「ルーキーズ」11巻の数々の熱戦と青春物語~投打に一流の江夏にも死角あり!?徐々に捕らえ始めるニコガク、反撃の狼煙!ルーキーズはダイヤの原石ばかり…!!~

前回のあらすじ

続くバッターがホームランバッターの河埜と打順がメチャクチャの中、安仁屋の速球を軽々ホームランし、安仁屋がすげえと驚きます…

超高校級の目黒川高校相手に物怖じせず!

安仁屋が相手が本物だと改めて認識し、逆に闘志が湧き上がってきます。球威が上がる安仁屋、3振をもぎ取ります。御子柴は一瞬戦意喪失しますが、正気に戻り、フライを取り損ねそうになりますが、味方の助けもあり何とかアウトを取ります

回変わって岡田は様子を見ていくと慎重でフルカウントまで持ち込みますが3振です。湯舟今岡と、完全に抑え込まれている訳ではなく、江夏の時折見せる失投を確実に捕えています

川藤好球必打という策を授け、ニコガクは守りに入りますが、やはり目黒川高校のメンバーはスター選手ばかり、全くやる気・チームプレーは見られませんが、一人一人の質が高いのです。ラフプレーで相手をイラつかせながら、塁を進めてきます

桧山はラフプレーにイラつき、意地でもタッチアウトしようと凄みますが、セーフになってしまいます。安仁屋は直球勝負を止め、ずっと隠していたカーブを披露し両チーム驚きます!緩急がついた投球術で3振を取ります

続くバッターは江夏、因縁の対決です。安仁屋は昔のことを思い出し、敢えてワインドアップまでして直球勝負をします。最早ランナーのことなど頭にありません。冷静さを欠いているようで集中している安仁屋、一度ナインに喝を入れられ、最後はカーブで江夏を打ち取ります

たった3か月のキャリアでも成長中

安仁屋は直球一本で打ち取りたかったため、イラつきますが、逆に江夏がイラつくだろうと川藤は読み、案の定江夏の球は荒れだします。関川はフォアボールで出塁しますが、キャッチャーの河埜の牽制に刺されアウトになってしまいます

この好プレイで江夏の球が戻り、御子柴は3振しますが、続く若菜はいつも安仁屋の剛速球を受けているので、速さには慣れています。改心の当たりが右中間を破り、なんとスリーベースとなります!

安仁屋はバットを短く持ち、的確に江夏の球を捕らえ、センター前に弾き返し、同点となります!続く新庄にもプレッシャーがかかる中、池辺新庄のスイングスピードの速さに舌を巻き、ホームランバッターの腕だと褒めます

新庄江夏の失投でも空振りしてしまいますが、タイミングは合っています。3球目、ついに新庄江夏のボールを捕らえます!なんと115mのライナー性の当たりを見せ、残念ながらセンター正面だったため捕球されますが、その片鱗を見せます

目黒川高校ベンチが荒れる中、ニコガクはたった3か月のキャリアしかないのに日々成長している途中なのです。河埜の高いフライの当たりで岡田が危うい場面を作りますが、何とか捕球出来、指揮も上がります。桧山湯舟の気迫の顔面プレイでアウトをもぎ取ったところでこの巻は終わります

まとめ

江夏は確かに投打共に優れた選手ですが、精神的に不安定で、また、チームメイトの助けもなく、投球が安定しません。川藤はそこに付け入る隙があると、好球必打の作戦を立てます。徐々にタイミングも合ってきたニコガク、牙城を崩せそうになります

高校野球というものはピッチャーでもバッティングがいい選手がいますので、当然安仁屋江夏の勝負の場面では闘志剥き出しのガチンコ勝負になります。安仁屋は意地でもストレートで打ち取ろうとしますが、見方を変え、密かに身に着けたカーブで3振に切って取ります

安仁屋は直球が145キロという速球派ですが、ここに大きく揺れるカーブが加わることで、投球の幅が出来、相手を混乱に陥れます。変化球一つでここまで投球の組み立てが変わるのかと勉強にもなりますね!

若菜のスリーベースも、普段から安仁屋の剛速球を受けている賜物、本当にダイヤの原石ばかりなのです。安仁屋がバットを短く持ち続き、同点となります!続く新庄はバットスイングが異様に早く、タイミングを掴めば好打が期待出来る中、なんと115mのライナーを放ちます

アウトにはなりましたが、このようにたった3か月足らずのキャリアでも、キラキラ光る原石ばかりのルーキーズ、スター軍団の目黒川高校に一歩も引けを取りません。むしろチームワークでは完全に上を行っています

江夏のボールも捕らえ始めたニコガク、逆転はあるのでしょうか?次巻もコミックスで読みましょう!!

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