前回のあらすじ
マァムは何とかダイに回復魔法を…と思っていると、実体化したフレイザードに塞がれます。しかしフレイザードも以前より確実に弱っており、身を削っていたのです。ダイが身を挺して最後の必殺技で勝負を賭けます…
フレイザード撃破!!
ダイはフレイザードが氷炎爆花散を放つ中アバン流刀殺法・空裂斬を放ちますが、フレイザードは倒れません。技が完全ではないのです。ダイはアバンの講釈を思い出しながら、フィンガーフレアボムズを上手く発動できないフレイザードを見て、空裂斬が微かに効いていたことに気づきます
フレイザードは決死の覚悟で弾岩爆花散を放ち、ダイは空裂斬で応戦しますが、核(コア)を見切れません。ヒュンケルは自らの血でダイに目つぶしをし、心の目で核を見極めろと言います。ダイは心眼でフレイザードの核を見つけ、ついにフレイザードを倒します
ハドラーはミストバーンの暗黒闘気の魔力で蘇りました。ハドラーの能力は更に上がっています
左右の身体を維持出来なくなったフレイザードの片方にポップはベギラマを唱え、氷部分が消滅します。残りもこのまま…というところでミストバーンが現れ、魔影軍団最強の鎧を身にまとうよう進言してきます
フレイザードは鎧を身にまとい、クロコダインの怪力とも互角、ポップのヒャダルコも効きません。しかしダイは目が塞がったままでもその攻撃を見切り、完成したアバンストラッシュで止めを刺します!
レオナ無事救出!!
レオナ救出のため中央塔の最上部に向かう一同ですが、レオナは氷漬けのままです。フレイザードの呪法は解けたのですが、その縛めから元に戻るだけの生命力がないのです。マァムは魔弾銃のギラにポップのベギラマをもう一発詰めることで数倍の威力になるのではと閃きます
しかしポップは連戦でMPが尽きていたのです。万事休すか…というところでダイが紋章を呼び起こし、ベギラマを弾に詰め、マァムは魔弾銃を壊しながらも一発放つことが出来、無事レオナが氷漬けから解放されます
その夜宴が開かれ、レオナも目を覚まし、ダイ達は再会を喜びます。不死騎団としてパプニカ王国を滅ぼしたヒュンケルは自身の罪を認めますが、レオナは残された人生をアバンの使徒として生きることと誓わせます
宴もたけなわな中、クロコダインとヒュンケルは鬼岩城へと向かいます。バランはカール王国を5日で滅ぼし、ハドラーの企みも見抜いているようです
マァム、武闘家になるべくパーティー一時離脱…
マァムは魔弾銃の修理が出来ないかマトリフに相談しにいきます。同時に魔法を万能に使えるレオナに嫉妬しているようです。マトリフはポップと修行中で、ポップはトベルーラを唱える等実力を上げていますが、まだマトリフの方が上手です
ダイはその人その人に向いた誰にも真似出来ない武器(ダイは勇気)を磨けと言われ、こっそり聞いていたマァムは自身の武器が力ではないかと思いつきます。作戦会議でマァムは思い切ってパーティーから一時離れると告げます
邪悪の六芒星がクロコダイン・ヒュンケル・フレイザードの敗北で半分になってしまったと嘆くハドラーですが、そこにキルバーンが現れます。キルバーンはハドラーを挑発し、ダイの相手をすると言いますが、その前にバランがダイを倒すと言い放ちます
ダイを竜の騎士だと見破ったバランにたじろぐハドラーでしたが、キルバーンはバーンの鍵で鬼岩城を移動させようとします(クロコダインやヒュンケルは鬼岩城の場所を知っているため)
魔弾銃も壊れた今、自分には他に誇れる武器がないというマァムにレオナは辛辣な言葉を掛けますが、その通りだとマァムは正直に認め、武闘家になるため修行の旅に出向きます。これが最後の別れになるかもしれないと悟ったポップはロモスの山奥にまでルーラで送って行ってやると言います
しかしまだ未熟なルーラで誤って魔の森に着いてしまい、ここが初めて会った場所だと悟ります。マァムはポップの著しい成長が羨ましく、ポップはマァムへの正直な気持ちを「す…素晴らしい仲間だと思ってんだからさ…」と打ち明けます(ここで好きとは言えないポップなのです…)
ギルドメイン山脈中央部の鬼岩城に向かったクロコダイン達でしたが、既に鬼岩城は移動した後でした。世界の果てと呼ばれる「死の大地」に近い洋上で1隻の大型船が沈没、海に巨大な人影が立っていたと証言するものがいたというくだりでこの巻は終わります
まとめ
フレイザードとの死闘もついに決着しました!勝機が見えたかに思われると更なる困難が舞い起こる展開は少年誌特有のジェットコースター感でドキドキしてしまいますね!ダイは心眼で空裂斬、そしてアバンストラッシュを完成させます
レオナを救出出来、宴も開かれ、6大軍団長の3人を踏破したダイ達、順風満帆に見えますが、レオナの存在がマァムには眩しく感じられます。王女として、また、魔法の万能戦士として有能なレオナと自分を比べ、魔弾銃も壊れたことで、自分には人に誇れる武器がないと感じます
結局マァムの出した答えは、自身の武器・力を活かすべく武闘家になるためパーティーを一時離脱するというものでした。命がけの旅を続ける者として、二度と逢えなくなるかもしれないと感じたポップはマァムに本心(恋心)を伝えようと奮起しますが、今回は素晴らしい仲間だと思っていると伝えるのが精一杯でした
ダイの大冒険にはこういった恋愛要素も含まれる物語な点が、男女問わず人気の要因なのでしょう。日々成長を遂げ逞しくなるパーティー、鬼岩城の動向も気になりますね!続巻もコミックスで是非!!
おまけ
皆さんご存じの通り、ダイの大冒険は旧アニメ版があります。ジャンプ大人気の時代の作品で、コミックス同様人気アニメとなりました。旧アニメは物語の途中で終わっています。どの辺りまでだったのか、是非ご自身で確かめて頂きたいです!
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