前回までのあらすじ
地下でパックと合流したガッツ、事情を聞き、ファルネーゼと別れます。モズグスが死霊の塊に対峙し啖呵を切ります…
翼の生えたモズグスと形を変える塔
モズグスは使徒のようなものに刺されてしまいます。イシドロ達が悪霊の波に飲まれようとする中、キャスカと息子を取り巻く渦が現れ、モズグスがキャスカを抱きかかえ、これこそが神の御意思、この者を火刑に処すと言います。イシドロ達は拷問官に始末させる気です
ルカは脚を踏み外し、塔から落ちるところをニーナがすんでのところで腕を掴んで踏ん張ります。しかしルカは手を離し、自ら落ちます。すると髑髏の騎士がルカを拾い上げます。拷問官が柱を投げてきて、イシドロ達もこれまで…というところでガッツが強烈な一撃で粉砕します!
翼の生えたモズグスと拷問官計7体とガッツの死闘が始まります。ガッツは目をハサミで狙われますが、口で噛みつき、車輪轢きの一撃をギリギリ受け交わします
先程モズグスを刺した使徒のようなものが髑髏の騎士の攻撃を受けながら、ルカを攫ってしまいます。使徒のようなものはルカに難しい講釈を垂れます。髑髏の騎士が再度現れ、ルカを救いますが、黒い大きな塊が大きく膨らんでいきます
ガッツは変わり果てた拷問官を倒していきます!ニーナは怯え、ファルネーゼは茫然と状況を見つめています。残りの拷問官はモズグスに先へ向かわせ、ガッツの首・両腕を捕まえます。車輪轢きの一撃を食らい、次の一撃を避けられないと悟ったガッツは咄嗟に義手の大砲を放ちます!
車輪を避けず激突を利用して粉砕してしまうガッツ、更に一匹倒し、今度はカラス顔の拷問官をも倒してしまいます。いよいよ塔が壊れ始めます
ルカと髑髏の騎士のいる場所はどす黒い塊の渦のようになり、時が満ちると感じた髑髏の騎士はルカを連れて脱出します。ファルネーゼを探すアザン達のところにも黒い怪物の渦が現れます
塔は大きく崩れ、その先端が腕のような形になっていきます
蝕が始まるのか…!?
難民窟は烙印の紋章が浮かび上がり、難民達が魔物化していきます。両方を挟まれたアザン達、天使のような翼の生えたモズグスが現れ、この聖地にはびこりし邪悪の元凶であるこの魔女(キャスカ)の火刑を行い、この忌まわしき怪異に終止符を打つと言います
黒い渦はゴッドハンドのような形を形成していきますが、それを斬るガッツは、以前のような烙印の痛みを感じていません。髑髏の騎士の言葉を思い出したガッツは、キャスカを救いたいのですが渦に道を塞がれます。キャスカは火あぶりのために柱に縛られてしまいます
髑髏の騎士はルカを見送ると、その前にゾッドが現れます!。使徒のようなものは瀕死のキャスカの子どもを食べてしまい、私の内の新しき世界をゆりかごに夢をみるがいいと言い、赤子はその中でドクンと息づくところでこの巻は終わります
まとめ
非情に文章化するのが難しい内容でした。もう漫画を読んで下さいとしか言いようがないのですが、モズグスがキャスカを魔女と見立て、火あぶりの刑に処そうとする中、ガッツが拷問官と対峙する場面と、イシドロ達がガッツを見守りながら塔から脱出する場面、アザン達がどす黒い渦と難民が魔物化した者に襲われる場面、そして髑髏の騎士とルカが使徒のようなものと対峙する場面と目まぐるしく移り変わり、大きな蝕のようなものが始まろうとしています
しかし、蝕と言えばゴッドハンドと烙印のうずきですが、ガッツは烙印の痛みを感じていないようなのです!塔の地下深くで積年の想いを蓄積させてきた使徒のようなものの怨念が生み出した渦のようなものがキャスカと呼応してのパニック的な描写なのでしょうか?
髑髏の騎士の前にはゾッドが現れ、蝕に近い状況にはなっていますが、まだ予断を許さない状況です。モズグスは以前から人間を超越したような存在でしたが、使徒のようなものに刺されてから天使化し、拷問官も含め翼が生えています
このような混沌とした描写の中、ガッツはキャスカを救いたい一心です。蝕の惨劇が再び再現されようとしている中、同じ轍は踏みたくないガッツ、強力な拷問官を倒し、モズグスからキャスカを奪い返すことが出来るでしょうか?また、本当に蝕が始まって再度グリフィスと対峙するのでしょうか?今巻は特に文章化が難しい内容でした、是非コミックスで読んで内容を咀嚼してください
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