前回のあらすじ
ルードの仇と首をはねてやると息巻くガルダンディーの前に、ポップも最早これまで…というところで、ヒュンケルが現れ、ポップの窮地を救います…
ヒュンケル捨て身の必殺技も…
ヒュンケルはガルダンディーの始末をポップに譲ります。ポップはトベルーラで宙に浮くと、至近距離からイオを放ちます!ポップの勝ちです
更にボラホーンは自慢の牙をヒュンケルに切られ、怒ります。凍てつく息と武器で攻撃しますが、鎧化(アムド)したヒュンケルの敵ではありません。ブラッディースクライドで一撃です
残るはラーハルトのみ、しかし、ラーハルトもロン・ベルク作の鎧の魔槍を持っており、鎧化します。ラーハルトは神業でヒュンケルの兜を割ってしまいます。他の2人とはけた違いの強さで、スピード攻撃にヒュンケルはついていけません
ヒュンケルはわざと技を受け、そこで生じた隙をブラッディースクライドで仕留めようとしますが、読まれており、逆にハーケンディストールを食らい倒れます
バランの過去
バランはダイの居所が分かるようで、近くまでルーラで来てしまいます。それを察知したレオナ達は迎撃に向かいます。レオナはダイにナイフを渡し、勇者として元に戻って欲しいと願いますが、ダイはまだ戸惑っています
瀕死のヒュンケルにラーハルトはダイの母親(ソアラ)が人間に殺されたと言います。ハドラーよりも大物の冥竜王ヴェルザーを相手していたバランは、奇跡の泉でソアラと出逢い、愛が目覚めます。しかし周りの猛反発にあい、城からバランは追放されます
二人の間にディーノが生まれ、幸せの時間も束の間、バランは捕まり、処刑されるところをソアラが割って入り、逆に犠牲になってしまいます。憤慨したバランはあらかた片付けますが、ディーノは見つからなかったのです
この過去がありバランは人間を憎んでいます。話を聞いたヒュンケルは、バランの気持ちが分かった上で、人間の世界も捨てたものじゃないと諭したいと言い、先程より動きが良くなり、ラーハルトを追い詰めます
近接戦でやはりラーハルトに分があり、ヒュンケルは倒れますが、ハーケンディストールで出来た僅かな隙を逆にグランドクルスで倒してしまいます
すると後方で倒したはずのボラホーンがポップを盾にヒュンケルを追い詰めます。卑怯な手口です。ヒュンケルもこれまで…というところで、なんとラーハルトが槍を投げ、ボラホーンを倒してしまいます
ラーハルトはヒュンケルに自分の魔槍を渡し、ヒュンケルにバランとディーノのことを託します
竜魔人化したバランの前にダイが!?
クロコダインとレオナはバランと対峙します。ポップのことを知ったクロコダインは、レオナに策を授け、バランに捨て身の防御で相対します。バランのギガブレイクをまともに食らったクロコダインですが、即座にレオナのベホマで回復し、何度でも、バランの力が尽きるまで繰り返し受け切るというのです!
バランの竜の紋章の共鳴でダイは牢屋を自ら破ってしまいます。2度目のギガブレイクを受けたクロコダインを回復しようとするレオナにバランはライデインで牽制し、近寄らせません。それでも近寄っていくレオナにライデインが落ちる…というところで槍が飛んできて防ぎます!ヒュンケルとポップなのです
ヒュンケルはこんこんとバランを諭しますが、バランは人間の心と身体を捨てると言い、竜の戦士の最強戦闘形態・竜魔人に変身します!最早魔獣に等しい状態になったバランは、ポップ・ヒュンケル・クロコダインを容赦なく攻撃します
バランは空に飛び立ち、ドルオーラで一掃しようとしますが、そこにダイ(ディーノ)が現れたところでこの巻は終わります
まとめ
最強と謳われた3人の竜騎衆も、ポップとヒュンケルの活躍で一転倒れます。ポップはド根性でガルダンディーを倒し、ヒュンケルもボラホーンとラーハルトを倒します
ラーハルトはダイの大冒険ではお約束の、改心し敵だったヒュンケルにバランのことを託し、魔槍を渡します。こういった敵だったものが改心し、心を入れ替える展開が、ダイの大冒険らしい、心震える展開です
圧倒的な力を持つバランに対し、クロコダインは捨て身の防御+レオナの回復でバランの力が尽きるまで耐えるというとんでもない戦法で対峙します!しかし流石にこれは読まれ、レオナをターゲットにされ万事休す…というところでヒュンケル達が現れます
ヒュンケルはラーハルトが改心したように、バランにも説得を試みますが、バランは聞く耳を持たず、逆に竜魔人化してしまいます。さらにパワーを上げたバランの前に敵は無し…万策尽きたかに見えましたが、そこにひょっこりダイが現れます。ダイはまだ記憶が戻っていないようです…
この絶体絶命の状況で、親子のシンクロが起きようとしています。次巻もコミックスで是非!!
おまけ
ダイの大冒険オフィシャルファンブックというものが発売されました。こちらは新アニメ化を記念して作られた新刊で、物語を振り返られる副読本として非常に有益です。ただ、ネタバレ要素含まれますので、まだ本編を未読の方は読破後に楽しみましょう
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