前回までのあらすじ
お互いに足りないものを補い合う「雪解けのマリアージュ」で2人の仲も雪解けです。2週間後「ロマネ屋」は「ママミーヤ」2号店となり新装開店パーティで鴨志田は香美の料理で「抱擁のマリアージュ」を表現、間宮はワインに合わせる料理を出すべきだったと「友情のマリアージュ」で答えます
パーティ盛況の中、雫に霧生弁護士から電話で遠峰の気配です。明日出すワインに急ごしらえでマリアージュを表現する雫、鴨志田は「十二使徒」と「神の雫」について知っています。巨大な壁を乗り越えなければならない雫、久しぶりに屋敷で遠峰と会いそこには「神の雫騎士団」が待ち構えてます
豊多香の遺言状の「神の雫」の7枚に渡る記述を各人一枚持ち去っており、一年間の猶予期間でやれる事はすべてやった遠峰はその遺言状を取り戻す為には?と問いワトキンスが本題に入らせてもらおうと豪壮です…
沈黙のヴィスコンティからの課題
「日誌」を使った審査の前に2人を試すと松岡を呼び出し「最後の晩餐」からワインに絞った「十二使徒」よりワインと食のマリアージュこそが肝と3つのクロッシュの中に食材を用意、一つ目はブルーチーズでこれに合うワインを一本豊多香のセラーから時間内に探し出しマリアージュ表現というタスクです
制限時間は30分、見た目と匂いだけでチーズを選別し膨大なセラーからヴィスコンティの突き出した剣を見事受け止めよとロベールです。雫は悩みまくり遠峰も簡単には決められず残り10秒で2人現れ両方ソーテルヌじゃありません!遠峰から表現します
ロックフォールとのマリアージュをテニスに例える遠峰、見事な表現で次は雫の番です。雫は名作「プリティ・ウーマン」に例え驚くべき成長を遂げロベールはその道程に興味を抱きます。ヴィスコンティは次のクロッシュを開けさせ第一関門突破、次は「ハードチーズ」です
空白の1年間で腕を上げた2人
セラーで雫はパリのビストロでの出来事を思い出し時間ギリギリに到着、今度は先攻でここは家だ…と「古い家と家族のマリアージュ」と表現、悔いなしです。ヴィスコンティの沈黙は認めたという意味で遠峰は白で合わせ記憶の中で繰り返す潮騒と夕陽の浜辺…「追憶の海」と表現します
メタモルフォーゼ=変身とはよくぞ言ったわとロベール絶賛、ワトキンスの問いに24か月熟成だったからと海のニュアンスを見出し、こちらも沈黙で認めた証ですが両者の表現は明らかに…と雫冷や汗です。最後はウォッシュチーズで雫はロンドンのワインバーでの事を思い出します
当時まだマリアージュを理解できていなかったと反省した雫はやり遂げると吠え、遠峰は完璧を超えるマリアージュと凄みます。他人への怒りは感性を鈍らせる、憤るならその熱量を自分に向けろと雫、豊多香との回想から遺志を継ぐものとして負けられないと気張ります
神の雫騎士団の待ち返った記述を取り戻す為の戦いへ
雫先攻で古い帽子をきっかけに亡き父の生き方を振り返る事で少年が自分の足で歩み始めた瞬間…「巣立ち」のマリアージュと表現、ロベールは賭けに勝ったなと讃えます。一方遠峰はただの「完璧」では許されない事もあると不気味でボジョレーを選択です!
2人のコメディアンの漫才は大劇場を満員にしお互いの存在がお互いを輝かせる最高の相棒「ゴールデン・コンビのマリアージュ」と表現、ロベールは雫が100%なら遠峰は200%だと恐るべし…と感じます。完敗を悟った雫、ヴィスコンティは「異議なし」とわざわざ口にし真っ先に遠峰を認めます
雫の裁定は揉めるも4対3で「神の雫」の記述の争奪戦に参加資格ありとなり豊多香が残した「日誌」の記述を用いたマリアージュをもって7人のオフィシエが分割して持ち帰った「神の雫」の記述を取り戻す為の戦いに挑みます。7人は騎士団は新たな節目を迎えようとしていると乾杯します
雫は藤枝を訪ね秋絵は半年前に亡くなっていました。藤枝の用意するワインにマリアージュは「エンジェルの飛翔」と表現、藤枝はマリアージュの本道は素材ではなく料理を相手にした交響曲だと説き勝負はこれから、ここでワイン事業部の皆とみやびがおかえりと現れる所でこの巻は終わります
まとめ
「十二使徒」対決はあくまでワインに絞った形で、ワインの本質は料理とのマリアージュであるとも感じていた雫にとって「神の雫」捜しは空白の1年の成果を試す場でもあります。7人のオフィシエの中で今回は沈黙のヴィスコンティを唸らせる食材とのマリアージュ対決を遠峰とする事になります
全てチーズで雫は限られた経験から最上の一本を選出、合格は得られましたが遠峰とは雲泥の差で冷や汗です。何とかスタートラインに立った雫、ここで神の雫騎士団から記述を取り戻す為の戦いに挑む事になります
藤枝に加え秋絵は亡くなりましたがワイン事業部の皆とみやびも現れシリーズ読者には懐かしい顔ぶれで再登場嬉しいですね。若干立ち位置が変わりましたが旧知の仲間と共に雫はこの困難な戦いを強敵と切磋琢磨して挑んでいくのです…3巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
コメント