前回のあらすじ
翌朝屋上で塔子は安仁屋に部に戻ってくれたらキスくらいならしてあげても良いと言います。男の不器用さを笑う塔子、すると安仁屋はついに重い腰を上げ、野球部に復帰します!川藤との男の約束で、代わりにルールを完璧に覚えろと言います。誰がノックを打つかで揉めます…
安仁屋の剛速球を捕れない若菜は…
安仁屋がピッチャーとして若菜に投げると、物凄い剛速球で皆納得してしまいました。安仁屋は中学時に135キロ出しているのです。ポジションも決まり、いよいよ試合1週間前に9人揃いました
安仁屋の剛速球に加え、バッターはバットを振るため、キャッチャーの若菜は目を瞑ってしまい、ボールを捕球出来ません。若菜は荒れ、練習を切り上げてしまいます。桧山は若菜の若かりし頃のエピソードを交え、若菜がすぐ投げ出しがちなことを持ち出します。若菜はムードメーカーのため、雰囲気が悪くなります
校長は試合までに欠員が出れば良いと桧山にけしかけます。桧山は校長の失禁の件を知っています。校長は狡猾に煽り、内紛を目論んでいます
練習に現れない若菜に、川藤は逆立ちの件を引き合いに出し、声を掛けます。若菜はどうすれば目を瞑らずに捕球出来るか悩んでおり、夜部室前で特訓しています。すると桧山が現れ、若菜にタイヤを持たせ、バットを振り、バットのメーカーを当てさせるという練習をします
若菜は徐々にコツを掴んで目を瞑らなくなります!川藤は感心します
練習試合前に事前挨拶へ
川藤はノックも様になってきます。密かに練習し、ルールも急ピッチで頭に叩き込んでいるのです。ノックから643、所謂ダブルプレーも決まり、皆少しずつ上達していきます
川藤は御子柴を連れ、前日に用賀第一高校に挨拶に行きます。しかし、校長から連絡があり、試合出来ないかもしれないと言われた監督は、他の試合を決めてしまったと言います。結局1年と練習試合することになり、御子柴の昔を知る選手からバカにされますが、御子柴は負ける気がしないと変わった姿を見せます
校長のやり口に川藤は逆に練習試合を決めて来たと意気揚々です。部室前に新庄がいるため、近寄れない野球部、そこに塔子が新しく出来たユニフォームを持って来ます。新庄とわだかまりが残る関川は、新庄のユニフォームを持っていき、明日グラウンドで待っていると言います
片鱗を見せ始めるニコガク野球部!
練習試合当日、寝坊した川藤は慌てて部室へ行き、打順を考案します。きちんと適正を考えられた打順になっており、皆驚愕します。噂を聞いていた用賀第一高校の1年生選手達はおっかなびっくりです。副顧問の国松も穏便にと低姿勢です。いよいよ試合が始まります
安仁屋は自慢の剛速球で3球3振に切って取ります!結局安仁屋は3者連続3振と目立ちまくります。安仁屋は塔子に甲子園に行くと宣言していたのです。関川は髪をおったてているので、ヘルメットを被りたがりません。ルール違反になるため、川藤は髪を水で洗い、何とか打席に立たせます
ぼてぼてのピッチャーゴロを打つ関川ですが、脚がメチャクチャ速いため、セーフになります!リードを取り過ぎて牽制を食らいますが、2塁へダッシュ、完全にセーフでしたが、スライディングしなかったため、後程タッチアウトを食らってしまいます。しかし、その俊足は明らかに目立っていました
御子柴は中学時代球拾い大臣と馬鹿にされて来ましたが、キャプテンとして自信を得ました。アウトにはなりましたが、セカンドにライナー性の強い打球を放ち、その片鱗を見せつけます
続く若菜に危険球が投げられ、キレた若菜はヘルメットを叩きつけます。川藤は深呼吸をさせ、何とか事は治まります。用賀第一高校の選手は完全にビビっています。国松は選手を殴り暴言を吐き、今度は川藤がキレてしまいます
安仁屋は6者連続3振と絶好調です。ただ、ピッチャーの時以外は横になり休ませてくれと言っている点が気になります。打順が安仁屋に回って来て、中学時代の安仁屋の活躍を知る選手も、半年遊んでいたんだと鷹をくくりますが、安仁屋がホームランを打ったところでこの巻は終わります
まとめ
安仁屋の剛速球を捕れない若菜が諦めてしまったのか、去ってしまったのにはヒヤヒヤしましたね。目を瞑ってしまう癖の克服のため、桧山と特訓をし、ボールを受けられるようになります。少年時代逆立ちで30キロ歩くとテレビにも取り上げられますが、150mで諦めてしまった過去を持つ若菜、今度はその諦め癖も克服します
用賀第一高校に事前挨拶に行く川藤と御子柴ですが、校長の差し金もあり、話がまとまらなくなりかけます。何とか1年生との練習試合をまとめ、御子柴の過去を知る生徒に馬鹿にされますが、大事なのは今なのです。球拾い大臣と言われた過去も、今は立派なキャプテンです
練習試合が始まり、安仁屋は自慢の剛速球で次々に3振を取っていきます!やはり安仁屋は規格外の実力の持ち主なのです。投球以外は休ませて欲しいと横になっているのが気になりますが、野球になっています
また、1番の関川は早速その俊足を見せており、アウトにはなりましたが、これはニコガクの大きな武器となりそうです。御子柴も自信を付け、バットは振れています。若菜は相変わらずキレやすい場面を見せますが、川藤の介入で何とか事を治めます
打順が回って来た安仁屋が何と特大のホームランを放ちます!先制はニコガクか?次巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
ジャンプコミックスの良いところは、刊行当時の作者の一言が巻頭に載っているところです。人気作として有名になってから読んだという方も、刊行当時の作者の想いが分かるため、そういう意味では通常コミックスの購入をおススメします
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