「BLUE GIANT EXPLORER」7巻のジャズと宮本大の成長物語~カジノでの大博打に勝利しゾッド加入!ジャズ発祥の地・ニューオーリンズからDai Miyamoto Momentum、躍動~

前回までのあらすじ

早速300ドル近く持って行かれたに、常連がここで帰っても…と言いますが、がクラブの空気は掴めた、俺のやり方も見せた、次はソロだ…!!と凄みます…

ゾッド加入でトリオバンドに!

は200ドルに掛け金を上げ勝負に出ます!ギルも乗り、ゾッドは確率から冷静に分析、強い手札のため乗ります。すると次の札では全財産(700ドル)をつぎ込むと言うのです!あっけにとられたギルゾッドも乗り、は勝負事に計算等しないと大胆です

緻密に計算されたポーカーでのやり取り、あまりの自信にギルは降りると言い、は何と8のスリーカードだと明かし、負けを認めたゾッドは降りたギルの手札を見るとAAなのです(敢えてゾッドを負けさせ、ジャズをやらせる気です

ゾッドは病弱の母の世話をしています。達と共に行く事に決め、母を従妹に託し、確率は低いが勝ちに行くと宣言します。のシビックに乗り込むと、ゾッドの巨体と大荷物で車体が傾き、とても先へは進めません。ゾッドの知り合いの車屋に行き、もっと大きな車を探します

シビックを査定して貰うと、メンテナンス状態が良いからか、お目当てのバンと差額無しで交換してくれると言うのです!ジャックに電話し、良い意味でホンダを売った、ホンダのお蔭だと話します。エディとも話し、世話になったシビックに深々とお辞儀して新しいバンに乗り込みます

ゾッドアントニオは決着がついていないからか険悪です。S.Aで大食いするゾッド、これからもこのくらいは食うぞと脅され、は支払いの覚悟を決めます。ニューオーリンズへ向かい、ゾッドは自身の伝手を総動員しライブを決めます。3人での初ライブです

ゾッドはニューオーリンズで鳴らす音について’’グルーブの中の洗練された音’’がキーだと言い、ゾッドは洗練された音、アントニオはアグレッシブな音、はシリアスな音の3つを合わせると言います

ニューオーリンズのバーボンストリートでは路上で様々なジャズが鳴らされており、はジャズ発祥の地に着いたと実感します。はバンド名をDai Miyamoto Momentumにしたいと話します。それは二人のギャラやガス代等全てが支払う事も意味しますが、はそれで良いと言うのです

ゾッドはコインを投げ、2投とも表が出たため、まだ流れがにあると受け入れます

ジャズ発祥の地・ニューオーリンズ

吹き出しなしの回ではアントニオゾッドが揉める中、が仲裁し、ほぼ満員のステージに上がった3人は初めてとは思えない抜群の演奏を見せ、観客は思わず動画を撮り始めます。ゾッドは初めての音を聴き驚愕、観客のほとんどがスマホで動画を撮る程の凄まじさです

観客はこのの名のついたバンド名を即受け入れ、評論家はマルチソースの洗練されたリズムにエモーショナルなメロディーが混在している新しい曲と評します。終演後アントニオゾッドを煽り、負けたらいつでもバンド名を変えてやる、でも絶対負けないと強気です

するとMr.ペイトンというレジェンドプレイヤーから自身の顔の利く店でライブして回らないか?と提案されます!ここでしばらく留まり噂が拡散していけば、いずれニューヨークも夢ではないと…何故そんなに親切にしてくれるのか問うと、Mr.ペイトン達が私が出したい音を出しているからと言い、は感激します

練習好きのに感化され、アントニオゾッドも各々練習し、ライブ前の夕食でゾッドがビールを頼もうとすると、は楽しむのは客、アルコールは客が飲むものだと主張、ゾッドアントニオもノンアルコールに替えます。ライブは動画等で拡散されており、は成功が始まった、成功する事にビビるなよと乾杯します

成功への道

はストリートで鳴らされているオバさんのクラリネットに惹かれます。チップを入れると、テナーの箱を見て楽器弾きだねと声を掛けられます。アントニオゾッドにプレーの限界まで演れと煽ります。街に留まる事では認知されていき、オバさんにチップを入れようとすると、ジャズの仲間からは貰えないと言われます

おじさんにはジャズが生まれたこの街から100年かけて反響してアジアの国まで届いて戻って来た…最高にクレイジーで素敵な事だと言われ、はガッツポーズします

ゾッドは安宿で温水が出ない事をぼやくと、3人共同じ条件なのが分かります。ゾッドが全力で叩かない事に触れ、煽りますが、ゾッドはプレイ中オレがコンスタントにリズムの幅を保つ事で二人のフリープレイが活きると感じ自分を出しません

終演後知り合いのミュージシャンからゾッドはいいように使われていると言われます。ジョナサン・ムーディのバンドマンという二人は、アントニオの個性を認め、ゾッドがミュージシャンとしてのステージを1段降りていないかと主張します。ゾッドは安宿とジョナサンのバンドで泊まったホテルとの違いを感じます

ゾッドは考え過ぎている自分に気づき、ストリートドラマーにドラムを叩かせてくれと頼み、変幻自在のドラミングを見せ、安宿の冷たいシャワーを浴びますが満足げです

順調な3人でしたが、アントニオに音大への入学期限の締め切りが迫っているとメールが来ます。アントニオは唐突に結婚したいかと二人に問います。アントニオは大学に行って広がる可能性と、バンドで開いていく未来とどちらが正しいか分からないと思案します

ファーストフード店で好みの店員を見つけ、彼女が大学に行くためにお金を貯めていると知り更に心揺れます。アントニオが店でピアノを弾いていると、この後ライブがあるNYから来たカルテットが現れ、揉めますが、店長が宥め、アントニオはスーパーなピアニストだと庇います

は結婚話をしたアントニオが音大入学の期限が迫っている事を見抜いており、お前がいなくても勝てるが、お前とならもっと勝てるんだと言い、アントニオも受け入れます。アントニオが好みの店員にデートは諦めた、勉強頑張ってと告げるところでこの巻は終わります

まとめ

は全財産を掛けた大博打に見事に勝利します。緻密に計算されたゾッドのプレイとは真逆を行く大胆さで、流石のゾッドも根負けし、また一人強力なドラマーが加入します!

ゾッドはその界隈では有名なので、彼の伝手を使ってトントン拍子でライブが決まり、実際3人でのライブも大盛況、今までの苦難がどこ吹く風の成功街道です。ジャズ発祥の地・ニューオーリンズで達は徐々に認知度を上げていきます

はバンド名をDai Miyamoto Momentumにすると豪語、バンドの主導権を握ります。SUPREMEではNUMBER FIVEというバンド名から後付けで自身の名を冠しましたが、経験も積み、自信も得て結成当初からこのバンド名にします

アントニオ・ゾッドというまるで個性が違いますが凄腕ミュージシャン達と、成功への道を爆心する事は出来るのか…8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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