中、新たな敵の影も見えています…続きもコミックスで読みましょう!!
おまけ
巻末には徹底追及!!竜の騎士の超戦力という解説文が載っています。ダイの大冒険には話間や巻末に読み物系の文章が載っていることがあり、一種の清涼剤のような筆休めになっていいですね!
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