「インベスターZ」第17巻の目次です
credit.143 神からナベに
credit.144 男の旅路
credit.145 なぁんだ、GEもか
credit.146 赤い褌
credit.147 暗闇でドキドキ
credit.148 財界のナポレオン
credit.149 不思議な少年
credit.150 黄昏のワンショット
credit.151 何事もなく
巻末記事1 日本の未来は「中小企業の承継」にかかっている
巻末記事2 元GE「クロトンビル」責任者が明かす幹部候補だけが受けられるリーダー育成プログラムの秘密
「インベスターZ」第17巻の名シーンベスト3!
3位 財前龍五郎がルールについて語るシーン
「社会の決め事やルールとは何かを信じ込ませて人を動かすための道具
人々が疑いを持たずに従うもの!それがルール!赤い褌なのだ!」
credit.146より
投資部のキャプテンは神代から渡辺にバトンタッチされました
しかし渡辺はすぐに逃げ出してしまいます
これでいいのかと心配する投資部のメンバーですが、神代もゼンもよくあることと済ましたものです
キャプテンの座は実力で決めるべきではと言い出すものもいますが、神代はエジソン創業のGEも順繰りでリーダーを決めているから問題ないと言います
神代は初代キャプテンの財前龍五郎はどうしてこのような慣習を作ったのかと疑問に思っていると、タイムスリップして龍五郎から原へのキャプテン移譲の場に行きました
そこで龍五郎は優秀さで選出しようとすると他のメンバーの感情と嫉妬からドロドロした争いになると言います
そしてルールは海軍の赤い褌で泳ぐとサメが寄って来ないというのはサメに色覚がないため迷信だとしながらもその効果を認め上セリフを言いました
多くの人が悩む代替わりを分かりやすい例で教えてくれる名シーンです
2位 財前と龍五郎が語り合うシーン
「知らないから努力をする
知らないから成長しようとする
自分をどこまで高められるか
未来はわからないから面白い」
credit.150より
財前はなぜか実態を持って明治の藤田邸に行き、そこで金七の娘の久子とともに龍五郎と金七の会談を覗きます
そして見つかり龍五郎の機転で弟として4人で会食をしました
会食後、財前は龍五郎と話し、100年後から来た曾孫であることを明かして語り合います
少し未来のことを話しましたが、それ以上のことは龍五郎は聞かないことにし、上のセリフを話しました
しかし、彼は財前の身なりなどから未来の日本が豊かであることを察し、財前はあなたたち先祖のおかげだと言い龍五郎は喜びます
まだ平屋が多い時代、富士山が大きく見え、財前は彼とスマートフォンで自撮りをし、そして元の時代に戻って行きました
先祖と曾孫が語り合うという何ともじんとさせられた名シーンです
1位 神代が130年伝えられて来た言葉を渡辺に伝えるシーン
「たかが金だ…」
credit.151より
投資部から姿を消した渡辺は1週間後、何食わぬ顔をして戻ってきます
財前は一言何かあればいいのにとぼやくのですが、神代が自分が謝る必要はない、説明責任などただの自白の強要だと彼に行ったと明かしました
投資部は成績さえあげれば良く、元々秩序など求められないのです
部室で渡辺は夜に神代とあったことを素振りしながら思い出します
彼からまだ伝えていないことがあったと言い、それが上のセリフです
初代から2代目に伝えられて以降、130年言い伝えられて来た言葉で、財前が以前それを何食わぬ顔で言ったので神代は驚いていました
そして財前が聞き逃していた龍五郎が原にかけた言葉もそれです
12月12日3時3分に投資部のみんなの前で神代から渡辺に引き継ぎが行われましたが、それとは別に2人だけの引継ぎが雪の降る夜にひっそりと行われ、それが何とも感動的な名シーンです
まとめ
今回は投資部のキャプテンの座の引継ぎ回です
龍五郎と財前の語り合い、神代から渡辺への引継ぎと大きな見どころが2つもありたまりませんでした
さて、今回も話題に出ているけども明かされない神代の進路ですが一体どうなるのでしょうか
そして慎司との勝負や財前を怪しむ財前父もどうなるのかとても気になっています
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