「ルーキーズ」10巻の数々の熱戦と青春物語~新たな頭脳・池辺マニュアルで戦力値飛躍的向上!因縁の目黒川高校戦では序盤満塁のチャンスも3者連続3振…江夏の性悪と、河埜のホームラン~

前回のあらすじ

桧山が手を出せないのをいい事に、ボールを投げようとする江夏川藤が寸でのところで止めます!目黒川高校の生徒だと確信した川藤は、乱闘になる前に、試合でケリをつけようと申し込みます!意地でも手を出さなかった桧山川藤が褒めます…

池辺マニュアルで戦力値アップ!

因縁の江夏率いる目黒川高校との試合を決める川藤、野球部を屋上に呼び出し、教頭池辺が野球部の部長になったことを伝えます。池辺は秘伝のマニュアル書を全員に渡し、更なる戦力アップを目論みます

喧嘩で鍛え上げられた元々逞しい身体つきも、合理的な練習で更なる逞しさを増していきます

目黒川高校は不良も多いものの野球の名門で、秋季大会でベスト16に入るくらいです。池辺の的確で合理的な指導の下、実力を上げていくニコガク野球部、ユニフォームも川藤が洗濯しアイロンをかけてくれています(相変わらず平塚の背番号は逆に張られています…

今岡をリリーフとして本格的に投球練習させる等、戦力の底上げを図ります。川藤もマスクを被り、キャッチャーとして手薄な陣容の手助けをします(捕球は下手です

目黒川戦のスタメンも発表され、平塚は外されますが、ホームランバッターとして秘密兵器ということで代打での活躍を期待されます。荒々しい彼らなりのチームワークを見せつけ、いよいよ試合に臨みます

因縁の目黒川高校戦へ…

目黒川高校のチームワークは最悪です。監督は放任主義で、1年生は自分達でスタメンを考えます。前日川藤は練習の視察に行き、その実力に目を見張ります。監督の沢村は隠すことなく、心置きなく見て行って良いと大らかです

当日、目黒川高校のスタメンを聞き、御子柴は戦慄します。全て中学時代名の通った連中ばかりなのです。一触即発の校内でも、ニコガク野球部は動じていません。塔子は男子校に一人女子なので目立って目を付けられてしまいますが、新庄始め全くビビッていないため、堂々と入場出来ます

恵まれた野球環境にある目黒川高校、早くも前哨戦でタバスコ入りドリンクを飲んでしまう平塚安仁屋がお返しにベンチに剛速球を投げ入れます

試合前の整列ではお互いをカス呼ばわりし荒れますが、川藤の介入で事なきを得ます。トップバッターの関川はいきなりデットボールを食らいますが、お返しとばかりに盗塁で進塁します。御子柴は池辺マニュアルを読み倒し、確実なバントを身に付け、ノーアウト1・3塁とします

続く若菜を敬遠し、なんと満塁で安仁屋を迎えます!しかし江夏はわざとこの場面を演出し、3振に切って取ることでニコガクを歓喜の絶頂から絶望の淵に追いやろうとしています。江夏はここから本気の投球でなんと安仁屋を3球3振にしてしまいます

打順はメチャクチャでも実力は本物

江夏の好投で3者連続3振となりましたが、川藤はその前の攻撃を褒め、努力は必ず実ると檄を飛ばします。若菜が捕り損ねますがファールの打球に好反応します。安仁屋の剛速球が光る中、バックもそれに応え、新庄がサードで好守備を見せます

続くバッターがホームランバッターの河埜と打順がメチャクチャの中、安仁屋の速球を軽々ホームランし、安仁屋がすげえと驚いたところでこの巻は終わります

まとめ

今まで川藤という熱血漢の元本能的に動いてきたニコガク野球部でしたが、野球経験者の池辺を部長に招き、頭脳を手に入れます。より合理的かつ的確な動きの載った池辺マニュアルで知識を身に着け、飛躍的に実力を上げていきます

今岡をリリーフピッチャーとして育て、平塚は秘密兵器として隠し、陣容も整ってきました。川藤の常にポジティブな姿勢にも感化され、良い精神状態で目黒川高校との試合に臨めます

目黒川高校の監督の沢村は放任主義のようで、生徒たちの自主性に任せているようですが、何か意図もあるようです。基本的に不良ばかりですが、中学時代名の通った選手ばかりで御子柴は戦慄します。しかしチームワークがなく、てんでバラバラの目黒川高校、試合になるのでしょうか?

早くも1回に満塁というチャンスを作ったニコガクですが、敢えてそういった展開を意図的に作った江夏は、3者連続3振に切って取り格の違いを見せつけます。更にその裏の攻撃では河埜がソロホームランを放ちます!選手としての態度は置いておいて、実力は折り紙付きです

この個性豊かな実力派集団・目黒川高校相手にどう対処していくのか、川藤の采配と、安仁屋の好投が期待されます。いよいよ野球漫画らしくなってきました、次巻もコミックスで読みましょう!!

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