「インベスターZ」第12巻の目次です
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credit.98 天才とオタク
credit.99 経済の旅
credit.100 暖簾の奥に
credit.101 阿保はあきまへん
credit.102 ありがとう!種子島!
credit.103 Jr.の決意
credit.104 来たの慎司、南の巌
credit.105 情熱の大地
credit.106 旗を立てよ!
巻末記事1 絶対につぶせない!家業のために何を捨てるのか
巻末記事2 世界一「四季報」を愛する男が『会社四季報』の活用法を伝授!
「インベスターZ」第12巻の名シーンベスト3!
3位 投資部が日本に100年以上続く企業が多い理由を語るシーン
「本日の議題は「なぜ日本には100年続く企業が多いのか」
5名の経済通の皆さんからご意見を頂戴します」
credit.100より
投資部の面々が四季報の話しから日本になぜ100年以上続く長寿企業が多いのか調べることになりました
彼らは変える部分と変えない部分の見極め、商人道、日本人の合理性、跡取りは実の息子にこだわらないことなどを挙げます
世間ではバカな長男を跡取りにするイメージがありますが、それは潰れる例というのが実情とのことです
神代以外のメンバーが自分の論を述べあう中々刺激的な名シーンでした
2位 慎司が麻生巌の帝王学を受けるシーン
「まず「こういうものを作る」という絵を描き宣言する
それを大きな旗に記す
そして人々の目につく高い場所に… そのでっかい旗を立てる!」
credit.106より
慎司は祖父繁富の跡を継ぐため、麻生太郎元総理の甥で九州麻生グループのトップの麻生巌に帝王学を受けるように言います
彼は日本を藤田の資産で変えたいという慎司にまず自分の地元、藤田グループの発祥地の北海道を変えるよう言いました
慎司は北海道は観光資源とインフラの両方があるため世界のリゾートのトップブランドになるポテンシャルがあり、そのために旭川近郊30万都市構想をあげます
資金に悩む慎司ですが、麻生は地方には金があるが使える人間がいないとし、彼にリーダーとして上のセリフのことを勧めました
多くの人を動かすリーダーの心得が描かれた名シーンです
1位 財前がブランドとは何か語るシーン
「ブランドとは心…
企業の心… そのものなんです」
credit.102より
社会の授業で1543年に種子島にポルトガルの貿易商がたどりついた時、領主の種子島時尭(ときたか)は鉄砲を2丁、現在の価値で1億円で買ったと言います
なぜ2丁かと言えば1丁は分解して調べるためで、ポルトガルの貿易商は大量の鉄砲を持って再度訪れた時にはもう国産の鉄砲がたくさんあったとのことです
財前はそこから日本人は海外の優れたものを分解し自分で作る挑戦心こそが日本企業のブランドを育てていったとし、上のセリフで結論付けました
現在はそのお株は中国などの新興国に奪われていることが残念ですが、日本の歴史と現在がつながる名シーンです
まとめ
今回は四季報と種子島から始まる日本企業の強み、そして慎司の帝王学編が描かれました
四季報のような上場企業を網羅したものは日本にしかないことには驚きです
そして慎司の藤田グループの衰退はわざと資産を少なく教えられていたこと、そして彼は北海道に興味を持ち北大進学を考えたことからもう2人の勝負はいらないように思います
さて、そのことを財前が知ったらどう思うのでしょうか?
次回を読む時がとても楽しみです
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