「ダイの大冒険」1巻の数々の激戦と成長譚~デルムリン島に住むダイの元に次々現れる人々と様々な事件勃発!勇者の家庭教師・アバンと魔王・ハドラー~

はじめに

ジャンプ黄金期の1990年代を代表する作品で、超人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の派生漫画ということもあり、人気が爆発、近年再アニメ化で人気が再燃している「ダイの大冒険」。累計発行部数は5000万部という人気作に、今回はスポットを当てます

デルムリン島のダイ

デルムリン島でモンスターと共に生活しているダイは勇者に憧れています。ブラスじいちゃんに小言を言われながら過ごしていると、島に勇者のようなご一行が船でやってきます。彼らはゴールデンスライム(ゴメちゃん)を探しており、一攫千金を企んでいます

ゴメちゃんを連れ去った一行を追いかけるダイは、魔法の筒にモンスターを詰めます。一行は王様にゴメちゃんを献上してしまいます。ダイは筒からモンスターを出して混乱を呼び、その隙にゴメちゃんを救います

偽勇者一行の悪だくみを知った王様は、ダイの言葉を信じ、覇者の冠をダイに授けます。ブラスは冠を隠してしまいます

あくる日大きな船が島に到着し、パプニカの姫レオナが現れます!地の神の洗礼の儀式のため、地の穴に向かいます。レオナは魔法が使えないダイにナイフを授けます。すると巨大なサソリが襲って来ます!ダイはナイフで応戦し、急所を見極めナイフで突き刺し、なんとか退治します

しかしサソリの毒に犯されたレオナはぐったりしています。レオナを連れて来たテムジン達はレオナを亡き者にしてパプニカ王国の実権を握ろうとしていたのです!ブラスは怒り、モンスターを総動員しますが、バロンキラーマシーンに入り、物凄い強さを発揮します

ダイレオナを救おうと吠えると、額に紋章が浮かび上がり、レオナを抱えブラスを救います。なんとバギクロスという高度な魔法を唱え、キラーマシーンと互角以上の闘いを繰り広げます

勇者の家庭教師現る!

ダイベギラマを放ち、バロンを倒してしまいます。キアリーで毒を解いたレオナは復活し、無事帰船します。紋章の消えたダイはまた魔法が唱えられなくなっています

デルムリン島のモンスターが突如暴れ出し、ブラスの様子もおかしくなります…魔王が復活したようなのです。荒れる島にアバンポップが現れ、アバンマホカトールでモンスターを正気に戻します。アバンは勇者育成業・家庭教師をしていると言います

島に舞い込んだガーゴイルポップメラゾーマで退治しますが、マホトーンを掛けられ魔法が使えなくなり、ダイがナイフで応戦します。アバンは自身の剣をダイに渡し、ダイは物凄い剣圧でガーゴイルを倒します。アバンは凄い逸材を見つけてしまったと喜びます

魔王・ハドラー登場!

ダイアバンの特訓を受けます。剣術・格闘技・魔法等の猛特訓をし、剣術に光るものを感じたアバンは、ダイが無駄な動きが減り、自然な動きになってきていると言います。案の定ナイフで岩を割ってしまうのです

アバンに両手を使わせる程剣技が上達したダイに、アバンは必殺技・アバンストラッシュを見せ、ダイはその威力に驚きます。アバン流刀殺法・大地斬をほぼマスターしたダイ、修行3日目にはアバンドラゴラムを唱え、ドラゴンに変身し、ダイと対峙します

大地斬では闘えないと悟ったダイは、海波斬で炎を斬り、アバンを倒してしまいます。特別ハードコースの達成も夢ではないと感じるアバン、すると洞窟が揺れ始め、何者かが島の魔法陣を破ろうとしています

ダイ達の前に魔王・ハドラーが現れたところでこの巻は終わります

まとめ

勇者に憧れるダイデルムリン島でモンスターと共に生きていました。島に様々な人が訪れ、ダイの人生が動き始めます。最初は勇者一行だと思われた連中は実はゴメちゃん狙いの悪だくみをしており、何とかゴメちゃんを救うことが出来たダイでした

更にレオナが現れ、儀式を行う予定でしたが、パプニカの実権を奪おうと悪だくみしているテムジン達に襲われることになります。このように、一見肯定的な出来事かと思わせておいて、悪の蔓延る世界観がまさにドラクエを思わせます

ドラクエは徐々にレベルが上がっていき、難しい魔法を習得していく訳ですが、ダイの大冒険に関しては、いきなりバギクロスメラゾーマ等高難易度の呪文が使えたりします。漫画なので、見栄えのする派手な魔法を初期から取り入れているようです

ダイは紋章の力で魔法が使えるようになったり、剣技ではアバン直伝の大地斬・海波斬を使えたりと、上達が速いです。自称勇者の家庭教師・アバンも教え甲斐があると感じているようです

にぎやかなデルムリン島に異変が起こり、何と魔王・ハドラーが復活したのです!風雲急を告げるデルムリン島、つかみはOKといったところでしょうか?続巻もコミックスで読みましょう!!

おまけ

巻末には監修の堀井雄二のコメントが載っています。堀井氏はドラクエの生みの親。ゲームからアニメ・漫画とジャンルの垣根を超えて広がり続けるドラクエワールドに喜びを感じているようです。今では本当に様々なメディアミックス化された巨大コンテンツになったドラクエ、その原点とも言える作品ですね

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