2巻のあらすじ
喧嘩代行人 斬馬刀の斬左こと相楽左之助と決闘もついには大詰め
人斬りと不殺の流浪人の間で揺れ動く心と信念
異常なまでの打たれ強さで剣心の技を何度くらっても立ち上がる左之助
彼の過去と維新志士への執念が明らかになり、剣心と和解
そして仲間がまた1人増えました
そんなある日、剣心に政・財・官界で活躍する元維新志士を狙い、切り殺す“黒笠”なる凶賊の討伐依頼が舞い込みます
剣心と左之助は殺害予告が出された大物のもとへ“黒笠”こと鵜堂刃衛と対します
なんとか大物を守り切ったものの、今度は剣心が標的に
河原で刃衛を待つ剣心だが、そこへ薫が現れ、必ず帰ってくると約束する剣心と薫
しかし、その時、刃衛が薫をさらい、怒った剣心とギリギリの一線で殺し合う元人斬りと現人斬りの薫を助ける為に今1度人斬りに戻る決意をする剣心
不殺と薫と人斬りの自分
揺れる心と2人の人斬りの激闘の始まりです
熱いシーン 其一 剣心vs左之助 終焉
剣心との戦いで一度は桁違いの強さから負けを覚悟した左之助
しかし、そこで尊敬する相楽総三と赤報隊だった過去を思い、邪魔になった赤報隊に偽官軍の汚名を着せ、切り捨て、相楽総三を斬首した、悪の一文字を背負わせ自分達は、正義ヅラしている維新志士には絶対に負けないと前以上の闘気で再び立ち上がり、剣心もその思いを受けて渾身の一撃
しかし倒れない左之助
四民平等を言いながら欲に溺れ自分たちはふんぞり返り、偽りの新時代をでっち上げ、満足している維新志士に対する怒りが彼を支えています
しかし、剣心に、まだ維新は終わっていない、形だけの新時代、明治は出来たが、人々は弱者が虐げられる古い時代の中に居る、だから拙者は及ばずながら逆刃刀で力になる それが人斬りの償いになる、と思っていると諭され剣心が他の志士と違い本当の新時代を夢に今なお戦い続けている男だと分かり、ついに完全に負けを認めて倒れます
その後、左之助は喧嘩屋もやめ剣心の心強い仲間となります
熱いシーン 其二 剣心・左之助vs黒笠刃衛
元維新志士の大物を狙って殺害を楽しむ凶賊討伐を依頼された剣心は、昔馴染みで、今回の標的 谷十三郎の屋敷へ左之助も一緒についてきます
凶賊黒笠の正体は二階堂平方、心の一方を極めた剣の達人‘浮浪人斬り’鵜堂刃衛でした
彼は最初、新選組の隊士として京都に現れましたが不要な殺人を繰り返し、隊内で粛清されそうになりましたが、返り討って逃走
数ヵ月後には維新側の人斬りとして登場
人を斬りたい、という欲望だけで動く危険人物なのです
心の一方(気合と気合の勝負、負けたら体が動かなくなる、睨み付けられて萎縮する感じですね)で次々に護衛を倒して行く刃衛
しかし、そこに剣心が止めに入り、左之助も自力で心の一方を破り、谷を守ります
剣心の正体を知り、標的を剣心に変えて刃衛は屋敷を後にしました
熱いシーン其の三 剣心vs刃衛 月下の終焉
剣心を標的にした刃衛は剣心を昔の人斬り抜刀斎へ戻してからギリギリの殺し合いをするため薫を人質にします
森の中で戦う2人、普段は‘拙者’という剣心が‘俺’と言い、幕末の頃の言葉遣いと目つきで抜刀斎へと戻りつつある剣心
刃衛はまだまだ完全に戻そうと薫へ肺機能まで麻痺するほど強く心の一方をかけ、もって2分
剣心を完全に抜刀斎へ戻します
抜刀斎になった剣心に対して刃衛も自分に心の一方をかける
自己暗示で強化、いざ勝負
剣心の抜刀術を交わし勝ちを確信する刃衛
しかしそこへ、すかさず 二段抜刀術、二撃目をくらい刃衛は負けます
薫を助けるには刃衛を殺すしかないと逆刃刀を返してトドメを刺そうとした時、薫は自力で術を解き、剣心を止めます
正気に戻り、流浪人になった剣心、刃衛は自分から自分を利し『人斬りは所詮死ぬまで人斬り、他の物には決してなれない』と言って亡くなります
剣心はその言葉を受け、不殺の流浪人への決意を新たにします
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