「ベルセルク」37巻の数々の激戦と成長譚~海神撃破!満月の夜に必ず現れる長髪の男の子の正体とは!?ガッツの幼少期の花の精とのエピソードあり~

前回までのあらすじ

人魚達が怪物に向かって行く中、イスマも言い伝え通りだと一緒に向かって行きます。イシドロロデリックに怪物を射程に捕えさせます…

謎の長髪の男の子とは!?

イスマは水中を自在に泳げます。海の怪物に食われそうになると、人魚が助けてくれます。人魚は歌で戦うと言います。イスマの母親なのです!

ロデリックの砲撃による外からの攻撃とガッツの中からの攻撃で弱る海神ですが、中のガッツは心臓の鼓動の圧が凄まじく、強烈なダメージを受けます。これまでか…というところで、人魚達の歌が鳴り響き、海神にダメージを与えています!

歌声と鼓動が互いに打ち消し合い、音が鳴りやみます。今がチャンスと見たシールケガッツを奮い立たせ、止めの一撃を食らわせます!海神は破裂し、中の船が沢山出て来ます

ここでシールケが正気に戻りますが、ガッツから離れてしまい、ガッツはまだ海神の中ということを報せます。すると人魚達が現れ、ガッツは恐らく無事だが、早く助けるべき、自分達も手助けすると言って来ます

ガッツは海神の中で身動きが取れなくなっています。すると、光から人のような形をしたものに行き先を指し示され、その先には人魚がおり、ガッツは九死に一生を得ます。ガッツを導いたのは、例の長髪の男の子のようで、キャスカと戯れています

ガッツの傷を回復させるため、シールケファルネーゼが術を使い癒します。ファルネーゼは腕を上げ、回復まで司るようになり、自分の存在意義に嬉しさを感じます

休んでいたキャスカが騒いでおり、原因は例の長髪の男の子がいなくなったからのようです。シールケ男の子が私達を探りに来た妖精島の使いなのではないかと推察します。もしくは花吹雪く王なのかもしれないと…

ガッツキャスカが元に戻ることを夢見ながら、グリフィスの影を見つけ、月に枝がかかって見えているようです。その枝には長髪の男の子が立ち、見つめています

遠い日の春先

幼き頃のガッツが傭兵時代に掴まって連行されている場面です。矢傷が元で倒れてしまいますが、親切にしてくれる男(マルティノ)がいます。マルティノは枷のついたガッツを担ぎながら、枷の鍵を外してくれます。ガッツに逃げろと言うのです

しかしガッツは追手に追われ捕まってしまいます。上手く自分の枷を外したマルティノは自分が逃げる隙を作っていたのです!ガッツは以前ガンビーノに戦で囮に使われたことを思い出します

気づくと牢の中に蹲っています。鼠を食らい、意識が朦朧としている中、一凛の花に妖精がいることに気づきます

牢に子爵が入って来て、傷の手当をしてくれます。子爵は自分の息子の初陣の前に少々度胸を付けさせてやりたいと、ガッツと試合させたいようです

休んでいると花の精のチッチが話しかけてきます。鼠を退治してくれたことを感謝され、お返しに身体を温めて貰います。ガッツの傷も癒してくれるのです!チッチはまた独りぼっちになるのが嫌なようです

ガッツチッチを同じ花が群れて咲いている丘に連れていってやると約束します。チッチは喜び、ガッツの傷を癒し、ガッツは小さな日溜まりの様な熱で心地良い一夜を過ごします

明けてガッツチッチが自分の葉をむしり過ぎて花がしおれていることに気づきます。チッチはいなくなっていましたが、ガッツは約束通り花を大切にしまい、牢を出ます

ガッツ子爵の息子との出来試合をすることになります。体温は戻り、傷も塞がっていますが、体に力が入りません。一方的な試合展開でガッツは押されますが、壁を上手く使い徐々に反撃していきます

ガンビーノの言葉を思い出したガッツは、剣を相手の腕の装具に引っ掛け張り倒し、剣の柄で目を潰します。ガッツ子爵の息子を人質に取り逃げようとします。大切にしていた花が手から離れます

すると衛兵達が矢で倒され、城門が開きます。なんとマルティノが本隊に知らせてこの城を攻めたのです。これで貸し借りはなしだと言うことになります。ガッツは踏みしめられた花を約束通り花畑に手向けてやります。そんなことを夢うつつで思い出したのでした

リッケルトがファルコニア入り!

トロールに追われる荷馬車に乗るリッケルトエリカが手分けして連式ボウガンで攻撃します。まきびしも投げますが、焼け石に水です。するとアーヴァインの矢が彼らを救います!鷹の団なのです

あらかたトロールをやっつけたものの、親玉の鶏獣(コカトリス)が現れ、一掃されます。アーヴァインは獣化し、強烈な一矢を放ち、コカトリスを倒します

リッケルトグリフィスの最早人間を超越した様子に戦慄しますが、応戦しているとラバン将軍に見定められ、元鷹の団員ということを明かし、同行することになります

翼石、世界螺旋樹といったこの世の物とは思えないものを見せつけられ、ウインダムでは麦が穂をつけ、人で賑わっています。ラバンファルコニア…人が人として営みをおくることができるこの世界唯一の砦だと言ったところでこの巻は終わります

まとめ

海神を内と外の連携プレイで仕留めたガッツ達、しかしガッツに憑りついていたシールケは正気に戻ってしまい、ガッツの行方が分からなくなります。この困難に活躍するのが長髪の少年人魚達でした!ガッツ以前キャスカの存在を告げられた時の様に、自分の先に進むべき道を指し示され、脱出することが出来ます

そして海から救い出してくれたのは人魚でした。様々な要因が重なり、ガッツ達一同は無事エルフヘルムへ向かうことが出来ます。人魚エルフヘルムへ先導され、いよいよ目的の地へと近づきます

長髪の男の子の正体は結局分からず仕舞いでしたが、シールケは妖精島の使い、もしくは花吹雪く王ではないかと推察します。この長髪の少年キャスカと仲睦まじい姿が印象的でした

ここで短編という形で、ガッツの幼い頃の話が挟まれます。傭兵時代に投獄された牢で花の精・チッチと出逢う話ですが、ガッツは幼い頃からこういった精とか妖精と縁があったようなのです。現在の境遇も納得できる過去ですね

トロールに襲われていたリッケルトエリカですが、鷹の団に救われます。話の流れからファルコニアに行くことになる二人、果たしてグリフィスとの邂逅はあるのでしょうか?次巻もコミックスで読みましょう!!

おまけ

三浦健太郎先生の近作にはギガントマキアというコミックスがあります。こちらはどちらかというとレスラー的な巨漢の織りなす技が冴えるファンタジーものとして非常に楽しめるので、読んでみましょう

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