「ろくでなしBLUES」20巻の数々の喧嘩と青春物語~吉祥寺VS浅草の抗争にまで発展も、あくまでタイマンにこだわる前田と薬師寺…千秋を巡る争いも、前田渾身のスクリューで決着~

前回のあらすじ

追手が六車を見つけ、事情を話し、六車は先程かち合ったのが前田だと気づきます。公園で小兵二笹崎の連中に袋にされていると、勝嗣米示が現れます。助太刀に入りますが、相手は強く、乱戦になります

前田がうんこビルの前で薬師寺を待ちます…

仲間思いの薬師寺

乱戦の中、小兵二は看板を振り回し気張ります。浅草には海老原石松も現れます。千秋を連れた薬師寺六車に会うと、トイレに行った隙に六車千秋を攫います

吾妻橋の上で待つ前田に事情を話した薬師寺ですが、当然前田は激昂し、いきなり薬師寺前田を殴って来ます!前田渾身のアッパーを受け止めた薬師寺前田薬師寺を投げ飛ばしますが、千秋を助けると言ってお互い譲らず、結局薬師寺は橋から前田を投げ飛ばしてしまいます

前田はそれぞれ暴れていた海老原達と落ち合い、事をでかくするな、俺が薬師寺を倒すと息巻きます。ヒロトはやられた腹いせに一人に復讐を果たします

薬師寺六車のアジトを見つけ、犯されそうになっていた千秋を救います。入れ違いで前田が現れます。六車前田に手を組もうと言って来ますが、前田は渾身のアッパーで六車を沈めます

千秋薬師寺に礼を言い、薬師寺千秋に気持ちを打ち明けますが、千秋前田以上に人を好きになれないと本心を明かします。薬師寺は吉祥寺の8人に浅草の16人が病院送りにされたことに腹を立て、前田を倒すと言います(この仲間思いな点が鬼塚とは異なります

決闘

前田はパンチングマシンでアッパーを試していると、流れからスクリューをあみ出します。アッパーより強烈かもしれないと感じた前田は、なんと167というスコアを叩き出します

病院では散々な状態の浅草の連中、は重体になっており、ヒロトはやりすぎたと後悔します。結局お互い探しながら一晩過ごした前田薬師寺は吾妻橋で再び落ち合います。千秋はそんな安い女ではないと分かっている前田は、千秋の訴えを聞き入れず、再度薬師寺と対峙します

正確に肝臓を狙ったボディをキメてくる薬師寺、ガードが下がると今度はハイキックを見舞って来ます。前田は偶然の流れで会得した渾身のスクリューをキメ、そのまま得意のローリングソバットを放ちますが、なんと相打ちになりお互い倒れます

見かねた千秋が喧嘩を止めなかったら橋から飛び降りると騒ぎます!前田千秋が橋に手を掛けると川に飛び込み、寸でのところで千秋米示達に止められます

喧嘩の後はあと腐れなく…

お互い仲間達が見守る中、千秋を巡る二人の決着を見届けます。薬師寺は得意の目隠しからの連撃で前田を倒します。千秋の声を聞いた前田はなんと立ち上がり、完全にキレたため関西弁でまくしたてます

フックで状態を崩した薬師寺に、前田は渾身のスクリューをキメ、そのまま薬師寺は川に吹っ飛びます!前田の勝利ですが、浅草が吉祥寺に負けたとかそういうことは関係なく、あくまでタイマンの結果だと聞かない前田は、仲間全員に焼きを入れ、最後に自分を殴れば事が収まると言います

すると仲間全員から一斉に反撃され、気が晴れた男達は、別れを告げ、爽やかな終わりを見ます。薬師寺に別れを告げた千秋前田に飛びつくところでこの巻は終わります

まとめ

仲間達も入り乱れ、最早吉祥寺VS浅草の抗争にまで発展した今巻ですが、前田薬師寺もあくまで千秋を巡るタイマンだと言って聞きません。前回の四天王・鬼塚は仲間を顧みない恐怖政治で従わせていましたが、薬師寺は異なり、やや前田よりの仲間思いな一面を見せます

揺れる千秋の乙女心でしたが、前田を想う気持ちに嘘は付けません。偶然の流れからスクリューを会得した前田は、薬師寺とタイマンを張ります

流石に薬師寺は強く、目隠しからの連撃で前田もこれまで…という窮地に陥ります。しかし不屈の闘志で立ち上がった前田は、渾身のスクリューで薬師寺をなんと川にそのまま落っことしてしまう程の物凄いパンチをを見せるのです

千秋も救い、男達の抗争も、最後はあと腐れなく晴れやかな決着を見ます。このようにろくでなしBLUESは本当に喧嘩の多い漫画ですが、非常に爽やかな読後感があり癖になりますね!続きもコミックスで読みましょう!!

おまけ

ろくでなしBLUESはなんと舞台化もされています。劇団EXILEが華組×風組合同公演として、2010年12月4日から12日まで天王洲銀河劇場で上演されました。人気公演となり、映像化もされているので、気になる人は是非ご覧下さい

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