『プレイボール』8巻のあらすじとみどころ|目標の5回戦進出を果たすも、地区予選はまだ続く。優勝候補の一角、専修館との対決

プレイボール8巻(集英社文庫)の表紙

東京の下町の家の光景とそのそばをランニングする墨谷高校ナインたちの姿が下にあり、上には谷口君が投球しようとする姿が描かれています


目次

塁をうめろ!の巻

聖陵のエースのまれるの巻

ひとりずつかえせ!の巻

打て 倉橋の巻

敵をしれ!巻

ベストをつくせ!の巻

墨谷対専修館戦スタートの巻

これが専修館の実力だ!の巻

特訓を生かせ!の巻

専修館の猛攻の巻


10話収録されています


プレイボール第8巻のあらすじ

プレイボール第8巻は夏の地区予選の4回戦の聖陵戦で5対1と4点リードされての9回裏の墨谷の攻撃の場面から始まります

先頭の5番打者山口はいい当たりを放つものの、相手のレフトの好守備に阻まれワンアウトになります

かなり疲労が見えてきて細かいコントロールが難しくなってきた聖陵のエース岩本は守備を補強したからとど真ん中ばかり投げて打たせて取ろうとしてきています

6番中山がセンター前ヒットで出塁し、続く7番横井はピッチャー前へのバントを仕掛けます

これを処理しようとしたピッチャー岩本が転んでしまって1死1,2塁になります

そして牽制球の悪送球があって1死2,3塁とチャンスが広がります

続く8番島田の打席で全く球威のない棒球を投げた岩本を見て、聖陵はピッチャー交代をしてきます

聖陵のリリーフ木戸は島田を四球で歩かせてしまい、1死満塁になります

そして続く9番松川に死球を与えてしまって、まず1点を返して5対2になります

聖陵は再びエースの岩本がマウンドに登り、1番山本と対します

山本はセンターへの犠牲フライで1点を返して5対3となりますが、ツーアウトを取られてしまいました

2番太田は三遊間への内野安打で出塁し、満塁になりました

続く3番倉橋が左中間への当たりを放ち、まず3塁ランナー島田が返ります

2塁ランナー松川も本塁へ突入しますが、ここで聖陵のキャッチャー西田がまたマスクを走塁線上に置きます

しかしこのマスクを主審が蹴飛ばして松川はホームインして同点になりました

4番の谷口敬遠の後で5番山口が何とサヨナラホームランで墨谷は勝利を収めるのでした

続く5回戦の相手は専修館と三山の勝者と当たることになりますが、どちらも名の通ったシード校です

特に今年の専修館の爆発力はすごくて優勝候補に挙げられています

専修館は猛打を見せつけて1回表で6点を取ります

専修館は投手も良く、シード校の三山を3回コールドで破るのでした

この試合での専修館の打者の当たりに三山の野手はグラブをはじかれるようなことがありました

なのでキャプテン谷口は専修館の強烈な打球に対する練習と、相手ピッチャーの速球対策の練習を行うのでした

5回戦の墨谷対専修館の試合前に、その前の試合で敗れてしまった東実のメンバーから専修館のメモをもらいます

試合は専修館の先攻で始まり、墨谷の先発投手は谷口です

専修館の1番打者君島の当たりはサードの中山のグラブをはじくレフト前ヒットになります

続く2番打者も強烈な当たりをショートに打ちますが、ショート山口は臆せずに突っ込んで捕球してファーストに送球してワンアウトを取りました

1死2塁で3番打者を迎えてサードへ強烈な打球が行きますが、サード中山のファインプレーでツーアウトになりました

そして4番原田にホームラン性の当たりを打たれるとこの4番を敬遠する策に出ます

続く5番小田桐がセンター前ヒットで2死満塁になります

6番村尾には谷口がフォークボールを投げて何とか1回表を0点に抑えました

1回裏の墨谷の攻撃は相手ピッチャーの速球に押され、1番山本がピッチャーフライ、2番太田がセカンドゴロに倒れます

そして3番倉橋は速球に押されながらもライト前にポテンヒットを放ちました

4番谷口の打席で相手投手は速球だけでなくスローカーブも見せて、谷口をセカンドフライに打ち取るのでした

2回表の専修館の攻撃は先頭の7番宮内がレフト前ヒットで出塁し、8番はライトへのヒットで無死1,2塁になります

続く9番打者は投手の百瀬ですが、ライト前ヒットを打たれて満塁になってしまうのでした


プレイボール第8巻のみどころ

このプレイボール第8巻ではまず4回戦の聖陵戦での終盤の攻防が1つ見どころです

これまで散々墨谷を悩ませてきた相手キャッチャーのマスク置きですが、ここでは主審がやってくれました

このプレーではキャッチャーがマスクを置いたのが偶然か意図的かでジャッジが変わってくるのですが、1試合の中で3度もこういうことがあれば普通に考えれば意図的だろうと思います

聖陵は3回戦で猛打を見せつけて勝ち上がったので、こういうプレーではなくて力強さを見せてほしかったと感じました

そういう意味で行くと続く5回戦の相手である専修館は豪打、強肩、剛速球投手とまさしく優勝候補と呼ばれるにふさわしい相手だと思わせてくれました

この強豪相手に墨谷がどんな戦いを見せるのか、次巻以降の展開が楽しみになりました


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