「MASTERキートン」第16巻の目次
CHAPTER:1 ルナデールの夕日
CHAPTER:2 二人の父親
CHAPTER:3 名探偵再登場!?
CHAPTER:4 メイド・イン・ジャパンⅠ
CHAPTER:5 メイド・イン・ジャパンⅡ
CHAPTER:6 メイド・イン・ジャパンⅢ
CHAPTER:7 冥府からの愛
CHAPTER:8 失われた天才監督
「MASTERキートン」第16巻のおすすめエピソードベスト3!
3位 CHAPTER:3 名探偵再登場!?
「名探偵になる秘訣をひとつ教えてあげましょうか
たくさん恋をすることね」
キートンが事務所に戻るとダニエルがキドニーパイを食べています
ダニエル曰くなんとキートンのファンの女性からの差し入れとのことで赤くなるキートンですが、その正体は以前一緒に事件を解決した老婦人のMrs.バーナムです
彼女は小銭が詰まったビンを差し出し旦那が目撃した殺人事件を探すことを依頼します
しかし警察が調査したところ死体は見つかりません
はたして事件の真相やいかに…
キートンが老婦人に振り回される様子が楽しいエピソードです
2位 CHAPTER:2 二人の父親
「父親ってのは産みの苦しみがない分、親の自覚がなかなか持てないもんです
親の自覚のないままいやいや引き取られてはエマがかわいそうです」
フランスのある村にて、不動産業者のエドモンとアルベールがホテルの社長の娘のジュリーにビジネスプランを説明します
2人は双子で同じ顔をしており、互いにビジネスと恋で競争意識をむき出しにしていました
言い合う2人ですが、アルベールが床に寝ていた赤ん坊につまずき泣かせます
そこに来たのはキートンの父の太平で、彼は子供の母親はルイズ・モローと言い、父親候補は2人いると言い、それを聞いた2人の顔色が変わりました
ルイズ・モローは2人が以前付き合っていた相手です
太平はことあるごとに2人の前に赤ん坊を連れ出し、面倒を見させたりもします
とまどう2人ですが次第に赤ん坊に情が湧いて来て…
太平の策士ぶりとトホホな結末が楽しいエピソードです
1位 CHAPTER:4 メイド・イン・ジャパンⅠ
「でもどこの国にもなじめなかった
どの国にいても日本のことばかり考えていたからかもしれない
二度と帰れないかもしれないのに…」
メイド・イン・ジャパンがまだ猛威を振るっていた時代のこと、名うての日本人の殺し屋がいました
その中村は冴えない容姿と腰が低くはっきりしない態度の典型的な日本人でそれゆえに殺し屋には見せません
そんな彼の次の標的はキートンで、彼の調査結果を提出されたら困る人物が中村の依頼人です
依然勤めていた会社の上司や取引先にコケにされたトラウマに苦しみ世の中を憎む中村ですが、楽し気に発掘をするキートンを見て決心が鈍ります
しかし依頼人は彼を信用しておらず別の殺し屋にも依頼していました…
日本の企業戦士の悲哀が出ていますがそのような悩みはけして日本人独自のことではないと分かる切ないエピソードです
「MASTERキートン」第16巻の他のエピソード
他には、軍人の父親が麻薬の売人として射殺された息子について調べる話し、女性詩人の墓を暴いて手に入れた遺稿で儲けた出版社の社長邸に彼女の幽霊が出る話し、偏屈で厳しい天才映画監督の自殺を調査する話しが収録されています
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