「インベスターZ」第4巻の目次です
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credit.26 さらば、コンサバ!
credit.27 華麗なる対決
credit.28 夢の代償
credit.29 自由への投資
credit.30 パンドラの箱
credit.31 5分でわかるIPS!
credit.32 迷宮の案内人
credit.33 父の歩んだ道
credit.34 天国と地獄
巻末付録 まず読むべき株の入門書10冊
巻末記事 東大・京大流 企業分析手法
「インベスターZ」第4巻の名シーンベスト3!
3位 財前父が彼の母との絆を語るシーン
「私は母から…
働いて得た収入以外の金銭を保有してはならないと厳しく教育されました
その教えを生涯守ることが母と私との強い絆なんです」
credit.32より
ある日財前家に父親の年の離れた異母兄が訪ねて来ました
財前の祖父幸之介は父親が3歳の頃に南米に渡り、サンティアゴの大学で地球物理学の研究をし、そのまま移住してチリでなくなりました
幸之介は財前父のために3000万円分の株券を残しており、子供にも渡すよう言っていたそうです
財前父はすぐ拒否しますが、異母兄は親父が彼を残して行ったことをずっと後悔していたと言いますが彼の決意は変わりません
そして財前父は上のセリフを言いました
お金に潔癖な父親の人生と悲壮な決意を思わせる名シーンです
2位 海老沢が就活地獄を語るシーン
「もがけばもがくほど状況は悪化…
脱出困難な就活地獄へとはまり込んでいく!」
credit.34より
桂蔭学園の投資部の一員、町田倫子の姉、町田浩子は大学3年生で就活をしていますがセミナーや講習などで忙しくてうんざりしています
そんな彼女が新たに参加した就活セミナーではカリスマ転職アドバイザーの海老沢康生が講師を務めます
彼は日本の学生は幸せだと言い、その理由に何もスキルや専門知識がない未熟者をいっぺんに雇ってくれること、利益を上げないのに大事に育ててくれることを挙げました
そして大企業に落ちても相手が自分を優秀じゃないと思っただけのことなのでどんどん背伸びして大企業を受けるように言います
それが全滅して中小企業を受けることになると、学生は中小の優良企業がどこにあるか分からず、さらに就活疲れで殺気を漂わせるようになるのでそこでも上手く行かなくなる…
そしてとどめとして海老沢は上のセリフを言いました
浩子はそれに驚くことしかできません
まさかの就活地獄変のスタートを告げる名シーンです
1位 財前が一生書生になるかもしれない条件を受けるシーン
「その時はその時…
ボクは闘って自由を勝ち取る!」
credit.29より
財前は投資部の実物資産を売却する許しを得るために東京に藤田家の当主、藤田繁富に許可を得るために行きました
繁富は出会ってすぐに売却の許可は与えられないと言います
財前は日本がアメリカに戦争もビジネスもパソコンのOSでも負け続けていることで挑発しますが通じません
iPS細胞をトロンの二の舞にしたくない、日本のモノづくりの技術と再生医療産業は相性が良いと説明します
それを聞いた繁富は資産の売却とベンチャー投資をOKしますが、その代わり失敗したら財前に一生藤田家に書生になるという条件を出しました
文句を言う財前ですが繁富は人の人生は大したものではない、みな何かに縋って生きるため真の自由はないと言います
それを聞いた財前はその条件を受けることにしてみなを驚かせました
彼は書生の定義は曖昧、そして投資で成功すれば良く失敗しても何かに縋って生きることに変わりはないと言い、上のセリフを言いました
財前が何とも主人公らしい危なっかしい賭けに踏み出した名シーンです
まとめ
財前は当主の藤田繁富と会談しましたが、トロンやiPS細胞の話しは読み応えありました
そして財前の祖父や先祖との因縁が浮かび上がってきましたがそれが一体何をもたらすのか楽しみです
さらに就活の話しまで出て来て面白くなってきました
就活編は女子投資部の町田のお姉さんが主役で、どんどん群像劇みたいになってきて群像劇好きの私にはたまらない展開です
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