前回のあらすじ
福原はマラソンランナーなので、当然追いつけません。それでも根性で追いかけ、こんこんと説得すると、なんと福原は弁護士の本を河に投げてしまいます!すると川藤が河に飛び込みます!笑ってみせろ!と川藤の本気が伝わり、福原も思い直します…
タバコを止める野球部
ソフト部との再度練習試合の条件は野球部のタバコを止めさせること、そして安仁屋の出場禁止でした。ソフト部の先発は先日の訛りの一日マネージャー、恵子ということもあり、舐めてかかると物凄い剛速球で、結果0-18とボロ負けします
安仁屋のタバコが原因で髪の毛を焦がした子がいたようで、野球部全員がタバコを止めることを誓うのでした
新庄は他の野球部と1か月のブランクがあることを気にしています。内緒で1000本ノックを始め、自分の遅れを取り戻すと根性を見せます。他の野球部もその頑張りを認めます
春の大会に出れないニコガクは、冬を越え夏にならないと公式戦がありません。その間に実力を付けていくしかないのです。7打数7三振の平塚はレギュラーの座が危ういため、授業中に今岡とバッティング練習をします
今岡が失投し、顔面に行ったボールを平塚はクリーンヒットで打ち返します!野生の防衛本能がそうさせたのではと感じた川藤は敢えて顔面に投げると、なんとホームラン級の打球を放つのです。そこで安仁屋に顔面に投げさせてみますが、塔子に見惚れた平塚は顔面にボールを食らうのでした(笑)
真弓先生と新校長・藤村
ソフト部の新任として真弓先生が神田川高校から赴任してきます。川藤とは面識もあり、川藤は苦手にしている先生です。野球部はタバコを止めたはずですが、吸い殻を見つかり、目をつけられます。しかしその吸い殻を見せられた安仁屋は、女が吸うようなメンソールで、野球部ではないと言います
持ち物検査をしてみますが、野球部はきっぱりタバコを止めており、出て来ません。逆に安仁屋が見かけていたソフト部の部員がタバコを所持していたことが分かり、真弓は涙し叩きます
新任の校長は神田川高校の元教頭、藤村と分かり、川藤は驚愕します。この二人が特に苦手だった川藤、すると昨日のソフト部員の母親(PTAの副会長)が娘が体罰を受けたと乗り込んできます
仲裁に入った川藤が眼鏡をチョキで突いてしまいます(伊達眼鏡だったのです…)。藤村と真弓は親類だったことが明かされます。教頭含め4人で謝りに行き、事は治まります
ニコガクを出場停止に追い込んだ男・江夏登場!
御子柴は野球の雑誌で神奈川の野球部2校が喧嘩で半年間の出場停止を食らった件を話しています。前科がある野球部、期末前なのに自主練に励む等熱心です。出遅れた桧山がバッティングセンターで汗を流していると、他校生徒から因縁をつけられます
その親玉が、以前ニコガクを半年間の出場停止に追い込み、自身は野球がやりたいがために転校していた江夏だったのです!桧山は意地でも手を出さずにいますが、江夏は野球の実力もあり、完全に桧山のことを舐めています
桧山が手を出せないのをいい事に、ボールを投げようとする江夏を川藤が寸でのところで止めます!目黒川高校の生徒だと確信した川藤は、乱闘になる前に、試合でケリをつけようと申し込みます!意地でも手を出さなかった桧山を川藤が褒めたところでこの巻は終わります
まとめ
野球を通じてどんどん成長していく野球部員。不良の巣窟と言われて来た彼らも、見違える程更生していきます。体力的な問題がタバコが原因なのでは?と悟った部員はきっぱりタバコを止めます
後日タバコをまだ吸っているのではと誤解されますが、やはりなかなか変わったということをすぐに理解はして貰えません。日頃の行いを正して、変わったと認知されるには、やはり長い時間が掛かるということを暗に示唆するような場面です
川藤が苦手とする真弓が赴任してきますが、ソフト部の喫煙問題に直面し、ひと悶着あります。事は治まりますが、真っ先に疑われた野球部、やはり一度大きな過ちを犯すと、なかなかその影からは逃げられないという訓示のようです
そんな中、出場停止事件の主犯と言える江夏が登場します!彼は自分は野球がしたいからと転校してしまっていたのです。実力はあるようですが、とても高校球児としてあるべき姿ではない目黒川高校の面々に、川藤は試合でケリをつけようと言ってのけます!
手を出さなかった桧山も素晴らしいですが、生まれ変わった野球部が、因縁の相手と野球でケリをつけるとは、川藤らしいです
目黒川高校とはどんな高校なのでしょうか?ヤンキー野球部同士の対決となるのか?次巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
前回おまけでお話したルーキーズの映画版はノベライズ化もされています。映画を思い出しながら、文章で振り返ってみるのも楽しいですよ
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