前回までのあらすじ
<ごみ箱>
ごみ箱に投げるのが得意なちー、西片はその上を行く上手さです。遠くからで出来たらちゅーしてあげると言うのでその気になった西片ですが、高木さんに失敗したらほかのおとこにちゅーする?と言われ油断、結局ほかのとこにちゅーするちーです…

けんだま・どっち・がまん・お弁当・のみもの
<けんだま>
ちーがけん玉を見つけ勝負する事になりますが、自信のある西片を他所にちーは上手です。高木さんに重ねる西片はあの勝負のやり直しだと気張ります。ちーは部屋の片づけサボって遊んでると高木さんに指摘され失敗、高木さんとの勝負はやめておく西片です
<どっち>
アメがどっちの手にあるかクイズでちーの手前外す訳にはいかない西片、絶対に負けない方法を見出し右と答え、どっちから見てかは言わず卑怯な手です。正解しますが高木さんは両手にアメを持っておりどっちでも良かったのです
<がまん>
かくれんぼするちーはバレバレなので西片が助け舟を出し新聞の中に隠します。すると高木さんが2人の過去のかくれんぼの事を列挙し我慢する西片ですが、ちーがおとーさん面白いと言ってしまい高木さんにはバレており西片の我慢も無意味です
<お弁当>
学校に出勤すると弁当を忘れた事に気付く西片、早速高木さんから連絡があり生徒の手前恥ずかしい中高木さんは校舎裏を指定します。学校というシチュエーションに色々思い出してしまう2人、からかわれ西片は学校で2人きりはマズイ…と感じます
<のみもの>
散歩中喉が渇きちーはリンゴジュースを選択、西片はコーラが飲みたかったのにコーヒーを選ばれます。高木さんはコーラを選び、交換してあげよっか?と言われ我慢してコーヒーを飲み、ちょっと大人っぽいと言われ大人なのに…と西片です
クローバー・おへそ・てるてるぼーず・ふたりのり・蚊
<クローバー>
ことごとく勝負に負けるちー、よつばのクローバー探しとなりますが先に高木さんが見つけてしまいます。貰ったよつばがあれば勝てるとちーは気張りますが高木さんには勝てません。それでもよつばのお陰で今日も楽しかったちーです
<おへそ>
梅雨だから雨が多く、雷が鳴りおへそとられると怯えるちー、高木さんを驚かせようとおへそ取られちゃったとしますがあげぱんで隠していたのです(笑)おへそってなんであるの?とちー、甘えておへそ同士をくっつけそれでも理由は分からないのでした
<てるてるぼーず>
今日も雨で嫌いと言うちーに高木さんはてるてる坊主作りを提案します。ちーに似たものを作りますが、高木さんに晴れなかったら首を切ると言われちーは怯えます。結局雨は止みやっぱりこれちーだったとご満悦ですが、晴れた時用のちーの作戦はバレてます
<ふたりのり>
夏休みにやりたい事を聞かれ高木さんは自転車の2人乗りと言います。懐かしい2人、中学の時夏休みなのに2人乗りに付き合ってくれて有難うと言うのでここでやっと高木さんの真意を悟った西片はブロックに乗り上げます。高木さんはもう練習は必要ないと確信し、西片は考え過ぎです
<蚊>
蚊がいるので蚊取り線香を焚く事になり、ちーは蚊を追い目が回ります。蚊を倒し、ちーがお墓作ってあげようかなと言うので公園に埋めますが、そこで更に蚊を倒してしまいもう一回お墓作るのはもういいかなとちーです
シロップ・カップラーメン・掃除機・積み木・おまけ
<シロップ>
家でかき氷を作り、西片のを分けて貰ったちーはこれって間接キスって言うんだってと言い西片は吹き出します。目を瞑って口に入れられレモンの味と勘違いした西片、本当にまだ意識してるのか…と悶えるとかき氷のシロップは色と香りが違うだけで味は全部同じだと高木さんが明かします
<カップラーメン>
「おなかとせなかくっついちゃう」や「ほっぺたおちる?」と表現豊かなちー、たまにだから美味しいとカップラーメンを出され1分半ではまだ固く美味しくないです。では時間を掛ければ美味しくなると勘違いし柔らかくなった麺ですがそれはそれで美味しいです。たまにだからいいの!とはちーです
<掃除機>
おまんじゅうをこっそり食べようとしたちーに掃除機を教える高木さん、簡単と思いきやカーペットを吸い上げくっついちゃうと悟ります。ちーは掃除機でおまんじゅうを吸い上げようとしますが、袋だけで高木さんにバレています…次はバレないと強気のちーです
<積み木>
ちーにコツを教わり西片が高木さんに積み木勝負を挑みます。高く積めたら勝ちで西片は急いで重心に気を付け雑でも倒れず勝ちに見えました。ところが積み木が足りない事を悟っていた高木さんが残りを持って来て勝ち、ちーはいつの間にか高木さん側に付きますがしっかり片づけしないとと言われます
<肩もみ>
肩もみをして貰い、高木さんから勝負を仕掛けられ西片は安易に勝てるとしますが何と高木さんは前側に回り向かい合わせでする事になり平静を保てず西片は負けます。西片は逆にもう一回とせがみ変顔作戦ですが澄ました高木さんは目を瞑りまるでキスを待つかのようでちーが色めき立つところでこの巻は終わります
<おまけ>(作:山本崇一郎)
「オーマイガー」というアニメのセリフを気に入ったちーに正しい使い方させたい西片が明日のごはん、ピーマンだけらしいぞと言うと「なんで⁉」と真顔のちーです
まとめ
子供との大切な時間の中で、夫婦にしか分からない出来事が過る事があります。今巻では<けんだま>や<がまん>で2人の過去を語られ、からかい上手の高木さんを読んでいるファンにはたまらない内容です。ちーの知らない2人の出来事を読者が知っているという背徳感が味わえます
純粋無垢なちーの行動は本当に子供っぽい初々しさで愛らしいですね。おへそがある理由が分からないまま高木さんに抱き着きおへそを合わせる姿は秀逸でした。思いつきはいいものの、後先考えていないので高木さんに軍配が上がるのが鉄板で、流石西片の娘です(笑)
そんな所帯染みた西片を時折ドキっとさせる高木さんの策士ぶりが光ります。限定された設定の為西片は母校の体育教師になっており、高木さんがお弁当を届け当時の再現を…というくだりはにやけてしまいますね…まだまだ高木さんはドキドキしていたいのでしょうか?5巻に続きます…
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