前回のあらすじ
ハドラーに手当をお願いするヒム達、しかし、無傷のフェンブレンをKBの7に置いたと言うのです。そこにはチウがパピィとゴメちゃんとマリべえとで死の大地の入口を探っており、フェンブレンがその前に現れます…
黒い影の正体は!?
マリべえは海底で魔宮の門を見つけます。フェンブレンはそこが大魔宮バーンパレスへの入口だと言うのです。パピィに乗り、ダイに知らせようとする一同ですが、フェンブレンはバギを放ち、更に魔宮の門を開くのは不可能だと脅します
チウは窮鼠包包拳を放ちますが、全身凶器のフェンブレンに当たり傷つきます。しかしチウは気丈に初めて出来た子分を守ると啖呵を切ります
ダイ達はチウ捜索にあたり、戦力を2分し、ポップ・クロコダイン・ヒュンケルに偵察に行かせます
追い詰められたチウ、最早これまで…というところでゴメちゃんが眩い光を放ち、フェンブレンに体当たりします!なんとオリハルコンで出来たフェンブレンの顔を歪めてしまうのです。怒ったフェンブレンはゴメちゃんを襲いますが、チウ達が必死で防御します
フェンブレンの一突きでこれまで…というところで、謎の黒い影がフェンブレンの目を剣で貫いて防いでしまいます。助かったチウ達の元にポップ達が現れ、チウは助かります。しかし例の黒い影の気配を感じたヒュンケルはクロコダインと共に、ポップはチウを連れて離脱しろと言います
すると黒い影の正体はバランだったのです!ダイを狙うのか問うと、バランは狙いはバーンだと言います。仲間になってくれと請うクロコダイン達をバランは屠ってしまいます。単身向かうと豪語するバラン、ヒュンケルは以前のバランの目ではないと感じます
ヒュンケル咄嗟の判断
ダイの捨て石になるのでは?と感じたヒュンケルはバランを止めようとします。槍を置き、闘気を消したヒュンケル、バランはこれがカウンターアタックを狙っていると読みます。ヒュンケルはアバンの書に記された究極奥義・無刀陣だと言います
バランはダイのためならバランを放っておいた方が得策なのではと問います。ヒュンケルはラーハルトの魔槍がバランを止めるように言っていると言います。バランは闘気を出し、一撃必殺に賭けます。陰で見ていたアルビナスとヒムでしたが、アルビナスがそこに撃って出ます
3人がぶつかろうとする中、技を止められないバランはそのまま突っ込み、ヒュンケルはニードルサウザンドを放ちます!物凄い爆発の後、アルビナスは右腕がえぐれています
バランは咄嗟にヒュンケルとクロコダインを連れ離脱していました。先程はアルビナスが虚を突き技を放ってきたので、ヒュンケルは咄嗟にアルビナスにブラッディースクライドを放ち、無防備になりバランの攻撃を受けてしまったのです
バーンパレス侵入!
ダイ達が魔宮の門攻略の知恵を絞っていると、バランが現れ、ダイと共に魔宮の門を開くと言います。ヒュンケルが身を挺してくれたおかげで今ダイとバランが共に動こうとしています。ダイとバランは海中に潜ります。
残りのハドラー親衛騎団はポップ・マァム・クロコダインで相手します。ゴメちゃんも付いて来ています。アルビナスは傷が修復しています。しかしフェンブレンの姿が見えません…フェンブレンはダイ側・魔宮の門で待ち構えていたのです
フェンブレンは敢えて両目の傷は修復しなかったのです…バランへの復讐の炎を絶やさぬために。バランが相手しようとすると、フェンブレンは水中でバギクロスを放ち、海流の渦でバランは真魔剛竜剣を手放してしまいます
バランが剣を取りに行くと、それは罠で、フェンブレンはツインソードピニングを放って来ます!直撃か?というところでダイが咄嗟にダイの剣を抜き、フェンブレンを真っ二つにしてしまいます。ダイは無意識化で自然と剣が抜けたと感じます
ダイとバランは魔宮の門を打ち破り、侵入に成功します。その波動は陸のポップ達にも伝わって来ています。フェンブレンの最後を知ったヒムはその場を離れようとしますが、ハドラーの意志を思い出し、ポップ達を釘付けにします
ハドラーは最初からダイとバランは一人で相手するつもりでした。3人が対峙するところでこの巻は終わります
まとめ
偵察していたチウ達でしたが、フェンブレンに見つかり、窮地に陥ります。しかしチウは隊長として仲間を庇い、漢気を見せます。ダイの大冒険にはこういった仲間を思いやる場面が幾つか出てきて、現代社会では擦り切れた人間関係が多い中、非常に心動かされる描写が多いです
敵対していたバランが息子のダイと共に魔宮の門に向かう展開も熱いです。いずれ相対することになるかもしれませんが、一度闘った親子が協力して強大な敵に立ち向かう様は爽快です
ハドラー側にも意図はあり、特にハドラーは命を削って超魔生物化したため、命にも限りがあるようです。ダイとバランとはハドラー一人で立ち向かうと豪語しており、それだけ自信があるのでしょうか?ポップ達もハドラー親衛騎団を釘付けにすることができるのでしょうか?続巻もコミックスで是非!!
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