前回のあらすじ
ベジータの悪あがきは続きますが、リクームにとっては赤子の手をひねるかのようなものです。今回も一対一ではなくクリリン・悟飯が加勢して勝機を見出すしかないのかと二人は覚悟を決めます…同時に悟空がナメック星到着まであと2分です…
悟空到着！
リクームのイレイザーガンを咄嗟の判断でクリリンがリクームを急襲・悟飯がベジータを救うことで難を凌ぎます。怒ったリクームはクリリンを一撃で屠り、悟飯も応戦しますが全く歯が立ちません
フリーザはギニューから７つのドラゴンボールを譲り受け、自身の願い・不老不死を願おうとしますが、何も起こりません…何か暗号等がないと使えないことを悟ったフリーザは、スカウターで最長老達の位置を把握し、自ら向かいます
悟飯は気力を振り絞り、リクームに立ち向かいますが、リクームは強く、首の骨を折られてしまいます。すると悟空の宇宙船が到着し、悟空はすぐさま気を探り、悟飯・クリリン・ベジータと順に仙豆を食わせ復活させます
悟空はクリリンの頭に手を置くと事情を全て察し、一人で倒すとリクーム達に向かって行きます。リクームはマッハアタックを仕掛けますが、悟空は瞬時に避け、バータとジースに忠告する素早さを見せます。怒ったリクームはウルトラファイティング…という技を繰り出そうとしますが、その隙を突かれ悟空に一撃で倒されます
続いてバータとジースを同時に相手する悟空、気はインパクトの一瞬だけ爆発させているため、省エネにもなり、スカウターでも把握されないので、二人は訝しみます。二人はジースにクラッシャーボールを撃たせ、避けた隙にバータが仕留める作戦に出ますが、悟空はクラッシャーボールを弾き飛ばし、一瞬でバータの背後に迫ります
悟空は超サイヤ人！？
悟空のスピードは最早宇宙一で、ジースとバータ二人がかりでも全く打撃が当たりません。悟空の反撃でバータは瀕死となり、ジースは逃げ帰ります。するとベジータがバータとリクームに止めを刺し、悟空の甘さを指摘します。ベジータは異様にフリーザを恐れており、悟空はフリーザがまだ神龍を呼び起こせていないと推理します
ジースはギニューに報告し、ギニューは怒り、ジースにドラゴンボールを地面に隠させると、悟空達の下へ向かいます。悟空は気を探り、フリーザが最長老の下へ向かったと悟り、悟飯とクリリンにドラゴンレーダーを取りに向かわせます。瀕死から仙豆を食べたことで能力の上がったベジータにジースを相手させる算段です
ところがベジータは別方向へ飛んで行ってしまいます…二人を悟空に相手させることで消耗させ、自身はドラゴンボールを奪い不老不死の願いを叶えてしまうつもりです。悟空はギニュー達を圧倒しますが、ギニューも戦闘力を自在に操ることが出来るタイプで、悟空がどれだけの戦闘力を持つのか調べたいと言います
要望通り悟空が気を上げると、なんとスカウターは１８万もの数値を叩き出します！まだ悟空には余力があると言うのです。ギニューは悟空が超サイヤ人なのかと感じますが、話をすると、どうやらまだ超サイヤ人になりきれてないと悟ります
フリーザは最長老の下へ辿り着きます。最長老に能力を引き出してもらったデンデが入れ違いで飛び立ちますが、フリーザは見逃します。最長老が死ぬとドラゴンボールも無くなると伝えますが、フリーザは力づくでドラゴンボールの暗号を聞き出そうとします。ナメック星人唯一の戦士型のネイルが相手します
悟空とギニューがチェンジ！？
時間を稼ぐ意味でもネイルは場所を変え、43000まで戦闘力を上げますが、フリーザは前もって自分は５３万だと言い、左手だけで闘ってやると豪語します。ネイルの攻撃を受け切ったフリーザはネイルの腕を引きちぎってしまいます。ネイルは腕を再生させますが戦闘力は落ちており、依然フリーザ優勢です
ギニューは悟空の圧倒的強さに喜び、ワザと自身を痛めつけると、チェンジして悟空と身体を入れ替えてしまいます。圧倒的な力を手に入れたギニューはジースとドラゴンボールの下へ向かいます
ブルマにドラゴンレーダーを貰ったクリリン達はフリーザの宇宙船に辿り着きます。既に宇宙船にいたベジータは、クリリン達がドラゴンボールを探し当て、願いを叶えるところで急襲しようとしますが、クリリンは神龍を呼び出すことが出来ません…やはりナメック星特有の暗号のようなものが必要なのです
悟空になったギニューとジースが宇宙船に到着します。最初悟空だと勘違いしクリリンが話しかけてしまいますが、悟飯が偽物と気づき戦慄します！そこにギニューの姿の悟空が現れ、種明かしし、悟空の潜在能力をギニューは引き出すことは出来ないと言います
事実ギニューは気を上げても23000にしかならず、クリリンでも勝てるかもしれません。ジースの相手をベジータが買って出るところでこの巻は終わります
まとめ
リクームの圧倒的な強さの前になす術無し…絶体絶命の中、悟空が到着します！このヒーロー見参の展開は最早ドラゴンボールお約束ですが、やはり何度でも正義の味方の登場は観たいところですね
悟空はその莫大な気を自在にコントロール出来るため、最初舐めていたギニュー特戦隊でしたが、その潜在能力の高さに戦慄します…悟空は荒行で前人未到の境地に達していたのです。ただ、超サイヤ人という言葉には悟空はまだピンと来るものがなく、未だ未知数のものです
ギニュー特戦隊の隊長・ギニューはチェンジという秘儀で相手と入れ替わってしまうという珍事まで起き、一瞬悟空もたじろぎますが、悟空の様に精神と身体とを一致させなければ真の強さは発揮出来ず、クリリンですら倒せる程度なのです
この闘いの間、ベジータはあくまで自己中心的な行動が目立ち、悟空達を上手く利用して漁夫の利を得ようとずる賢く行動します。この唯我独尊ぶりこそがベジータらしさであり、人気の秘訣なのかもしれません
フリーザはドラゴンボールがナメック星人特有の暗号を知っていないと発動出来ないと悟り、最長老の下へ向かいます。番人・ネイルと戦闘になりますが、フリーザ優位は変わりません。潜在能力を引き出して貰ったデンデが入れ違いで飛び立ちましたが、何か突破口はあるのでしょうか？続きもコミックスで是非！！
おまけ
鳥山明先生の単巻作品で銀河パトロールジャコという漫画があります。この作品のラストにはドラゴンボールのあるキャラクターが登場しますので、是非読んでその目で確認して頂きたいです。また、SPおまけ漫画として「DRAGON BALL － 放たれた運命の子供」も収録されています
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