前回のあらすじ
既にロモス北西、オーザム南部、バルジ島、パプニカ西部、リンガイア王国、そしてここカール北部に落とされ、点を線でつなぐと六芒星になります…同時に爆発すれば六芒魔法陣の魔力によって増幅され、確実に地上を吹き飛ばすと言います
例えバーンを倒しても地球を救えないと悟ったダイは崩れ落ちます…ポップも絶望して泣き叫びます…
黒の核晶の誘爆を止めろ!!
ピラァ・オブ・バーンの爆発まであと5分というところで、冥竜王ヴェルザーが現れます。バランに天界に封じ込められたヴェルザーでしたが、バーンと互いに各々の戦略を進め、成功した者に従うという賭けをしていました
ヴェルザーは気落ちするダイを見つめ、去っていきます。バーンが勝鬨を上げると、どこからか「諦めないで」という声がダイ達に聞こえてきます。メルルなのです!メルルは咄嗟に異変に気付き、フローラ達を避難させており、皆無事です。絶望するポップに、なんとロン・ベルクとノヴァが柱に向かっていると言います
ロン達は黒の核晶をヒャドで凍らせて爆発を阻止します。しかしバーンは6つの柱全てをそうしないと爆発は止められないと言います。ポップは奮起し、ルーラで止めに向かいますが、やはりバーンパレスには見えない壁があり、脱出出来ません
フローラ達の手下総動員で手分けして6つの柱に向かい始めます。残り時間は3分…悪あがきをよせと言うバーンに、ポップは幼い頃の思い出を口に出し、例え一瞬の煌めきであっても、最後まで諦めないと豪語します
その言葉にダイは触発され、ポップと共にバーンに飛びつきます!バーンを倒せば結界が消えるため、柱を凍らせに行くと言うのです。その諦めない姿勢に恐怖すら感じたバーンはフェニックスウイングを放ちますが、ポップはいなしてしまいます
ゴメちゃんは神の涙
ダイの剣はバーンの胸に刺さったままです。バーンの3つの心臓が復活して腕を修復されるとまた天地魔闘の構えをされてしまいます。ダイの剣はそれを堪えてくれているのです
バーンが自ら起爆装置を作動させると言うと、なんと瞳の「玉」がバーンに飛び掛かって来ます!閉じ込められた仲間の想いがそうさせたのです。バーンはその元を絶つため攻撃すると、レオナが実体化します。その胸には神の涙(ゴメちゃん)があるのです
バーンは神の涙は神々の力を僅かながら内に秘め手にした者の願いを叶え奇蹟を起こすと言います。その力を恐れたバーンはゴメちゃんを砕いてしまいます。その欠片をダイが掴むと、ダイの意識下にゴメちゃんが現れ、道具だった神の涙をダイが友達になってと願ってゴメちゃんに変えたのだと言います
今までも何度もダイ達の窮地を救って来たゴメちゃんは、どんどん小さくなっていました。最後の願いを聞くと言うので、ダイは世界中の人々の心を一つにしたいと言います
人間の絆が起こした奇蹟
ゴメちゃんは願いを叶え、他の柱にもニセ勇者一行やアポロやマリンが凍結に向かいます。ニセ勇者一行の前に魔物が番人として現れますが、マトリフが病を押して倒してしまいます。力尽きたマトリフは弟子のまぞっほに後を託します
堪忍袋の緒が切れたバーンは黒の核晶を誘爆させようとし、光に包まれますが、間一髪凍結が間に合い爆発は起こりません!ゴメちゃんの奇蹟の力に皆涙します
ダイはバーンがバカにした「人間の絆」が奇蹟を起こしたと言います。バーンはしばし考え事をして、どちらにしろ永遠の生命のあるバーン自ら人々を殺戮し、地上破滅計画は続行されると豪語します
最後まで諦め切れないダイは残りの瞳の「玉」8つをポップ達に集めさせ、しっかり持っていて欲しいと言います。ダイは一大決心し、俺だけで闘うと両拳に竜の紋章を浮かび上がらせます。双竜紋です。ダイが最後の手があると発言するところでこの巻は終わります
まとめ
黒の核晶の誘爆を阻止するために、メルル経由で仲間に想いが伝わり、各々が柱に向かいます。ヒャドで凍結してしまえば爆発しなくなるため、総動員で止めに向かいます。懐かしい顔もちらほら見え、ダイ達の長い闘いの旅を思い起こさせます
最後まで諦めないダイとポップ達に呼応するかのように、ゴメちゃんが神の涙として力を発揮します。ゴメちゃんは単純なマスコットキャラの他に、この重要な場面でキーアイテムとしてその役割を担います。ダイとの交わりから生まれたゴメちゃんの奇蹟の力で世界中の人々がこの危機を感じ、柱に向かいます
結局黒の核晶は爆発せず、バーンの企みは不発に終わります。では、自らが人々を殺戮に向かうと言うバーンに、ダイはゴメちゃんの力も借り、最後の気力を振り絞り、双竜紋を浮かび上がらせます!いよいよ次巻最終巻です!ラストバトル、ご期待下さい!!
おまけ
ダイの大冒険の新アニメがあります。こちらは前アニメがストーリー途中で終わっている中、更に長く話数を重ね、人気を博しています。そして、かなり原作が古い作品ですが今の技術で高クオリティーのアニメに仕上がっているため、是非観て欲しい作品です
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