「GIANT KILLING」41巻の数々の激戦と成長譚~古巣として後腐れのない爽やかな石浜とETUサポの関係性!持田大車輪の活躍でお試し招集に文句なしの一発回答!恒例の決起集会がただならぬ雰囲気で…~

前回までのあらすじ

清川の言葉の真意を見抜いた石神村越は甲府が以前のETUのようである事を諭し、杉江達海の厳しい指摘を肝に銘じようと引き締めます。ジーノがエンジンかかって来た中世良はFWとしての自負を見せGKに阻まれるもののが押し込み同点とします…

石浜の健闘を称えるETUサポの温かさ

いい時間帯に追いついたETU、覇気が戻り達海の指揮が光ります。夏木はいい位置でFKを獲り、ファーの杉江を狙いますが阻まれ、甲府カウンターで左サイドの石浜が気張りますが黒田がナイスカットです。逆に清川のカウンターから夏木が押し込み逆転です

石浜はリードで折り返し集中してゲームに入れていたのにチームの地力の差を痛感しますが、達海からまだまだここからだろ?と声を掛けられ喜びます。最後まで石浜は奮闘しますが清川とやり合い気付けば4-1と大差で甲府サポは惨敗も奮闘する選手にいつか必ずリベンジ出来ると信じています

棚橋甲府監督は声を枯らしそれでもポジティブで、地方クラブこそ夢はでっかくと豪胆です。清川石浜はユニフォーム交換し、石浜は本音を吐露し達海が先頭になって中途半端なクラブから脱却していると誇ります。お互い健闘を称え、ETUサポからの石浜コールで敵チームになってもサポは温かいのです

悲劇性も相まり人気絶大の持田の存在感

一方U-22はAアウェーでベトナム戦、0-1と劣勢、細見大谷の負傷が痛いです。椿は流石に連戦で疲労が目立ち、身体が重い中この状態で出来る事をやり切るしかないと奮闘、いい位置でFK奪取です。それでもチームにおける椿の重要性は増し、赤崎のFKを三雲がヘッドで同点です

結局1-1ドローで格下相手に不安の残る結果、藤澤は東京の両クラブの選手2人赤崎・三雲が結果を出し東京ダービーが楽しみです。そしていよいよ夏木選出のA代表の試合です。ホンジュラス戦は解説の安木がらしい盛り上げをしつつ実況アナは国内最後の真剣勝負にアジアカップ最後のメンバー選考の機会だと話します

ブランが後悔する程ロッカールームはムードメーカー的なやかましい選手が多く、八谷瀬古江田と我が強く、夏木は完全に出遅れ1人空回りです。そんな中1人持田の覇気は次元が異なり、彼の決意は他の選手を完全に凌駕しています

今回の目玉:花森がライバルと認める持田の復帰で沸き、夏木も何とスタメンです。相変わらず騒がしい面子の中、持田は別次元の存在感を示します。我が強く扱い辛い持田の個性に苦悩しつつ、ブランはその飛び抜けた能力を認めています

怪我さえなければ代表の10番をつけて海外リーグでバリバリやってるとサッカーファンが幻想を抱き続ける程の才能はキツイ性格もその悲劇性も相まって人気は絶大です。足に爆弾を抱える持田の起用はリスクを伴いブランも疑心暗鬼です

恒例の決起集会が大盛況!?

持田はFW陣は飛び出す準備だけしてりゃいいと自信気で、事実いい位置でボールを奪うと走っていた夏木→畑で先制です!例えリスクが大き過ぎてもそれが霞む程勝利に貢献してくれるのであれば話は別だとはブランです。いつもポカをやらかす夏木のアシストにETU・TV観戦組はその本性を知っているだけに複雑です

時差ボケの中目の冴えた椿持田の働きに目を瞠り、その存在感が際立ちます。瀬古→持田→畑→夏木と繋ぎ、流れからドフリーの八谷が決め2点目です。持田城西に自身の人気と結果を出して来た事を鑑みブランが招集で試したという既成事実をブランが欲しいのだとし、圧倒的な結果を出すと闘志剥き出しです

笠野は若い頃は花森より持田の方がよっぽど期待されていたと評します。俺の10番返して貰うとギラつきます。回想ではユース時代で明:持田と暗:花森の構図です。魅せる持田は8年前のU-22で結果を出しA代表にも選出されますが、負傷でオリンピックに出られず、海外移籍話も立ち消えとなります

日本最高峰の実力と謳われながら未だW杯の舞台に立つ夢は叶っていない持田はオーバーエイジ枠で4年越しのオリンピック、W杯予選で大活躍する等日本代表の窮地に不死鳥の如く復活し救世主の如く勝利をもたらした姿をファンは忘れません。そのくらい勝利への執念が凄まじいのです

絶好調で欲が出た夏木田辺のクロスをダイナミックなショボイシュートで結果いい位置でFKもスタジアムが変な空気、その本性を露呈します。持田はかつて花森と競った時のように完璧なFKを決め代表生き残りのワンチャンスに一発回答の大活躍です

4点全てに絡む大活躍にサッカーメディアは持田一色で、ブランも圧倒的な結果を出した持田を認めています。ダービー前に面倒なの持田が復調した中、ETUもガブ復帰で例の夏木の完コピでご機嫌です。圧倒的な持田に対しあの頃の俺とは違うと椿は気張りますが影の薄い殿山にぶつかるのは相変わらずです(笑)

ダービー前に雷門前で決起集会が行われ、羽田石橋に去年の様子を確認し以前の内容では折角掴んだ客に寒いもん見せてしまうと時間を作り盛り上げようとします。ところが予想に反し大勢の人が集まっており、流石の羽田もその人気に驚くところでこの巻は終わります

まとめ

甲府戦のポイントだった清川VS石浜の同期対決が熱かった中、地力の差を見せつけたETUの強さが光り連勝で東京ダービーに臨めます。今巻の美しい点は敵同士となったにも拘らずETUサポは石浜に熱い声援を送り、移籍は必ず軋轢を生むものですがこの非常に素晴らしい関係性には感動させられます

椿は過密日程で身体が重いもののU-22の中核になりつつあり、存在感が増していきます。同時進行でアジアカップの最後のお試し招集という事でホンジュラス戦は目新しい面子の中、持田が異次元の圧倒的存在感を放ちます

スポーツ選手と怪我は切っても切れないもの、その悲劇性等からアンチも多いものの人気は絶大な持田が一発回答の結果を出す様は爽快で、これには流石にブランも認めざるを得ません。エースの復調に俄然東京ダービーの行方が気になる所でETU恒例の決起集会がただならぬ雰囲気です…42巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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