「ろくでなしBLUES」4巻の数々の喧嘩と青春物語~実は禿げの井岡、米示の女さゆり、畑中の巣立ち等小粒イベント目白押し!前田と島袋のタイマンの行方は如何に~

前回のあらすじ

前田米示の反撃で虫の息になった平仲は、両拳を潰そうと壁を殴りますが、事情を察した畑中が止めます!制限時間オーバーとなる中、事は納まり、ダメ元で畑中が会場に戻ります…

米示とさゆり

会場ではリングの上にマサが居座っており、時間を稼いでくれていました。千秋前田に自分の気持ちを考えたことがあるかと聞き、前田はショートカットも似合っていると答えます

結局畑中は優勝し、一瞬喧嘩のことを問われますが、平仲が違うと言い張り、事なきを得ます。前田はよりによって校長の目の前でタバコを吸い、停学を食らいます(笑)

前田は歯医者で歯の治療をしています。学校ではヤー公の井岡が生徒指導で特に頭髪チェックを煩く行っています。登校した前田は早速井岡と当たりますが、井岡の一発は歯の痛みもありノックアウトされてしまいます

奥歯を自力で抜いた前田は、翌日誰もが髪型を大人しくする中金髪で現れ、井岡を伸してしまいます。井岡は実は禿げており、髪型を自由に出来る奴が羨ましかったのです

米示には中学の頃付き合っていたさゆりという女がいます。放課後靴箱に手紙が入っており、さゆりが校舎入口で待っています。米示は敢えて校舎裏から脱出し、喫茶店で3人で話をすると、米示さゆりが他に男を作って別れたと言うのです

さゆりは結局3時間近く待っていました。ナオトが無理やりキスをしてきて、何故かさゆりは応じてしまい、その模様を米示が見てしまったという経緯があります。さゆりは今でも米示のことが好きで、一言謝りたい、この街を出ていく前に…と言います

さゆりの転校の件を聞き、米示は学校を抜け出しナオトと喧嘩し、ナオトを倒し、取り巻きは前田達に任せ、さゆりに会いに行きます。以前貰ったマフラーを大事に取っておいた米示、気持ちは通じ合い、二人は駅で別れのキスをし、再開を誓います

畑中と約束のタイマン

小兵二千秋の気を引こうと一策講じますが、前田に一掃されてしまいます。体育の自習の時間に小兵二は得意の野球で女子の目を引こうとします。いつもはサボる前田達も今回は参加、小兵二の球を打ち返した前田は気が収まらず、ピッチャーでも気張りますが、小兵二の打球は顔面に当たり、ダウンした前田ですが、逆に小兵二を顔面タッチアウトしこらしめます

畑中は大学進学が決まり、卒業の10日前に沖縄に合宿が決まります。前田畑中との決着を着けるべく、減量を開始します。しかしやり過ぎた前田は痩せ過ぎ、56kgにまでなってしまいます。ガリガリの前田畑中にいいようにやられますが、花向けの言葉を伝え、畑中は巣立ちます

在学中に20歳になってしまった輪島を笑いつつ、自分も留年が現実味を帯びて来た前田千秋に英語を教えて貰っています。追試では井岡が担当で、勝嗣達が模範解答を偶然見つけ、窓越しで回答を前田に伝えます

実は井岡前田だけ2年生の問題を答えさせており、勝嗣達が見つけたのはその2年生の問題だったため、前田は辛うじて合格することが出来ました

前田と島袋

小兵二共栄赤城に声を掛けられ、自分が帝拳を仕切っていると嘘を付きます。真実を明かされた赤城はキレ、小兵二を絞めようとしますが、小兵二軍団が小兵二が余命後僅かという嘘を付き、真に受けた前田は協力し、番長小兵二ということになり赤城はたじろぎます

堪忍袋の緒が切れた前田は一計を案じ、勝嗣がヤクザに因縁をつけられたため助けてくれと言われ、止む無く現れ、おどされますが、実は全て前田達の仕業でした

バレンタインデーの日、前田はモテまくり、千秋は嫉妬します。真冬は恋人をバイク事故で亡くしイラついています。傷心の真冬は屋上から飛び降りると前田に言います。前田勝嗣米示に下で支えられる事を前提に先に飛び降りますが、クッション代わりの幕は破れてしまいます

絶体絶命の前田ですが、千秋の一声でたまたま窓から顔を出した小兵二に当たったことで、前田は無事着地、千秋からもチョコを貰い、一件落着します

前田達が無免で車を運転していると、線路でエンストし、最早これまで…というところで後方から車が追突し難を凌ぎます。お互い無免だったということが分かり、首を痛めた前田と別れ、部下が帝拳の番格にやられたと知り、米商島袋は倒しに向かいます

同じく首を痛めていた小兵二が犠牲になり、島袋前田と勘違いしていたことを悟ります(しかしまだ顔と名前が一致していません)。前田島袋に果たし状を書きますが、玉袋と書いてしまい、余計怒り買います

待ち合わせ場所で落ち合う二人ですが、相手が当の呼び出し相手だと知る由もなく、待ちぼうけし、結局その相手だったとやっと悟った二人が喧嘩を始めるところでこの巻は終わります

まとめ

今巻はどちらかと言うとメインストーリーというよりはサイドストーリー的な小粒な話が多く、フックの効いた巻となります

そんな中、今巻ではさゆり真冬という女子が登場します。どちらも男臭いろくでなしBLUESにおいて貴重な美女として一種の清涼剤のような存在として今後も登場してきますのでお楽しみに!

前田を妙に意識する小兵二はある意味お笑いキャラですが、千秋を巡る前田との醜い争いが笑えます。小兵二と、終盤に登場する島袋も重要キャラとして最後まで活躍しますので、是非チェックしておいて下さい

当時の高校生のあるあるイベント目白押しだった点も、ろくでなしBLUESが人気になった要因とも言えます。時代の変化と共に、変わりつつある部分も多々ありますが、学校生活の根底にあるものは普遍なのかもしれませんね

まだまだ前田中心に沸き起こる面白エピソードは続きます…次巻もコミックスで読みましょう!!

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