前回までのあらすじ
ララナの協力もあり、ついに玄野は多恵と再会を果たします…
しばしの再会…
玄野と多恵は喜びを噛み締めます。多恵はケガをしていますが、玄野と逢えたことが嬉しいようです。ララナが助けてくれたことを告げます
宇宙人が眺めている液晶画面には玄野2号や加藤、レイカ達の戦闘シーンが流れています
壮絶な戦闘ですが、ガンツチームは化け物揃い、徐々に駆逐していきます
そんな光景を眺めながら、また多恵と地上に戻りたいと願っていた玄野が、転送されてしまうのです!
超巨大ロボットで塔を破壊せよ!
転送先は大型ロボットのコックピットらしきところです。以前国のトップクラスがガンツメンバーを強制転送させたことがありましたが、今回も無理難題を吹っかけてきます
前方に見える塔のようなものを破壊せよと言うのです。そのロボット達の中には桜井もいます
自動運転で塔に向かっていくので障害となる敵を破壊して欲しいということです
前方から小型機の大群が攻め寄せ、攻撃してきます。玄野はやむを得ず応戦します
女として生きたレイカ
場面変わって、玄野2号達は結局敵を全て駆逐してしまいます。猛者揃いのガンツチームです
そんな中、ネットで散々テロリスト等言われたガンツチームですが、実際助けられた人間から賛美の声が上がってきます
天井に張り付いている最後の敵を見上げ、一同は迷います…嫌な予感がする。皆逃げた方がいいと言いますが、玄野2号は倒した方がいいと主張します
玄野2号は「俺だって…玄野計なンだ!」と、自分がレイカに作られたただのクローンじゃないことを証明する意味でも、意地でもメンバーを逃がして闘うというのです
レイカが名残惜しむ中、一人居残り、敵に攻撃を仕掛ける玄野2号。序盤優勢でしたが、徐々に敵は本性を露わにしてきます
玄野2号の銃が壊され、玄野2号は宙に浮かばせられます
メンバーと共に逃げてきたレイカですが、立ち止まってしまいます。玄野2号にZガンを持っていくと聞かないのです!今までの冷静なレイカからは想像もできない取り乱しようです
「計ちゃんのいない人生なんて意味がない!あたしも計ちゃんと一緒に死にたいの!」と凄むレイカには最早アイドルの面影はなく、ただただ哀れな女の姿となり、メンバーも茫然と見送るしかありません
玄野2号は空中で圧力をかけられ、ダメージが蓄積してきます。このままでは…というところで、レイカがZガンで応戦します
玄野2号は助かりますが、レイカもダメージを受けてしまいます
玄野2号は「なんで来るんだよ」、「タエちゃんともう一度会いたかった」という無常の言葉を残します。玄野2号は敵に向かっていきますが、やられてしまいます
レイカは玄野2号を守るために最後の気力を振り絞ります
気づくと玄野2号は敵の脳天にガンツソードが伸びて突き刺さり、息絶えているのを見つけます。命と引き換えに止めをさしたのはレイカでした
玄野2号は人口蘇生を試みますがダメでした。一時でもレイカの気持ちをないがしろにした自分を責めます
最後の口づけをして、レイカを抱えてメンバーの元に戻ります
巨大な怪物もガンツメンバーは倒してしまいます。風はタケシのプリクラを眺め安堵します
そこへ玄野2号が到着します。レイカを埋葬することになります
大型ロボット対決!!
玄野達巨大ロボットは街を破壊しながら塔へ進んでいきます
破壊される街の中で、ララナは多恵を守り、玄野を探してあげると言います
宇宙人側も巨大ロボットを出して来ます!巨大ロボット同士の対戦になります。このロボ戦は大型ということもあり、GANTZの戦闘シーンの中でも一際派手な展開です
西は先程のネットのハッキングから遠隔操作でロボットに乗り込むことに成功し、タケシの目の前で転送されます
桜井はロボットに乗っていても能力で破壊出来ると凄み、宇宙人側の大型ロボットを破壊していきます
すると、能力でロボット内部から外側に瞬間移動してしまうのです!しかも、その先には、死んだはずの坂田が待っているというところでこの巻は終わります
まとめ
やっと再会出来た玄野と多恵ですが、無情にもまた引き離されてしまいます
しかも今回は超巨大ロボット同士の対戦と、今までも様々な星人等で様々な戦闘シーンが描かれて来ましたが、一際スケールの大きい戦闘シーンの目白押しです
そんな中、純愛を描く玄野と多恵と、歪んだ愛を表現した玄野2号とレイカの描写が冷徹に描かれています
どこか歪んでいると皆さん思ってきたでしょうが、やはり人をクローンのようにコピーして自分の思うようにするというのは、道義上おかしなことなのは言うまでもありません
あの知的で冷静なレイカが最後は我が儘な女の子になってしまう姿は、女性そのものを考えさせられる一つの教材のようでもあります
ロボット戦に西、桜井も参戦し、そこに現れたのは死んだはずの坂田!?この後どうなってしまうのか、ますます目が離せませんね!次巻も読みましょう!!
おまけ
GANTZのスピンオフ漫画として、GANTZ:Gというものが3巻出ています。こちら作画は異なりますが、原案が奥浩哉先生となり、サイドストーリーとして非常に楽しめます。GANTZファンは是非チェックしましょう!
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