前回のあらすじ
キルバーンの殺意を他に向けさせない意味でもアバンは手加減をしており、今二人きりになったところで止めを刺そうとします。そして正義のパーティーの真のチームワークを提唱出来るのはレオナだと言うのです
レオナが託された羽の元、すべての闘いを勇者のためにせよと皆に命じます…
ダイを先に進めるために…
アバンはレオナにダイを無傷でバーンの元に辿りつかせないとならないと話していました。飲み込みの早いポップはミストバーンのダイへの攻撃をロッドで受け止めると、ここは自分に任せて先へ進めと言います。マァムもそれに続き、ダイとレオナ、ゴメちゃんは先に進みます
ポップの呪文で撹乱し、マァムの閃華裂光拳で仕留める算段の二人、例によってミストバーンは闘魔傀儡掌を放って来ますが、ロッドを伸ばしてかわしたポップは敢えてイオの連発でミストバーンの手を封じ、マァムが閃華裂光拳を顔面に決めます
しかし全く効いておらず、触手のような指に二人共捕らえられてしまいます。ダイが戻って来てしまうのを恐れたポップでしたが、新手に救われます!ラーハルトなのです
逝ったかに見えたヒュンケルでしたが、ビーストの回復魔法のおかげで目を覚まします。ただ度重なる闘いで完全には回復できない程のダメージを負っているヒュンケル、それでも意地でダイの最後の闘いを見届けると言います
ラーハルトはダイ(ディーノ)の仲間ではなく部下として身を捧げると言います。バランの意志を受け継いだというラーハルト、ダイは改めてラーハルトやポップ、マァムにこの場を任せ先に進みます
バランの意志を受け継いだ双竜紋
ダイ達は天馬の塔に辿り着きます。バーンの声が聞こえる中、階段を登りながら、ダイはナイフをレオナに託します。レオナはダイを抱きしめ、ダイが成長したことを喜びます。先に進むとレオナが触手に捕らえられます
そこにドラムーンのゴロアが現れ、バーンパレスの心臓部の管理者だと名乗ります。レオナを捕らえたのは魔力炉というものだと言います。ミナカトールで魔法力を吸収する機能を奪われている中、アバンの羽を持つレオナを捕まえ魔法力を吸収しようとしているのです
ゴロアが魔力炉をコントロールしようと試みますが、上手くいきません。ダイは自ら打開を試みますが、見えないバリアーで近づけません。アバンストラッシュを放つしかない…と覚悟を決めたダイですが、ゴロアが重力波を掛けダイは地面に崩れ落ちます
同時にレオナは触手に包まれてしまいます!ゴロアはダイの剣でダイの止めを刺そうとします。ダイは涙し、竜の紋章の力はこんなものかと嘆きます。するとバランの思念が頭に浮かび、バランはダイを叱咤激励します
ダイは覚醒し、なんと両の拳に竜の紋章が浮かび上がります。バーンはそれが双竜紋だと感じます。重力波を跳ね除け、紋章閃を放ち、魔力炉のバリアーを剥がすと、ゴロアの攻撃も素手で受け止め、ダイの剣を取り返したダイは魔力炉に一刀入れます!
計り知れないゴメちゃんの力
繭に包まれたレオナでしたが、何とか無事でした。しかし魔力炉に魔法力を吸収されていたはずなのに…するとレオナの服の中に縮んだゴメちゃんがおり、どうやらゴメちゃんが変わりに魔法力を放出していたのです
ゴメちゃんは様々な場面でダイ達の窮地を救って来ました。ゴメちゃんの計り知れない力は何なのか…と感じながら、レオナは気を失っているゴメちゃんを胸の中にしまいます
魔力炉と一体化したゴロアが最後のあがきをしてくると、ダイはバランの最大最強の切り札・ドルオーラを放ちます!
フローラ達はバーンパレスの駆動音が消え、魔力炉が破壊されたことを悟ります。しかしバーンパレスは本来の浮遊力で緩やかに空へと舞い上がり始めているのです…
ダイはもう一つの竜の紋章にバランの身体が宿ったのだと言います。ゴロアは這う這うの体で逃げ出します。ダイとレオナは天馬の塔のドーム部分に辿り着きます。その上にあったはずの城はドルオーラで吹き飛んでおり、壁の亀裂からバーンが現れたところでこの巻は終わります
まとめ
アバンがそうされたように、ダイを無傷でバーンの元に送り出すためにポップ達は奮闘します。ゲームのドラクエでもボス戦前に如何に温存して辿り着くかがゲームクリアの肝となって来ます。しかしダイは仲間を想う気持ちが強いため、仲間が心配で先になかなか進めません
ここでラーハルトという強力な助っ人が登場し、いよいよ先に進みます。魔力炉にレオナが捕らわれるという危機に瀕しますが、ダイはバランの意志を継ぎ、双竜紋を両拳に浮かび上がらせ、状況を打開します
また、ゴメちゃんのおかげでレオナは無事でした。ゴメちゃんはいつも重要な場面でダイ達を救ってくれています…このゴメちゃんの計り知れない能力、今後も重要なカギとなってくるようです
ドルオーラで天馬の塔の城部分を吹っ飛ばし、ドーム地点に辿り着いたダイ達、そこにはいよいよラスボス・バーンが待ち構えています。最終決戦となるのか!?続巻もコミックスで読みましょう!!
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