前回までのあらすじ
軍神イヴァ・グーンドに名指しで指名される玄野ですが…
必ず多恵の元に帰って来る…玄野の確信
イヴァ・グーンドは玄野が名乗り出れば声紋認証で転送すると言います
敗北は認め、もし玄野が来なければ母船を自爆させ地球に落下させると言うのです!
民衆はほとんどが玄野に行けと言います。今まで散々助けて貰ったのに…
玄野は動悸こそ激しいですが落ち着いています。今までの壮絶な死闘を振り返り、必ず帰って来れるという確信があります
多恵も涙ながらに了承します。玄野は名乗り出て、転送されます
民衆が見守る中、玄野は地球が滅びようと、人類が滅びようと、関係ない…多恵の元に帰ると誓います
軍神イヴァ・グーンドとの最後の闘い
イヴァ・グーンドとの闘いが始まります。序盤圧倒的なスピードに着いていけません
玄野はガンツソードを拾い、ソードを伸ばして反撃します
絶望していた民衆が一変、歓声を挙げます!玄野の剣先が徐々にイヴァ・グーンドを捕らえ始めます
物凄い身長差ですが、相手の凄まじい攻撃を玄野は完璧に防いでいます
加藤は思い出します。子どもの時の玄野のことを…負けることを考えない、どうやったら勝てるかだけを考える、俺の憧れの男…と。
一瞬の隙を狙ってイヴァ・グーンドの打撃が玄野を捕らえます。ダメージを食らい、絶体絶命の中、ガンツチームの新メンバー達が助太刀に入ります
数を頼りに攻めますが、流石にイヴァ・グーンドは強く、徐々にやられてしまいます。杏を救った眼鏡の少年もやられます
死闘の結末は…!?
杏に行かないでと言われていた加藤は、ついに決断します。杏を大阪に転送させ、ついに参戦します
加藤が一太刀浴びせようとして出来た隙に、玄野は物凄い集中で屈みこみ、一気にイヴァ・グーンド目掛けて飛び出します
加藤の一太刀は弾かれます。そんな中、加藤は信じています。玄野なら、きっと…
玄野は、以前羅鼎院で大仏の頭に突入した時のように、頭部に飛び込みます!
イヴァ・グーンドは倒れ込み、脳が出ています。ついにラスボス、イヴァ・グーンドを倒したのです!
世界中がこの中継を観ており、大歓声を挙げます。実況が玄野計が異星人の英雄に勝利したと告げます
残された異星人に自爆だけは止めてくれと告げる玄野ですが、異星人は自害します
母船が激しく振動し、自爆が始まってしまったのでしょうか!?玄野と加藤は死んだ者でも再生出来るという話から、先程やられたガンツチームを再生し、転送するよう頼みます
最後に玄野と加藤を東京へ転送しようとするところで爆発が起き、転送されません…!走って逃げて、小型機に乗り込みます
崩壊する母船から必死に逃亡し、船外に飛び出します
感動のラスト
玄野と加藤は海の上に浮かんでいます。もう闘わなくていいのだなと呟きます。岸本、おっちゃん、北条、レイカ、坂田、稲葉、桜井…歴代のガンツメンバーの名前を口にします
俺たちがやったことは意味があることだったのか…誰か救われたのかな?と二人は考えます。加藤は弟の歩を、玄野は多恵のことを想います
いつの間にか陸地に辿り着きます。玄野と加藤が海から上がると、そこには多恵と歩が待っており、二人はそれぞれ抱き合います
民衆から盛大に感謝され、玄野は多恵の膝で安らかに眠り、ついにGANTZは完結します
まとめ
ついに軍神イヴァ・グーンドとの最終決戦も決着が着きました!人類の存亡を懸けた闘い、玄野は今までの壮絶な闘いの経験から、落ち着いて戦闘に臨みます。そこには数々の修羅場を潜り抜けてきたものだけが知る、帰って来れるという確信があったのでしょう
身長差も物ともせず、最後は突貫小僧の玄野の象徴でもある飛び込みで倒してしまう姿は、子どもの頃イケイケだった玄野を彷彿とさせ、加藤は懐かしみます
なんとか脱出し地球に帰り、愛する多恵、歩の元へ帰って来れたという大団円で長かった闘いも終わります。最後はハッピーエンドで良かったですね!
終わりに
奥浩哉先生の出世作であり、代表作であるGANTZ、如何だったでしょうか?
ぶっ飛んだSF的な世界観、壮絶かつ終わりの見えない大どんでん返しの繰り返しの戦闘、美麗な描き込み等、多くの支持を集めた理由が分かる気がします
その想像力、発想には誰しもが虜になり、一大ブームを巻き起こしたGANTZ。不朽の名作として、世に語り継がれることでしょう
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました
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