前回のあらすじ
佐山はジンがZETになったところを初めて観て、今までの摩訶不思議な出来事の辻褄が合うことを悟ります。佐山は黒服達と先に進み、ZETはG3に腹を貫かれ弱いものは必要ないと言われます…
正義と悪で揺れる高雅
ジンは元の姿に戻り、言葉で説得を試みますが、それは杞憂に終わり、万事休す…というところで、アルファスが現れます！アルファスはG3と互角の勝負を繰り広げ、ずるい奴が勝つという灰谷の言葉通り、銃で肩を付けてしまいます
アマギタワーは崩落が続き、早見の思い描いていた絵はもうその限りではありません。人質達がパニックに陥る中、あくまで清造に独白させようとする早見でしたが、人質の暴発からあべこべに早見は撃たれてしまいます
ヘリもアマギタワーの異変に気付きます。すると更にアマギタワーは爆発・炎上していきます
正義と悪の定義で揉める高雅と灰谷、ジンもカリスマとして灰谷側なのだと言われ、高雅は戸惑います
場内がパニック状態の中、黒服達は的確に敵だけ殺し、脱出しようとする人質達の浅ましい本性に清造は失意します。アマギタワーは崩落・分断され、小葉と母は離れ離れになってしまいます
崩落するアマギタワー
灰谷は高雅にジンを完全体にさせる杭を置いて行きます。高雅は躊躇いながらも、強いジンが観たいと杭を胸に突き立てます
落下する母を鈴木が何とか掴みます。パニック状態の人質は無理やり押し込んでエレベーターに入り、一旦動きますが、途中で止まってしまいます
ジンは高雅の手を止め、冷静になれと高雅を説きますが、また例の症状で記憶が飛びます。高雅は消え、杭も打たれていません。崩落した階上から佐山の声が聴こえ、合流しようと言いますが、ジンはエレベーターに閉じ込められた人を助けに行きます
その姿を見た高雅は、近くに瓦礫に埋まった清造と早見を見つけます。早見は自分の記憶を覗けと言い、軍事産業部で加部の元室長となった早見は、鈴木からの密告から、二郎を発見、二人の復讐心を利用して天城家転覆計画を実行します
数々の悪事に手を染めた早見、しかし本当の悪は清造だと言い、その本性を暴露しようとします
人質を投げて救出していたジンの元に別のG3が現れ、爆破を起こし、エレベーターが落下してしまいます。その模様をヘリが撮影していますが、灰谷が現れ、自分の都合の悪い映像は残させないように仕向けます
最早行き場のない人々が右往左往する中、小葉は気丈に振舞います
G3がまた玉を放ち、恐らく花子の居た部屋が爆発したところでこの巻は終わります
まとめ
ジンはガムの効果も解け、元の姿に戻ってしまいます。以前のような絶対的な力がない中、灰谷はジンに杭を打つことでカリスマとして完全体にしようと高雅に仕向けます
正義と悪の間で揺れる高雅、ジンの完全体の姿が観たいと杭を突き立てますが、この時点でジンの記憶が飛び、杭は未だ打ち込まれていない状態のようです
巨大な建造物もこうなってしまっては最早阿鼻叫喚の世界、逃げ場を失った人々のパニック描写が焦りを感じさせます。人間の愚かさ・弱さが垣間見える場面です
早見の目論見が明らかになる中、清造の真の悪事が明らかになろうとしています。軍事産業部で荒稼ぎをしていた時点で最早悪事ですが、早見がここまで清造を嫌う理由とは何なのでしょう？
ジンはとにかく人助けに奔走しますが、新たなG3が現れ、エレベーターも最早風前の灯、しかもジンの大切な人・花子のいた部屋まで爆破してしまいます！この理不尽な展開、続きが気になってしまいますね！続巻もコミックスで是非！！
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