「ろくでなしBLUES」6巻の数々の喧嘩と青春物語~ホストクラブ勤めの前田の兄・富士雄登場!!千秋のキスを賭けた1500m走の結末は…!?自称番長・小兵二の苦悩~

前回のあらすじ

三兵太吉野の元へ野球部入部を希望しますが、小兵二が土下座したら認めると言います。そこに小兵二が現れ、矢継ぎ早に前田も登場、野球で決めてやることになります。すると部室に顧問が来て、タバコの件を問われ、三兵太が罪を一人で被り、謹慎3日間となります

小兵二吉野のシュートを打ち返し、約束を果たし、部に戻らないか言われ、番長が野球等出来るかと強がります…

前田の兄・富士雄登場!

前田はボクシングのプロテストを受けようとしますが、筆記試験があることを知り尻込みします。応募用紙を一旦捨てますが、取り戻しに行くと千秋が大事に取っていてくれました。15:00締め切りのため慌てて向かうと駅で島袋と遭遇、流れで喧嘩するハメになります

島袋は柔道の都大会で決勝まで行った程の腕で背負い投げをみせますが、前田はレスラーになりたいとバックドロップで沈めます。喧嘩は長引き、15:00を回り、結局プロテストには間に合いませんでした…

前田の写真を隠し撮りし、盛り上がっている女子達に小兵二は嫌気が刺します。美香も写り込んだ写真に興味を持った三平太、可愛いと女子から黄色い歓声が挙がります。美香前田に直接写真が欲しいとねだりますが、千秋との仲を疑っています

結局前田は小学校の時の写真を美香に渡します。映っている顔が三平太にそっくりで、美香三平太に将来いい男になれるぞと持ち掛けます

飲み過ぎた前田を見舞ってやろうとする勝嗣達は公園である男と喧嘩になります。男は非常に強いのですが、ド近眼のため手当たり次第に殴って来ます。結局池に落とし難を凌ぎますが、前田の家はマンションで、いきなり女と喧嘩しており、それを見た千秋は涙して去ります

事情を打ち明けた前田富士雄はホストクラブに勤めており、女が勝手に部屋に入って来たため口論になったと言うのです。富士雄が帰って来ると、それは先程の男で勝嗣達は戦慄します!結局正体がバレ喧嘩になりますが、前田富士雄の眼鏡を外し、富士雄は手当たり次第に暴れ回り窓から落下します(笑)

前田の世話になっている状況が心苦しく、カタギになり学校を辞めて働こうかと思案しており、千秋は動揺します。公園で富士雄が襲って来てまた喧嘩になり、前田富士雄の眼鏡を奪った隙に勝嗣達は逃げますが、今回はコンタクトを入れていたため、二人は池に落とされます

富士雄千秋の胸を触ったため、前田はキレ、富士雄を殴りますが、誰のお蔭で高校に通えていると言われ、前田は出て行ってやると言い去ります

勝嗣、念願のファーストキス!

勝嗣達が土下座しますが、前田が追い出した女(イブ)が良い金づるだったため、見つけて来いと言われます。富士雄の描いた似顔絵は適当で、先が重いやられますが、千秋は良く顔を覚えているようです。前田は住まいを探していますが、そんな良い条件の物件はないと追い返されます

勝嗣達は別の女を連れて来て、富士雄が追い返したため、女の取り巻きが襲って来ます。乱闘になりますが、そこに前田イブが現れ、前田も加勢し難を凌ぎます。結局前田富士雄の家に残ることが出来ました

勝嗣は暑い中何故か上着を着ています。和美と付き合って1年程になるのにまだキスもしていないことを指摘され、勝嗣はチャンスに実行しようとしますが、和美のネックレスが昔付き合っていた人から貰った物だと知り場がシラケます

公園のボートに乗る勝嗣和美、バイトしていた赤城前田達のボートに追いかけられ、流れで勝嗣達のボートに当たり、和美がネックレスを池に落としてしまうと、勝嗣が池に飛び込みます!勝嗣は腕の古傷を隠すために上着を着ていたのです

そのことを知った和美はネックレスを捨て、勝嗣はやっと和美とキスします

体育の授業をサボっている前田達は、単位を落とし進級出来なくなることを恐れています。1500mの測定係になった千秋が1位になった人にキスをしてあげるという話で盛り上がり、それを聞きつけた小兵二は燃え、前田にも1級を取ったら単位が取れると嘘を付き、前田は禁煙を決めます

最後の一本を残し禁煙生活を始めますが、特に前田は非常に苛立っており、タバコを吸っている連中を張り倒していきます。前田だけ最後の一本を何とか残して我慢しています

番長・小兵二の苦悩

体力測定では散々な結果に終わり愚痴を垂れていると、勝嗣達が小兵二の嘘に気づき、前田は詰め寄りますが、小兵二は嘘を認めつつ千秋のキスの件を持ち出し、前田は動揺します。結局1500mを走る事になり、参加者は千秋のキス目当てで気張ります

前田は途中諦めかけますが、最後の一本のタバコを吸うと突然復活し何と一位になります。疲れ果てた前田千秋はタバコの空箱越しにキスをして渡します

前田の株ばかり上がり、自称番長の小兵二は焦ります。輪島が天下を獲りたいなら前田の脚を狙えと持ち掛けます。輪島はかつて畑中と同じような境遇にあったと話します。真に受けた小兵二前田島袋の喧嘩の場に乱入し、あべこべに二人を伸してしまい、それを見た他の連中は勘違いしてしまいます

前田を倒したという噂はたちまち広がり、小兵二は番長だと粋がっています。千秋にも詰め寄り、嫌がられます。前田は荒れており、三平太小兵二の目を覚まさせて欲しいと頼まれますが、気が収まりません

島袋帝拳にやって来て、小兵二を倒すと喚いていると、前田がワザと相手をし、劣勢の中小兵二に見せ場を作るために助けを呼びます。小兵二は颯爽と現れますが、一撃で伸され、島袋の弱点を知っている前田は脚に一撃入れ島袋を倒します

結局前田の窮地を救った小兵二ということで担がれますが、誰もが前田が華を持たせた事を知っており、小兵二が苦渋を飲むところでこの巻は終わります

まとめ

前田は17歳になり、ボクシングのプロテストを受けようとしますが、筆記試験があることを知り尻込みします。結局本意して受けに行こうとしますが、島袋に阻まれます。このプロになるというくだりはろくでなしBLUESで重要な意味を持ち、プロになってしまうと喧嘩が出来なくなるという点が前田に重くのしかかって来ます

今巻で前田の境遇の一部が明かされます。前田はホストクラブに勤める兄の富士雄と同居しており、そのことで気に病んでいます。家を出ることも一時考えますが、高校生が独立等なかなか出来るものではありません。結局当面は同居することになりますが、まだまだ前田の境遇には色々あるようです…

1500m走で一位になったら千秋がキスをしてくれるという話が独り歩きし、男子達は目の色を変え意気込みます。前田は禁煙の効果もなく沈みかけますが、意地で残していた最後のタバコを一本吸うと気力が戻り、何と一位になってしまいます。千秋とのキスはまだ実現しませんでした

小兵二は番長として名を挙げたいと一人躍起になっています。そこでなんと島袋前田を偶然伸してしまい、小兵二の株が上がります。調子に乗っている小兵二を伸そうと島袋帝拳に現れ、前田小兵二の見せ場を作ってやります

結局前田島袋を倒し、何だかんだ前田の株ばかり上がり小兵二の苦悩は続きます…気になる続きもコミックスで読みましょう!!

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