『キャプテン』3巻のあらすじとみどころ|谷口は全国を制す!そして墨ニ野球部は丸井率いる新世代へ…

キャプテン3巻(集英社文庫)の表紙

【中古】 キャプテン(文庫版)(3) 集英社C文庫/ちばあきお(著者) 【中古】afb

 

漫画の主人公谷口タカオ君がマスコットバットと普通の木のバットを持っているおそらくはネクストサークルにいる姿が描かれています

背景は夏の青空と雲が描かれていて爽やかな感じがします

目次

白熱!!決勝戦の巻

死闘!墨谷対青葉の巻

栄光の日本一の巻

新キャプテン誕生の巻

新入部員実力テストの巻

5話収録されています

 

キャプテン第3巻のあらすじ

青葉学院との再試合が決定した墨谷2中ですが、青葉学院は全国大会を制覇しているので、この戦いが事実上の日本一決定戦となりました

試合は青葉学院の先攻で開始しますが、大試合に慣れていない墨谷2中はエラーを連発し、おまけにピッチャーイガラシ失投でホームランを打たれるなど、1回の表に6点を先制されてしまいます

墨谷2中の攻撃は緊張のために全く打つことができずに終わっていきます

2回の表に2点、3回の表に1点を追加されて9対0となります

しかしキャプテン谷口の落ち着かせようとする姿勢が功を奏して、4回、5回の青葉の攻撃を0点に抑えます

ただピッチャーイガラシは随分と疲れが出てきました

5回の裏の墨谷2中の攻撃は遠藤、浅間が青葉のエース佐野の球をきちんととらえますが、青葉の好守備に阻まれます

ここで墨谷2中は谷口がブルペンで投球練習を開始します

谷口が投げるとは全く思っていない青葉ナインはかなり動揺します

この動揺した佐野から加藤、島田のヒットの後に丸井がなんとスリーランホームランを放って3点を返し、9対3となります

墨谷2中のピッチャーイガラシは打者の苦手なコースを丹念につく投球で疲労しながらも青葉打線を抑えていきます

しかしここでサードへのファールフライを追った谷口が青葉ベンチに激突して、爪をはがしてしまいます

イガラシのリリーフが無理になった谷口は指をかばいながらサードを守り続け、イガラシは疲れ切っていながらも投げ続けていきます

イガラシは気力で投げ続けて青葉打線を抑え、7回を終了時点で9対3になります

8回表の青葉の攻撃も気力で投げ続けるイガラシやケガしながらもプレーし続ける谷口の姿に他のナインたちも奮起して、0点に抑えます

8回裏の墨谷2中の攻撃は打線が爆発し、3点を返してさらに攻撃は続きます

ただランナーに出ていたイガラシが転んでしまってアウトになり、チェンジになってしまいます
9対6と3点差で迎えた9回表もイガラシは速球を投げて、3番打者をセンターフライに打ち取ります

するとここで青葉学院の部長はわざとファールを打ってピッチャーイガラシをつぶす作戦をしてきます

そしてイガラシは4番打者に四球を与え、マウンドに倒れてしまいます

ここで谷口はなんとイガラシをリリーフして、マウンドに上がります

谷口に対してもファールで潰す作戦を取る青葉学院ですが、味方からの猛烈なヤジに耐えかねてまともに打った5番中野はセカンドライナーでダブルプレーでチェンジとなります

最終回9回裏の攻撃に入る墨谷2中ですが、谷口の指が折れていることがわかります

墨谷2中は浅間が倒れた後に加藤、島田の連打でチャンスを作りますが、丸井がセカンドフライに倒れて2死、1,2塁になります

続く高木は平凡なサードゴロを打ちますが、なんと青葉のサードがエラーしてしまいます

2死満塁で3番イガラシを迎え、イガラシは疲労しながらもホームラン性の当たりを放ちます

ここで青葉の部長は3番イガラシ、4番谷口を敬遠して1点差で勝つ作戦に出ます

イガラシを敬遠して、続く谷口も敬遠しようとしますが、うなだれている佐野のすきをついてランナー島田がホームに突入して2点を返します

するとここで青葉の部長はタイムをかけてナインを呼び寄せ、勝負して来いと青葉ナインたちに指示するのでした

勝負の指示を受けた青葉のエース佐野はものすごい速球を投げ込み、たちまち谷口を追い込んできます

速球に押されてバットを折りながらもショート後方へのヒットとなり、ランナー2人が帰って墨谷2中が勝利するのでした

谷口の後を引き継いでキャプテンとなった丸井は新入部員の中から、春の選抜に使えるメンバーを探します

その中で守備はまるでだめだが、ものすごいパワーでホームラン性の当たりを連発し、剛速球を投げる近藤という部員をレギュラーにすることになります

そして墨谷2中は春の選抜に挑むことになるのでした

 

キャプテン第3巻のみどころ

キャプテン第3巻では墨谷2中と青葉学院との死闘が展開されます

指を骨折してもプレーし続けて投手までこなした谷口、疲労困憊の中で青葉の猛打線を抑えるイガラシの頑張りはとても感動するものがあります

一方の青葉学院の部長は最初は勝利のためにファール作戦や敬遠作戦を取っていた部長が最後には勝負を指示したシーンも隠れた名シーンと言えます

打たれて「すみません」と謝る佐野に対して、「わしが今まで知っとるなかでいちばんいいタマだったよ」、「あれを打たれたんじゃ仕方ない」と発言します

さらに「さあみんな勝者に拍手をしてやらんか」と相手への敬意も忘れていません

この試合に至るまでの青葉の部長は規則書に制限がないからと全員1軍の選手に代えたり、ファール作戦や敬遠作戦とはっきり言って最悪のイメージでした

しかしこの再試合における青葉の部長を見て素晴らしい指導者であると感じさせられました

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