キャプテン4巻(集英社文庫)の表紙
【中古】 キャプテン(文庫版)(4) 集英社C文庫/ちばあきお(著者) 【中古】afb 価格:298円 |
墨谷2中野球部のキャプテンが谷口から丸井に代わったために、キャプテン丸井が赤いメガホンを持って腕組みをしている絵が描かれています
目次
春の選抜大会の巻
絶体絶命の巻
合宿にかけろ!の巻
練習試合はじまるの巻
完全(パーフェクト)試合(ゲーム)の巻
地区予選開幕の巻
6話収録されています
キャプテン第4巻のあらすじ
新キャプテンとなった丸井率いる墨谷2中は春の選抜大会で、広島の伝統校港南中学と対戦します
キャプテンの丸井は1年生の近藤を試合慣れさせるためにライトで先発させます
先攻の墨谷2中は1回表の攻撃で加藤、高木の連打で無死、1,3塁で3番丸井を迎えます
丸井はセンターへの飛球を放ち、犠牲フライと思われましたが港南中学のセンター竹田の強肩により、タッチアウトになります
しかし続く4番イガラシのツーランホームランで2点を先制します
1回裏の港南中学の攻撃に対するのはエースのイガラシです
イガラシは三者凡退に打ち取るものの、港南中学の打線はイガラシの球をよく当ててきました
試合は立ち直った港南中学の投手が墨谷2中打線を抑えていき、イガラシも次第に食い下がってくる港南打線を何とか打ち取っていく状況で、2対0のまま8回裏まで進みます
8回裏の港南中学の攻撃は先頭打者がヒットを放ってノーアウトのランナーを出します
続く打者の平凡なライトフライを近藤がバンザイしてしまい、無死、2,3塁となります
そしてそのあとの打者もライトへ狙い打ちすると、今度はセカンド丸井とライト近藤が激突してしまい、同点にされます
ここで墨谷2中は近藤がリリーフして、港南の4番内田を剛速球で三振に取ります
続く打者をサードゴロに打ち取ると、港南中学は近藤の守備のまずさを突こうとバントをしてきます
しかしバント対策の練習をしてきた近藤は出塁を許さずに2対2の同点で最終回を迎えます
墨谷2中を調べ尽くした港南バッテリーの前に抑えられてしまい9回の裏を迎えます
近藤は先頭打者を自らのエラーで出塁させます
そして近藤はボークを出してしまい、無死2塁となります
近藤の世話係をしていたイガラシによるとバント練習で精いっぱいでセットポジションの練習まで回らなかったそうです
セットポジションができない近藤のためにランナーは3塁まで進み、港南中学はスリーバントスクイズをしてきます
しかし近藤の剛速球の前にスクイズバントはファールになってまずワンアウトを取ります
続く打者はヒッティングに出てファーストゴロになりますが、1塁ベースカバーに入った丸井と1塁に入ろうとした近藤が激突して落球して1塁はセーフになり、この間にランナーがホームに突入して墨谷2中はサヨナラ負けしてしまうのでした
近藤のせいで負けたと主張する丸井に対してイガラシは相手がどんなチームか調べもせずに試合に臨んだことも敗因だと言い出します
そして丸井は他のナインを帰りのバスに残して自分は先ほどまで試合をしていた球場に引き返します
丸井の目的は選抜出場校や見学に来ていた学校との練習試合の約束を取り付けることでした
一方墨谷2中の他のナインたちはキャプテン丸井抜きでミーティングを行い、丸井がキャプテンとして不適格という結論を出していました
しかし自分たちがミーティングをしている間にチームのために練習試合を取り付けてきた丸井に再びキャプテンをお願いしようとなるのでした
再びキャプテンとなった丸井は36校との練習試合に全勝するために合宿を開始します
イガラシの助言により厳しい合宿を行った墨谷2中はいよいよ36校との練習試合に臨みます
丸井は1日に3校との試合を組んでいて、最初の相手は選抜で準決勝まで進んだ川下中学です
試合は2対0と墨谷2中がリードして最終回を迎えます
ここまで相手を完全に抑えてきた先発近藤ですが、この最終回には近藤のまずい守備もあって同点にされます
ここでキャプテン丸井はリリーフにイガラシを送り、川下中学はエース小川に代えてイガラシのような変化球に強い代打を送ってきます
しかしピッチャーフライに打ち取り、延長戦に入ると川下中学はエースを下したので延長戦は勘弁してくださいと言い出します
結局墨谷2中の不戦勝となり、この勝利を皮切りに墨谷2中は36校との練習試合に全勝を成し遂げるのでした
地区予選が始まり、墨谷2中のライバル青葉学院は2軍メンバーで圧倒的な強さで勝ち上がっていきます
青葉の1軍は報道陣をシャットアウトして打倒墨谷2中に向けての猛練習をしているようです
墨谷2中は江東中学と対戦しますが、先発近藤は相手の先頭打者を全く寄せ付けずに三振に取り、2番打者にもツーストライクと追い込むのでした
キャプテン第4巻のみどころ
このキャプテン4巻では谷口から丸井にキャプテンが代わったことで、谷口時代とはまた違う楽しみが出てきたと言えます
特にキャプテン丸井がキャプテンとしての資質を問われるなどの野球部内のごたごたをこれほどまでに詳細に描いている野球漫画はおそらくほかの野球漫画にはないと思います
こういう試合だけではなく、野球部内の日々の出来事までを詳細に描いているのも「キャプテン」という作品の魅力の1つだと思います
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